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■D,侯爵の『RADIO R'lyeh』第五百七拾参夜■
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こんやもラジオルルイエ
今宵の永遠に付き合う皆様、どうぞよろしく…


□ 今夜紹介する楽曲 □




気ままなシェリー/アウト・キャスト

イマジネイション/ザ・リリーズ

ファニーの恋人/キングス

恋するラ・ラ・ラ/ザ・フェニックス

ロンリーガール<未発表曲>/ザ・サマーズ

悲しみはぶっとばせ/ザ・スパイダース

ビコーズ/ザ・ワイルド・ワンズ



気ままなシェリー/アウト・キャスト



後の大物業界人を

多数排出した渡辺プロのGS


エレキ・バンド”ブルー・エース”の

水谷淳(作曲家:水谷公生きみお)

が中心になり

66年春に結成された

実力派集団アウト・キャスト


67年1月にでた

デヴュー・シングルのB面。


キャンディーズの

『春一番』の生みの親

穂口雄右(ほぐちゆうすけ)の弾く

当時、日本に二台しかないと

いわれたドイツのホーナー社製の

エレクトリック・ピアノ

が聴ける心地よいキュートで

小気味良いポップ・ソング






イマジネイション/ザ・リリーズ


当時彼らは米国の「ピープル」

というグループの

2nd LP『ボス・サイズ・オブ・ピープル』を

愛聴していたようです



シャープ・ファイヴを

1967年夏に脱退した

秋山功が。地元札幌の

アマチュアバンドから

メンバーを集め


1967年11月に結成


数ヶ月後には

名古屋にわたり

当地のジャズ喫茶や

ディスコテークで

演奏活動を開始


瞬く間に人気者となった



1969年1月25日リリースだった

デヴューシングル

『ドアをあけて』のB面


ほとばしるようなメロディが

じつに心地いい

良質のポップ・ナンバー


メンバー・全員が

リード・ヴォーカル志望で

あったことから


ハーモニーの美しさを

強調するソフト・ロックの

グループとして

売り出されたという

こともあって

ハーモニーを

全面に押し出した

作品に仕上がっている



ファニーの恋人/キングス


ダイナマイツ、ボルテイジ

と並んでジャズ喫茶よりも

米軍キャンプで圧倒的な

人気を博していたのが

このバンド


1964年に滋賀・大津で誕生。


京都の有名なクラブ

”ベラミ”で初ステージを

踏んだというから

相当な古株である


大阪の

サパー・クラブ

”レンガ”


やジャズ喫茶

”ナンバ一番”


