■D,侯爵の『RADIO R'lyeh』、第弐佰四拾壱夜■
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今宵の永遠に付き合う皆様、どうぞよろしく…


□ 今夜紹介する楽曲 □


007/ゴールド・フィンガー/井上宗孝とシャープ・ファイブ
007のテーマ/ザ・スペイスメン
サンダーバード/ザ・スペイスメン
バットマン/ジャニーズ
ビート・トレイン/ザ・ジャガーズ
おまえに夢中さ/ザ・カーナビーツ
まぼろしのシェラザード/アイドルス





007/ゴールド・フィンガー/井上宗孝とシャープ・ファイブ

1965年のアルバム『フォ・ナイス・ガイ』から
このアルバムは
当代人気俳優(アラン・ドロン
スティーヴ・マックイーン・
ショーン・コネリー
ジャン・ポール・ベルモンド)
の各種映画の音楽をエレキ・インスト化
したもので

とくに
スリルとサスペンスと
一抹の虚しさを感じさせるエレキの音色は
スパイ映画との
愛称は抜群だ

シャープ・ファイヴお得意の
スパイ・ムーヴィーもの

オルガンの音がまだ
電気オルガンみたいで
その存在感を発揮できていない
まだ頭角を現してない
そんな感じですが

だがシャープ・ファイヴの
サウンドはすでにこの頃
確立されていたと言える




□007のテーマ/ザ・スペイスメン

今でも変わらぬ
人気を誇る
英国製スパイ映画
『007』シリーズ

日本ではシャープファイヴが
この手のスパイものの演奏を
得意としていたことは

先ほどお聴き頂いた通りだが

ビクターのスペイスメンも
けして負けてはいなかった

スペイスメンはアルバム
『センセーショナル・サウンド・オブ・スクリーン・ミュージック
--アンダーグラウンド・ディスクNo.1--』

のなかで
『007は二度死ぬ』
『007カジノロワイヤル』
などを取り上げている

お聴き頂いたのは

EP『若いダンス・パーティⅣ』
に収録されているナンバー

肝心のエレキの音が
冴えないのが残念ではありますが



サンダーバード/ザ・スペイスメン


英国のSF人形劇
ユナイト映画『サンダーバード』のテーマ
ビクターのエレキ・バンド
スペイスメンによる演奏です

この曲が収録されている
スペイスメンの
アルバムタイトルは
『センセーショナル・サウンド・オブ・スクリーン・ミュージック
ーーアンダーグラウンド・ディスクNo.1』

と言いますが
フォークルによって巻き起こった
”アングラ”ブームの以前に

すでに”アンダーグラウンド”という
言葉が使われていることに使われていることに
驚かされる

約15枚にもおよぶ
インストのアルバムをリリースし、
ビクター系歌手の歌伴も
よくこなしていた
スペイスメンは
とうじ、
エレキブ・ブームを
陰で支えたグループ

管楽器 二本を導入した編成など
英国のサウンド・イン コーポ レイテッド
を思わせるものがあります


バットマン/ ジャニーズ+ジャッキー吉川とブルー・コメッツ


ジャニーズ事務所から
最初にデヴューを飾った
アイドルグループ

あおい輝彦(水戸黄門の三代目助さん)ら
を排出した
元祖ジャニーズのシングル。

演奏はジャッキー吉川とブルー・コメッツ

1966-67年 米国20フォックスの
テレビ映画『怪鳥人間バットマン』
(通称「アダム・ウエスト版バットマン」)
の主題歌の日本語版

日本でも人気のあった
テレビドラマで、
フジテレビで放映されていた
その時の日本語版主題歌となったのが
ジャニーズのヴァージョンだった。

(僕の大好きな
広川太一郎が
バットマンの声をやっていた)

(キャットウーマンが
メチャクチャ可愛い
「アダム・ウエスト版バットマン」
個人的にはロビンが
変な薬で洗脳されて
バットマンを裏切る
話が好きなんですが)


