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強い風の吹いたあくる日、
道にたくさんサボテンの葉が落ちていたんです。
道に落ちていたサボテンを育ててみたら…
あっという間に大きくなったのでした。
ドゥ ドゥ ドゥ
と大きな風が毎日秋を運んでくる。少しずつ夏はなりを潜めて、気がつくといつもどこかにいなくなってしまっている。今年もきっとそうなんだろう。
どうやら、関東の中で小田原は一番遅く夏がきて一番早く秋が来るみたい。
テレビやラジオでは今日も「残暑が厳しく…」だとか「熱中症に注意…」などと蝉のようにやかましく言っているようだから今日もテレビは見ない。夏の名残をやかましく過ごすのは蝉だけで良い。僕らはさっさと「涼」を納めて、もう秋を楽しむべきなのだ。
いつまでもだらだらと暑い暑いと言っているヒマはないんです。
いまという時を楽しむチャンスは待っていてくれないんですからね。
しかし、もっとコンパクトにまとまらないものだろうか。
もっと小さくまとめれば良いんだと思う。単純にすれば良いんだと思う。そうすれば人はもっと幸せになれるんだと思う。どうにかしてそうならないものかなあ。
いま生きる毎日の生活にこそ幸せがある。
そうでなくてはいけません。
もしも、いま幸せでないのなら、不幸ならば、もう一度、自分がちゃんと生きているか生きているのか確認すること。いますぐに。