で活躍した後

後輩のタイガースの人気に後押しされるように


1967年2月に上京


同年10月、

ムード歌謡的な

『アイ・ラブ・ユー』

でデヴュー




1968年10月にリリースだった

三枚目のシングル『ララの秘密』のB面



スカスカの

ガレージ歌謡だが

随分と地味な曲で

もっとファズを

強調していれば

ガッツが出ただろう


なぜかいつも帽子を

かぶっていたの

ボビー・ライトのソロ


全員ソロが取れるというのが

このグループの強みで


メンバーはそれぞれ


(vo)ボビーはアップ・テンポのロック

(lg)上田耕三はスコット・ウォーカー


(sg)平信史矩(ひらのぶふみのり?)はR&B


(o)西村晃はソフト・ロック


(d)渡辺進と(b)田中淳はビー・ジーズやビートルズ

レパートリーを得意としていたらしい





恋するラ・ラ・ラ/ザ・フェニックス



しげっち

@Shige_Sonics



ルルーズ・マーブルがこのバンドの「恋するラララ」をカバーしてた #るるいえ


※ルルーズ・マーブル:80S隆盛したガールズバンドブームも下火になった頃の

90年代を代表するガールズサイケの白眉



はじめてワウワウペダルを導入するなど

そのサウンドエフェクトの多様ぶり

には右に出るものがいなかった

バンド、ザ・フェニックス


寺内タケシの事務所からにバニーズの弟分として

テリーズに続き1967年に結成され

結成直後、油壺で一ヶ月に及ぶ

長期合宿でお得意の寺内タケシ式スパルタ教育で

鍛えられ、寺内企画、

「1968年の秘密兵器」

というキャッチフレーズで売り出されたものの


デヴューシングル

「恋するラ・ラ・ラ」(1968/1


能天気なロックンロールに


エフェクター使用の

ギターが印象的で

ギュワンギュワンいっている

エフェクターが随所に

確認できますが

ボーカルにも

得体の知れないエフェクトが

かかっているのが

特徴



大衆にはまだサウンドエフェクト過多の

音楽は突飛すぎたのか

いまいち

ヒット要素にかけていた。



ザ・フェニックスは

レコードはシングル二枚で

その後、出ずじまいなものの

横浜、東京のジャズ喫茶を中心に

地道に活動を続け


月に40本という

ライブスケジュールで

ほぼ毎日仕事があり、


実質的には

寺内企画で一番の黒字バンドだった。





ロンリーガール<未発表曲>/ザ・サマーズ



伸びやかな橋アキラの

歌声と、ひらめきを

感じさせる

北順のギタープレイは

一聴の勝ちがある

ということで


北海道三大GSのひとつである

ザ・サマーズの

未発表曲「ロンリーガール」


67年、北海道の室蘭で結成


68年春にシングル

「朝から晩まで」を

自主制作した後、


10月にデノンより

「たった一言」で

デヴューした。


この曲もデヴュー曲

「たった一言」と同時期に

レコーディングされて

いたようです。





悲しみはぶっとばせ/ザ・スパイダース


ザ・スパイダーズは元々

コンボ・ジャズ編成で

エキゾチック・サウンドから

歌謡曲までを

レパートリーにしていたが

64年初頭

メンバーのかまやつひろし

がビートルズの米国版アルバム

『ミート・ザ・ビートルズ』を

入手したことがきっかけとなって

ビートルズ・スタイルの

ビート・グループへと

再編成される。


そんな彼らが

66年6月1日にリリースした

アルバム

『ザ・スパイダーズ・アルバムNo.2』は

全曲、ビートルズやアニマルズなど

イギリスのビート・グループ作品

のカヴァーだけで

まとめられた作品だった


井上孝之のリードボーカルが

なかなか切ない味を出している


一番の歌詞を日本語で歌い

二番の歌詞を英詩で歌うという

スタイルは

ロカビリー時代

カヴァーポップス黄金時代の


伝統継承と言える





ビコーズ/ザ・ワイルド・ワンズ


ワイルドワンズは

67年から毎年

サンケイ・ホールでリサイタルを開いていたが

68年と69年のステージの模様は

それぞれライブアルバム化されており

1970年2月5日発表の

ライヴアルバム『リサイタル’69』より


69年11/22東京

サンケイホールで

行われた毎年恒例リサイタル

(第3回目の)

の模様を収録したライヴ・アルバム


数年前の

ブーム全盛期の

喧騒とは様変わり

常連ファンを相手に

いかにもワンズらしい

アットホームな

雰囲気のステージを

繰り広げており


ワンズはこのライブで

得意のアカペラ・コーラスを

披露している



ビートルズが

アルバム『アビー・ロード』

の中で発表した

『ビコーズ』を


日本人アーティストが

カヴァーした例は

おそらく

ワイルドワンズが

最初と思うが(のちにガロなどがカヴァー)


難易度の高い

クローズ・ハーモニーが

特徴のこの曲を

見事に

ライヴで再現しているところは

さすが

コーラス・ワークでは

定評のある

ワンズならでは



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# by marquis_de_d | 2023-12-10 21:00 | RADIO R'lyeh
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□ 今夜紹介する楽曲 □