この曲は数多くの
カヴァーバージョンが
作られた名曲ですね
ベンチャーズの
ヴァージョンとかが有名ですが
ブルー・コメッツの演奏は
得意のフルートから
ラテンっぽさをだしておいての
ジャズっぽい仕上がりで
よりかっこいいと思います。

1966年頃のブルコメの
ジャジー感は

ズート・マネーや
ジョージ・フェイム
といった
モダンジャズに傾倒していた
モッズ第一世代に
通じるにおいがあった


ビート・トレイン/ザ・ジャガーズ(1968/6


デヴュー・シングル
「君に会いたい」のB面

スウィンギン・ロンドン的な感覚は
デヴュー前にすでに
エレキもヴォーカルもこなす
「リヴァプール・サウンド」スタイルを
完成させていたジャガーズならでは

『オースティン・パワーズ』を
彷彿させるジャガーズの主演映画
松竹68年3月30日の封切り
『進め!ジャガーズ敵前上陸』

横浜ドリームランドや、大町温泉スキー場で
ジャガーズがスパイ団に
付けねらわれるシーンの
BGMとして、この曲が
効果的に使われている




おまえに夢中さ/ザ・カーナビーツ

67年9月にリリースされた
2枚目のシングル
「恋をしようよジェニー」のB面

後にジャックスもカヴァーした傑作ですが

原曲はなぜか
カナダのマイナーバンド
ザ・グレイト・スコッツが
65年にリリースした
『Give Me Lovin'』のカヴァーで

カーナビーツの名付け親であり、
ミュージック・ライフ編集長だった
星加ルミ子のすすめによって

和訳を担当した臼井がエネルギッシュに歌っている


グレイト・スコッツは
ニュー・スコットランドを意味する
ノバスコシア出身である事が
バンド名の由来で
それに合わせてスカートのような
スコティッシュ・キルトを
ユニフォームにしている
(そういうパフォーマンスがカナダでもあったことに驚くが)
ザ・クーガーズみたいな
連中だったが
奇抜なファッションも虚しく
売れる事はなかった。
そんなカナダでも無名のバンドの
この曲をカヴァーしていることは
海外のガレージマニアを
驚かせているようです。

どうもそのあたりは

ミュージック・ライフ編集長だった
星加ルミ子のすすめによるもので
彼女がカーナビーツにとって
音楽的アドバイザーとして
大きな存在であったことが
半世紀たった現在になって
やっと気がつかされている
気がします






まぼろしのシェラザード/アイドルス


1968リリースの
「太陽よ燃えろ」のB面ですね
「まぼろしのシェラザード」

このバンドとしては
最もGS色の濃い
作品でミステリアスで
チープなオルガンや
単音のギターが味わい深い名曲。







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□ 今夜紹介する楽曲 □



YOUNG GUY IN RIO-「リオの若大将」劇伴/服部克久より
欲ばりな恋/ザ・モージョ
女の子/ザ・デビィーズ
真夏の夜の動物園/ザ・ダイナマイツ
青いジャングル/荒木一郎
ドッグ・オブ・ザ・ベイ/ザ・ボルテージ
サニー/ザ・スパイダース





YOUNG GUY IN RIO-「リオの若大将」劇伴/服部克久より


1968年の7月封切りだった東宝映画『リオの若大将』

近年、インターネット喫茶
というものが出現して久しいが

複写機が発明された
60年代ではコピー喫茶という
ものがあったらしい

そのコピー喫茶に
若大将加山雄三と田中邦衛演じる青大将
の二人が出向き
ノートをコピーしてもらっている
あいだに流れるBGMがこれである

演奏者不明だが
この直前に加山が
ランチャーズをバックに
オルガンを弾くシーンがあり
その音に酷似している事から

このオルガンも案外
加山が弾いているのかもしれない


欲ばりな恋/ザ・モージョ


ザ・モージョの
唯一のシングル
『欲ばりな恋』


弘田三枝子の
バックバンドとして
活動していたグループ、
”渡辺明とリズム&ブルーセス”
のキーボード奏者だった
本田竹彦が67年に結成した
グループで

69年2月に発表されたデヴュー曲
GSに御法度の
管楽器を鮮やかに導入。

イントロから
バランス良く
構成されている

ブラスとオルガンが
印象的なファンク歌謡で

ブラス・ロックの先駆的作品かも。

ギターのシャープなカッティングと
本田竹彦のスリリングな
オルガン・プレイが
聴けたんじゃないかと思います

レコード自体の希少価値も
高く、”カルトGS”を
象徴する一曲と言える。

頻繁に
メンバーチェンジの
あったグループで

頭脳警察のパンタが
ごく短期間のみ在籍
していた事もあった。


女の子/ザ・デビィーズ



こちらも北海道のGS

デビィー中野という
黒人音楽好きの人物がマネージャーになって
67年6月に結成された

「女の子」

69年5月30日に録音された
まま、お蔵入りしていた
ものが
2001年になって
発掘され
CD化したもの



「真夏の夜の動物園」/ザ・ダイナマイツ(1968.6

リリース三枚目のシングルのA面
「ぎゃおー」という
動物の擬声で始まる
(一連の動物の擬声は
ベースの吉田の仕業)
これぞジャングル・ビートといった名曲

このすばらしい曲も
売れなかった曲ですね。

当時全く話題にならなかった

このシングルの頃は
もうダイナマイツも
活動の場を
都内のジャズ喫茶中心
になってましたからね


ザ・ダイナマイツ
デヴュー当時はプロモーションとして
日劇の荒木一郎ショーにも
連日出演などしておりまして
非常にパワーがあって
まあレコードも
シングル5枚とアルバム一枚出してますが

商業的な成功はなかったんですね、
やっぱりGS衰退の波に勝てなかった。
69年にこれから本格的に
アルバム制作していこう
というところで、
メンバーの音楽性の不一致みたいな
お決まりのパターンでももって解散した。


青いジャングル/荒木一郎



66年のデヴュー曲「空に星があるように」(日本レコード大賞新人賞)
「今夜は踊ろう」「愛しのマックス」などのミリオンセラーヒット曲を連発した

俳優であり
シンガーソングライター
、歌手であり
音楽プロデューサー、
小説家、
カードマジック研究家、
マジック評論家
といういくつもの顔を持つ

荒木一郎の
1971/5リリースの
異色傑作アルバム
『荒木一郎の世界』から

青いジャングル/

ビートルズへのオマージュ
であることを包括した、
クールなアートロック。




ドッグ・オブ・ザ・ベイ/ザ・ボルテージ


ボルテイジの事務所、
富士音楽企画の社長
木村信夫氏

がもっと外国にも
対抗できるような本格的な
R&Bバンドを作ろうとして
見つけてきたのが
ボルテイジというわけだが

GSによるR&Bカヴァーの
理想型を見ることのできる
1968年8月に出した
ボルテイジ唯一のアルバム
『R&Bビッグヒット』に
収録されている

ドッグ・オブ・ザ・ベイ


1968年に世界中で大ヒットした
オーティス・レディングの
ナンバーのカヴァー


オーティス・レディングは
アトランティック・レーベルを
代表する黒人歌手ですが

さすが、
ステージでの
レパートリーは
もっぱら黒人の
ソウル音楽オンリーで
白いのは一切やらなかった
本格派 ボルテイジ


素晴らしいアルバムですが
本人達からすれば
このアルバムは
出来の方は思わしくなかった
ステージの方がはるかに良かった
と本人達もいうほど。




サニー/ザ・スパイダース

1968年3月15日にリリースされた
『スパイダースNo.5』収録曲


当時、日本のGSが
盛んに取り上げていた
ボビー・ヘブのヒットナンバー

何かにつけて
マチャアキが歌ってた
十八番中の十八番ナンバー


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□ 今夜紹介する楽曲 □

ラ・ラ・ラ/木ノ実ナナ
ラ・ラ・ラ/ザ・ヴァン・ドッグズ
太陽に叫ぼう/寺内タケシとブルージーンズ
悪魔のベイビー/ザ・クラックナッツ
朝まで待てない/ザ・モップス
ワンス・アゲイン/ザ・ラヴ
ふたりのシーズン/ブルー・シャルム