夕陽はるかに/トニーズ

マイ・ボーイ・ロリポップ/中尾ミエ

ブロークン・ギター/ほりまさゆき

ソー・ロング・ベイビー/ザ・モージョ

人間主体の経営と工事/クニ河内とかれのともだち

恋を抱きしめよう/ザ・スパイダース

ツイスト・アンド・シャウト/ザ・スパイダース


夕陽はるかに/トニーズ


トニーズは松竹映画

若手俳優で結成された四人組


主にアトラクションなどで活躍していた


メンバーは

新城健史(ギター)

栗原嘉昭(ドラム)

秋本秀康(ベース)

杉本哲章(ギター)


1966年10月

吉永小百合と一緒に吹き込んだ

「勇気あるもの」でデヴュー


大きなヒットとなって

一般にもその名を

知られるようになった


お聴き頂いた音源は


1967年封切りだった日活の

『夕陽が泣いている』より



レコードではあまり

GS色の濃い録音はないが


このテイクを聴くと

普段の演奏では

案外GSッぽかった

のではないかと想像させられる



マイ・ボーイ・ロリポップ/中尾ミエ(1964.9)



64年ジャマイカ出身の少女


ミリー・スモールの

『マイ・ボーイー・ロリポップ』

が英米で大ヒットしたことが

きっかけで

ジャマイカ・スカが

世界中に広まった。



我が国でも

この曲のカヴァー盤

が何枚か作られましたが


この中尾ミエのヴァージョンは

バックに

1950年代の

コーデッツのヒット曲

『ラリポップ』を引用して

バック・コーラスを

配した独自の物

(しゃれおつ!)


バックは

恵(けい)とも子、クッキーズ

じゅん&ネネら在籍時の

スクール・メイツ


ビクターは”スカ”の

売り出しにもっと熱心だった会社で

当時の『ミュージックライフ』誌

64年9月号では

中尾と尾藤イサオがモデルになって

「スカの踊り方」という

特集が組まれたりもした


ブロークン・ギター/ほりまさゆき



60年代前半に

エルビス・プレスリーを得意とする

ロカビリー歌手として活躍していた

ほりまさゆきの

1963年発表のシングル

『一人ぼっちのジョニー』

のB面


これ、克美しげるも

同じ年に夜霧のロンリーメンの

B面で歌ってますけど

元々

どこの誰の曲なのか

そもそもカヴァーなのか


ちょっとわかりませんでした


バッキングは寺内タケシとブルージーンズ


62年秋から

寺内タケシとブルージーンズの

専属となってます


ブルー・ジンズが

バッキングを

担当したシンガーの中では

最も人気があり

 64年の

人気投票でも


坂本九

克美しげる

についで、第三位だった


というほりまさゆき



ソー・ロング・ベイビー/ザ・モージョ




弘田三枝子の

バックバンドとして

活動していたグループ、

”渡辺明とリズム&ブルーセス”

のキーボード奏者だった

本田竹彦が67年に結成した

グループで


その後、68年2月から

2ヶ月間アメリカへ

勉強にいっていた弘田三枝子が

帰国後「日本のアレサ・フランクリン」

としてR&Bを歌い始めた頃

やはり、

弘田三枝子のバンドとして

活動していました


69年2月に『欲ばりな恋』で

デノンからデヴュー

デヴュー時のメンバーは


リーダでオルガン担当の本田竹彦

ヴォーカル:鈴木実と西久保和来かずき

ギター:南正博

ベース:山田英男

ドラムス:平野裕之ひろゆき


なんですが

『欲ばりな恋』リリース直後の

1969年3月に

リーダの本田竹彦

ギター:南正博

ベース:山田英男

が脱退


メインのメンバーを失って

危機的な状態に陥ってしまう


オルガン古田皓士ひろし

ギター三畑貞次


を迎え入れ再起を図ったが

浮かび上がることなく

そのまま消え去った

グループ


お聞きいただきました

「ソー・ロング・ベイビー」


近年発掘された

ザ・モージョの未発表曲

この曲は1968年11月に

レコーディングしているので

グループ創立者である

オルガンの本田竹彦と

前任のギタリスト南正博が

参加している可能性が高い

録音ということになります。


この曲は当時未発表だったが

2000年に『GOOD NIGHT TOKYO』

というコンピレーションCD

に収録され陽の目をみた。

非情に完成度が高く

なぜお蔵入りしたのか


理由が全くわからない





人間主体の経営と工事/クニ河内とかれのともだち1970.12


キングレコードでは

布施明の大ヒット

「そっとおやすみ」の

作者としても知られる

ザ・ハプニングス・フォーの

クニ河内が

フラワートラベリンバンドの

ジョー山中と石間秀樹と作った

日本のロック黎明期の名盤

アルバム『切狂言』の収録曲


『切狂言』というアルバムは

はっぴいえんどの『風街ろまん』

と同時期に作られた

最も早い全編日本語の

ニュー・ロックLPとして

知られる入手困難盤で


この曲は71年に

フラワートラベリンバンドが

再録音し

「MAP」という

タイトルで米国の

ジョー・ママとの

スプリットシングル

として

アトランティック/ワーナー

よりリリースされた


この『切狂言』から36年経過した

2006年『切狂言2』ともいえる

続編、『Mr.Rallystupid philosopher(頓間な哲学者)

を当時と同じ顔合わせである

クニ河内とジョー山中の

最強タッグで

リリースしています。

こちらも

インディース・レーベル

からリリースであったので

一般のレコード店には

なかなか並ばなかった

逸品。



恋を抱きしめよう/ザ・スパイダース



ザ・スパイダーズは元々

コンボ・ジャズ編成で

エキゾチック・サウンドから

歌謡曲までを

レパートリーにしていたが

64年初頭

メンバーのかまやつひろし

がビートルズの米国版アルバム

『ミート・ザ・ビートルズ』を

入手したことがきっかけとなって

ビートルズ・スタイルの

ビート・グループへと

再編成。


ジャズ喫茶などで

ビートルズナンバーを演奏していた


そんな彼らが

66年6月1日にリリースした

アルバム

『ザ・スパイダーズ・アルバムNo.2』は

全曲、ビートルズやアニマルズなど

イギリスのビート・グループ作品

のカヴァーだけで

まとめられた作品だった


特にA面はビートルズナンバーで

揃えてあり


「この恋を抱きしめよう」は

A面の2曲め


ほとんど原曲そっくりのアレンジだが

一番のサビ以降に

日本語歌詞が出てくるところに

すでに終焉を迎えた

ロカビリーカヴァーポップス時代の

片鱗がうかがえる




ツイスト・アンド・シャウト/ザ・スパイダース


ジョンっぽく歌ってるの

多分コレムッシュだと思いますが


「ツイスト・アンド・シャウト」

は正確にはビートルズオリジナルナンバーではないが

(CDにも作詞作曲のクレジットは

フィルメドレーとバート・ラッセルになってる)




1966年5月20日リリースだった

スパイダース2枚目のアルバム

「ザ・スパイダース・アルバムNo.2」

A面のラスト5曲目に収録されたナンバー



前作の

全曲オリジナル曲で構成した

「ザ・スパイダース・アルバムNo.1」

とは一転して

これは全曲カヴァーで構成された

セカンド・アルバムで

ほとんどは

いわゆるリヴァプール・サウンドの

ナンバーで、しかもThe Beatles物では

なぜか精彩さを欠く印象だ


彼らがビートルズ来日時に

前座をやる話もあったらしいが

が「ビートルズは客席から聴くものだ」

と言って断ったというが

関係があるかは不明


アニマルズの前座で

アニマルズのレパートリーだった


「ブン・ブーン」を先にやっちゃえ

ということで演奏したら

髭剃り中だったエリック・バートンが

出番かと思って

出てきてしまったという

エピソードもあるが

そう言った失敗経験からかもしれない



「ツイスト・アンド・シャウト」

は正確にはビートルズオリジナルナンバーではないが

(CDにも作詞作曲のクレジットは

フィルメドレーとバート・ラッセルになってる)