ラ・ラ・ラ/木ノ実ナナ


女優として知られる
木の実ナナだが
60年代はビートガールとして
「ミニミニ・ロック」
などの多くのリリース作品を残している

1961年、城西高校に入学
した夏に友達が渡辺プロの
ロックコンテストを受けるというので
ジャズ喫茶までついて
いったところ
楽しそうな雰囲気に
つれられて
自分も飛び入りで
これ一曲しか知らなかった
という「カラーに口紅」
を歌ったところ
じつに良くあるパターンなんですが
彼女は審査を通過
友達はおっこった。

その勢いのまま
本決戦は一位入賞となって
渡辺プロ入り。
芸名の

木の実ナナ

は着の身着のまま
オーディション受けて
ラッキーセブンということで


□ラ・ラ・ラ/ザ・ヴァン・ドッグズ

1967年12月リリースされたLP
『花のサンフランシスコ<ポピュラーヒッツ’67>』

A面の2曲目に収録された


クラレンス・ポールの曲で
1962年の作品だった

日本では
ザ・シャムロックスが
歌って有名になったが

スティービー・ワンダーや
クリフ・リチャードなどが
「ラ・ラ・ラ・ラ・ラ」
というタイトルでこの歌を
歌っている

単調なメロディであるにも
かかわらず

メンバーのアレンジによって
面白い仕上がり

このアルバムは
オルガンを中心に据えた
ナンバーが多かった

オルガンを重視するのは
ヴァンドックスの伝統といえる



太陽に叫ぼう/寺内タケシとブルージーンズ 1969.6

バニーズの教育を終えた
寺内タケシはソロで活動し
「エレキギターのすべて」など
発表しておりましたが

やはり、
ブルージーンズ再興の思いがあって
69年「石橋志郎とストーンズ」の
二人とジョー水木、ルイ高橋を加えて
再結成に踏み切ったのでありました。

再編されたブルージーンズの
第一弾シングル「太陽に叫ぼう」
寺内タケシの
ジミヘン風ギターをバックに
ルイ高橋がソウルフルに歌い上げる、
ニューリズム
「ファンキー&ウォーク」を
取り入れたというR&B


ルイ高橋時代の音源は人気が高いようです。


悪魔のベイビー/ザ・クラックナッツ


67年に来日した
デ・スーナーズが
話題を呼んだために
当時日本には20グループ以上の
フィリピン・バンドが
活動していたと
言われています。

ザ・クラックナッツも
そのひとつで
横浜のMUGENなど
ゴーゴー・クラブで
活動していた
寺内企画所属の
フィリピン・バンド。

寺内企画には
「アマゾンズ」なる
女性だけのフィリピン・バンド
も存在していた。

寺内企画所属という
事もあり
67年秋にバニーズが
ヒットさせた
曲をそのままカヴァーさせられ
69年8/25に発売された
唯一のシングルのA面

ファズを使っていない
こと以外に独自性もなく
プロモーションらしいものは
なにもなく、全く世間に
知られずに終わってしまった。

ヴォーカルの
ローランド・メナの
フィリピンなまりの声が
印象的であります



朝まで待てない/ザ・モップス

薄めのファズ使用で
サイケ度はそれほどでも
ありませんが、何を隠そう
これが阿久悠の出世作となります

内発性があろうがなかろうが
モップスが
サイケデリック・ミュージックを
標榜して登場してきた
日本最初のバンドであることは
事実である

1966年、埼玉で
結成されたこのバンドは
当初は
ヴェンチャーズ・ナンバー
などをレパートリーとする
エレキインスト・バンドに
過ぎなかった

そこに鈴木ヒロミツの
加入によって
ヴォーカルにも
取り組むようになり
やがて
埼玉や都内のディスコテーク
ゴーゴー喫茶などで
活動を始め
67年には
GSブームを見越した
ホリプロと契約を結んだ。

GS戦国時代に突入する
67年、秋の
レコードデヴューに際し
なんとか他のバンドと
区別化を計ろうと策が
ねられた結果、
日本最初のサイケデリック・グループ
として売り出されることになった。

これは
事務所の社長、堀 威夫の
アイデアで
彼はちょうど、その年の
夏に訪れたサンフランシスコで
フラワー・ムーブメントを
目の当たりにし、
「次の時代はこれだ」
と直感していた。

ジェファーソン・エアプレインなどの
レコードを聴かされた
モップスは
これなら自分たちの
カラーともマッチすると
乗り気になったのであった。

67年11月デヴュー盤
「朝まで待てない」が
ビクターからリリースされた。


奇抜な衣装をまとい、
目隠しをして歌ったり
ドラムが真横を向いて演奏したり
プレスを呼んで
「LSDパーティー」と
銘打って、
当時、バナナの皮を乾燥させて
それに火をつけて煙を吸うと
似たような感覚を味わえる
というオカルトがあって
それを
関係者各位に

「こんなもんだよ」
なんて言って
かがしたりなんかして
そんなパーティ

開いたりと
サイケデリック・イメージの
演出につとめた結果
この曲は
オリコン38位までいった



ワンス・アゲイン/ザ・ラヴ

実力派GSアウト・キャストで

ヘヴィなファズが
先導するビート・ナンバー
「レッツゴ・ーオン・ザ・ビーチ」や

数多くのGSのオリジナル曲の
中でも”ガレージ”と呼ぶにふさわしい
「電話でいいから」等の

名曲を作詞作曲しつつ

67年夏、コレからというときに

アウト・キャストを
脱退した藤田浩一が
68年に結成したグループが

ザ・ラヴ


越路吹雪と競作になった
「イカルスの星」で
東芝エキスプレスからデヴュー

この「イカルスの星」の
B面が「ワンス・アゲイン」で
藤田浩一のオリジナルナンバー
ファズをフィーチャーした
ポップ・ナンバーで
一度、フェードアウトして
またインしてくるという
凝ったエンディングが聴きもの

A面の「イカルスの星」も会心の出来で
初期の東芝エキスプレスの
中でも傑出した良い曲だったが

何故かヒットせず
埋もれて島阿多

彼らのパワー・ポップ性
はもっと評価されるべき

なお、藤田浩一は
のちに、トライアングル・プロの
社長として再浮上し
菊池桃子で大ブレイク

80年代のある時期、
すべてのGS出身OBのなかで
もっとも成功を収めていたと
言っても過言ではないだろう




ふたりのシーズン/ブルー・シャルム

作曲家、馬飼野康二(マカイノコウジ)
が在籍していたことで
知られるグループ


1968年結成
六本木のクラブで
演奏していたところを
西郷輝彦に
見出され

CBS・ソニーと契約
69年1月に
「抱きしめたくて」
でデヴューした

お聞きいただいたのは
1969年8月立て続けに
二枚リリースした分の
三枚目のシングルのA面

「ふたりのシーズン」
Zombies解散後の
まさかの大ヒット曲
" Time of The Season "
のカヴァー

馬飼野康二(マカイノコウジ)
のハモンド・オルガンが聞ける


当初は
「ムード歌謡のヤンググループ」
というキャッチフレーズで
全くのムードコーラス
グループとして
売り出されたものだった。

しかし、
その後は本来の路線に
転じ、69年に出した
シングルのA面は
いずれもGS調のものだった

メンバー・チェンジを
重ねながら
GSブームが去った70年代
に入ってからも
しばらく活動を続けたグループ






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帰っておくれ/ザ・プレイボーイズ
割れた地球/Tiger
Cry Cry Cry/Edwards
涙のハート/エミー・ジャクソン
ブーケをそえて/ザ・ダーツ
ナンシー・アイ・ラブ/ザ・ボルテージ
怒りの鐘を鳴らせ/ザ・タイガース


帰っておくれ/ザ・プレイボーイ

67年3月にリリースされた
彼らのデヴュー曲で
50年代ロックンロールの
クールな雰囲気を持つ逸品

小田原相洋高校時代の同級生を
中心に結成された
小田原のバンドで
ビーチ・ボーイズや
ビートルズ、
さらにlgの皆木英利の
オリジナルを
レパートリーとして
平塚のジャズ喫茶などで
活躍していた

67年にクラウンからでた
最初の二枚のシングル
「帰っておくれ」と
「シュビデビで行こう」
あたりは
50年代ロカビリーの
スピリットを
無意識に受け継いだような
ピュアなガレージ・ロックンロール
だったが

68年には皆木を残して
大きくメンバーチェンジ
残念ながらMORの
ポピュラーソングを
歌うグループに
スタイルを変えてしまい
それから出た
三枚のシングルに
特にみるべきものは
無かった



割れた地球/Tiger

タイガースが68年に
リリースしたトータル・アルバム
『ヒューマン・ルネッサンス』より
このアルバムは、
「ポンペイ最後の日」
からモチーフを得た
コンセプト・アルバムで

GSと管弦楽の融合という
すぎやまこういちらの
意図が一応の成功を
見たアルバム

GS=不良=低い音楽性
という世評に反発するかのように
大げさなほどの
格調の高さと芸術性を
打ち出している

全体的にオーケストラを
導入したクラシック・ロックの
おもむきが強く
まるでオペラのような
アルバムだった

しかし
そんななかで

この曲に関しては
ジミ・ヘンドリックスの
影響を強く感じさせる
ニュー・ロック調の
ギターをフューチャーしており
ジュリーの甘めの
ボーカルとのコントラストが
非常に面白い。


クライ・クライ・クライ/ジ・エドワーズ


筒美京平のキャッチーなメロディと
ファズの効いた演奏と
狂おしい歌のバランスが
うまくとれたGSサウンド

レコーディング当日に
ヴォーカルの興石(こしいし)秀之が
風邪のため声が出ず、
代わりにオルガンの麻紀タケシが
歌っている。





涙のハート/エミー・ジャクソン 1965


日本オリジナルの英語曲
作品を
洋楽レーベルから
リリースすることで

あたかも外国人歌手が
海外でレコーディング
したかのように見せるという


「和製ポップス」戦略で


70万枚の大ヒットを
記録した「涙の太陽」で
デヴューしたエミージャクソン

1965年8月リリースの
二枚目のシングル
『夢見るマイ・ボーイ』のB面



ブーケをそえて/ザ・ダーツ


『帰ってきたヨッパライ』に
続くアングラ・ソングとして
オリコンチャート第二位の
大ヒットをきろくした
『ケメ子の歌』のB面で

マイナー調の
暗めなフォーク・ロック・ナンバー

まあ、ダーツの本領は
アングラソングではなく
こちらだったのだろう。

ケメ子が注目を集めなければ
この路線で行けたかもしれない

ちなみに
このバンドも12弦ギターを愛用していた。

元々、ワイルド・ワンズの
影響でヴォーカルにも手を出すようになった
グループである。



ナンシー・アイ・ラブ/ザ・ボルテージ


1968年11月に
ボルテイジの事務所、
富士音楽企画の社長
木村信夫氏がもっと
外国にも
対抗できるような本格的な
R&Bバンドを作ろうとして
見つけてきたのが
ボルテイジというわけだが



ナンシー・アイ・ラブ

2枚目のシングルのB面
青春歌謡なのかR&Bバラード
なのかよくわからない曲で
橘のソロ

オリジナルでは
なぜかオーケストラを
導入した歌謡バラードに
なってしまうザ・ボルテージだが

ステージでの
レパートリーは
もっぱら黒人の
ソウル音楽オンリーで
白いのは一切やらなかった
ボルテイジ

当時のGSは
レコードでこの程度だから
ステージはさぞかし
酷かったろうと、
思われがちだが、
レコードよりも
ステージの方が何倍も
スゴいバンドがたくさんあった

ボルテイジなどはその典型



次A級GS

怒りの鐘を鳴らせ/ザ・タイガース

13枚目のヒットシングル
『都会』のB面

教会の鐘
クラシカルなオルガン
神秘的なコーラス

宗教音楽的な
サウンドをバックに
ジュリーの
熱い歌声が
響く

作曲は
ザ・ハプニング・フォーの
クニ河内

ザ・ハプニング・フォーは
タイガースの前座を
務める事も多く

クニ河内が
タイガースのサポートで
キーボード弾いたこともある。

とにかく、70年代後半の
ブログレッシブ・ロック臭を
強く漂わせる曲ですが

1970年3月のリリース

数あるタイガースのナンバー
のなかでも
完全に時代を先に
いっていったナンバー

GSが持っていた
音楽に対する
感覚の鋭さを
感じないではいられない
んじゃないでしょうか。







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# by marquis_de_d | 2017-04-30 21:00 | RADIO R'lyeh
■D,侯爵の『RADIO R'lyeh』、第弐佰参拾七夜■
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こんやもラジオルルイエ
今宵の永遠に付き合う皆様、どうぞよろしく…


□ 今夜紹介する楽曲 □

傷だらけの天使/井上堯之バンド
リリー/ザ・ルート・ファイヴ
淋しいジェニー/4・9・1
MISS YOU MISS YOU-「逢いたくて逢いたくて」劇伴/宮川 泰より
愛のメモリー/ザ・フローラル
ザット・ウィル・ドゥ/フード・ブレイン


傷だらけの天使/井上堯之バンド

1974年放映された
名作ドラマ「傷だらけの天使」
のオープニングテーマ曲

日本テレビ「傷だらけの天使」オリジナルサウンドトラック主題歌集より
「傷だらけの天使」井上堯之バンド

1971年4月に
ザ・スパイダーズ
ザ・タイガース
ザ・テンプターズ
の元メンバーで結成された
ロックバンド「PYG」から
発展したバンドで

『太陽にほえろ!』
『傷だらけの天使』
『悪魔のようなあいつ』
『寺内貫太郎一家』
『前略おふくろ様』
『太陽を盗んだ男』など

1970年代を代表する
ドラマ・映画作品のサントラの数々を
担当した井上堯之バンド
テレビ・映画をとおして
世の中の人々の記憶に
しっかりと音楽とメロディを
刻み込んだのは
70年代のテレビ時代に呼応して
いち早く新しいスタイルを
確立した結果といえる


井上堯之バンドといえば
初期の代表曲
ドラマ「太陽にほえろ!」
『太陽にほえろ!メインテーマ』
ですが、
僕個人的趣味としては
やはり、ここは
「傷だらけの天使」と行きたいわけで

このオシャレなイントロを
当時のギターキッズは
何度も練習した
もので
そういう人は
少なからず
いたはず。



リリー/ザ・ルート・ファイヴ

アングラ・ブームに便乗して
突発的にデヴューし
すぐに音信が途絶えた
グループ

東海ラジオ東京支社の
”アングラ・ブームを探る”的な
安易な特集のインタビューに
答えたことがきっかけで
1968年7月東芝/エキスプレスから
デヴュー。

しかし、もはや
この頃の世の中は
”アングラ”(コミック・ソング)
に食傷気味で

相手にする人は稀だった。

1968年7月1日リリースの
唯一のシングル
「俺は天下の色男」のB面で
「リリー」
うっすらとファズをかけた
マイナー調のフォークロック。

69年日本テレビの
テレビ映画「東京バイパス指令」
第十話にこのバンドが出てきて
この曲を演奏するシーンがある


□淋しいジェニー/4・9・1

キング・レコードで
「ウォーキン・ザ・バルコニー」などの
小ヒットを飛ばしていたバンドで
大幅にメンバー・チェンジした
1969年6月ビクターへ移籍

その時に出したシングルの
A面が「淋しいジェニー」
これがビクター時代
最初にして最後のシングルとなった。

このときバンド名も
4・9・1から
4・9・Aと変更

女性スキャットの導入などに
疑問は残るが

GSが完璧に
総歌謡曲化して行く
69年の作品としては
オーソドックスな
グループ・サウンズ風の仕上がりで
好感が持てる


□MISS YOU MISS YOU-「逢いたくて逢いたくて」劇伴/宮川 泰より

日活の1966年6月1日封切りだった
映画『逢いたくて逢いたくて』の劇伴で


作曲は 宮川 泰 (みやがわ・ひろし)

和製ポップスの生みの親
ザ・ピーナッツの育ての親

として
多数のヒット曲を輩出し
多くの歌手に楽曲提供して

宇宙戦艦ヤマトの主題歌の
作曲で最も有名でありますが

シャボン玉ホリデー
ズームイン朝
思いっきりテレビ

などの多くの

テレビ音楽を手がけ
テレビからお茶の間を越え
日本人の
生活のなか
心の中に
ポップスの花を
芽吹かせた
宮川 泰

2006年の3月21日に75歳で
この世を去った

ジャズ感覚をイカした
軽快ながらインパクトのある
曲調は「宮川節」と称され

テレビ番組のオープニング
など短い時間でも
非常に印象に残る

個人的には
軽音楽の巨匠といえば
ルロイ・アンダーソンか
宮川 泰か

と思っているのですが
いかがか

□愛のメモリー/ザ・フローラル

1968年2月14日に結成され
同年4月、モンキーズ・ファン・クラブ
日本支部のマスコット・グループに
採用されて登場してきたGS

イラストレーター
宇野亜喜良が
全面的にバックアップし、
ザ・フローラルと命名

宇野亜喜良が手がけた
カラフルな
コスチュームに身をつつみ

アイドル的に売り出されたが
本来は実力派バンドである。

所属事務所は
ピクチャー・レコード専門の
制作会社
日本ミュージカラー・レコードで
彼らの全二枚のシングルは
ココから
ピクチャー・ディスクとして
リリースされた

その二枚目のシングル
1968年10月リリースのB面

「愛のメモリー」

ハッキリ言って
ラヴィン・スプーンフルの
65年ビルボード10位だった
「”You Didn't Have To Be So Nice”うれしいあの子」
に似てます
ていうかほぼほぼそれ



ザット・ウィル・ドゥ/フード・ブレイン


さて、次の曲は
フード・ブレインの
ザット・ウィル・ドゥ
聴いていただこうと思いますが
9:14という
尺の長い曲ですので

数年前にかけた時は
Twitterの反応は
リスナーどん引きの
結果に終わったという

しかし、今のルルイエリスナー
ならば大丈夫だと
確信いたしまして
今夜はこれ流します

ルルイエリスナーならば
どうしても
一度通っておかなきゃならないナンバーです



フード・ブレイン/ザット・ウィル・ドゥ

フードブレインは
1970年のごく短い期間だけ
活動したバンドで

ゴールデン・カップス
パワー・ハウス
エイプリル・フール
ジャックス
などから
当時の日本では
トップクラスの
メンバーが集まった
スーパーグループ

1970年の
五月にステージ・デヴューし
10月には唯一のアルバム
『晩餐』を発表して
解散している

ただいま聴いていただいた
ザット・ウィル・ドゥ
これは唯一のアルバム
『晩餐』
の一曲目に収録された
長尺 の インスト


ルイズルイス加部の
誰の追随も許さないスピード・ベースと
パワーと手数バシバシの
角田ヒロのドラム

陳信輝の駆け巡るギターと
脳髄に直接語りかけてくる奔放な
柳田ヒロのオルガン


ブギから一転して
突如としてヘヴィ・ロックへと
切り替わるギアチェンジ
によって得られる
疾走感を感じられたんじゃないかな





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# by marquis_de_d | 2017-04-23 21:00



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