元々はアメリカのR&Bグループ

トップノーツが1961年レコーディングしたもので

プロデューサーはフィルスペクター

翌年の62年

アイズレー・ブラザーズのカヴァーで

リリースされたものが

アメリカのビルボードホット100で

最高位の17位を記録して

バンドで初めて上位20位以内に

チャートインしたシングルとなった


ビートルズのカヴァーは

64年(この年日本版も発表)

ビートルズがカバーした曲の

中で一番売れた曲と言っていい

アメリカで唯一ミリオンセラーとなった

ビートルズカバー曲

全国レコードチャートで唯一トップ10

入りしたビートルズのカヴァー曲


イギリスでは「プリーズプリーズミー」に

収録された後、4曲入りのEPとして

リカットされ全英シングルチャートで1位を獲得した



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# by marquis_de_d | 2023-12-03 21:00 | RADIO R'lyeh
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□ 今夜紹介する楽曲 □


恋はもうたくさん/ザ・ダイナマイツ

夕陽はるかに/トニーズ

野菊のようなあの娘/ザ・ヤンガース

さよならしても/ラ。シャロレーズ

御意見無用(いいじゃないか)/モップス

消えない想い/ザ・モップス

裏切りの季節/JACKS




恋はもうたくさん/ザ・ダイナマイツ




カルトGSの最高峰として評価されているザ・ダイナマイツ

瀬川洋(せがわひろし)と

山口富士夫という

二枚看板でデヴューした

玄人向けGS



もともと米軍基地で

人気を博した

モンスターズというバンドで


中にはFENの放送で

スケジュールをチェックして

相模原、座間、厚木、

など各地のキャンプまで

追いかけて聴きにくる

ファンまでいたという


立川のジャズ喫茶”ドミノ”

にレギュラー出演するようになった頃

彼らの評判を聞いて

”ニッポン企画”なる事務所の社長と

米国RCAの関係者と称する

アメリカ人が現れて


向こうのRCAから

デヴューさせるような

口車にのせられて

ほいほい契約してみればふたを

開ければ実際には

日本ビクターからのデヴュー。

名前もビクター側の命令でもって

ザ・ダイナマイツと改名させられ

モップスとサニー・ファイブと

セットで売り出されたという



「爆発するエネルギー・リズム・アンド・ブルース・サウンド」という

キャッチコピーでオリコン73位に入るまずまずの滑り出しだった。



「恋はもうたくさん」

デヴューシングル「トンネル天国」の

B面GS屈指の名曲の一つ

瀬川洋の蓮っ葉な唱い方が曲調にマッチしている。


ザ・ダイナマイツ

まあレコードの方はシングル5枚と

アルバム一枚出してますが

商業的な成功はなかったんですね、

69年にこれから

本格的にアルバム制作していこうというところで

GS衰退の波に勝てず、

メンバーの音楽性の不一致みたいな

お決まりのパターンでももって解散した。



69年には

小山ルミ主演の

カルト映画『ケメ子の唄』に

出演しておりまして、

この映画はザ・ダイナマイツが

「ゆめがほしい」を歌っている

シーンがあるというだけで売れた映画。


当時の人気を知る貴重な資料となっております。


デヴュー当時は

プロモーションとして日劇の

荒木一郎ショーにも

連日出演などしておりまして

非常にパワーがあった



夕陽はるかに/トニーズ


トニーズは松竹映画

若手俳優で結成された四人組


主にアトラクションなどで活躍していた


メンバーは

新城健史(ギター)

栗原嘉昭(ドラム)

秋本秀康(ベース)

杉本哲章(ギター)


1966年10月

吉永小百合と一緒に吹き込んだ

「勇気あるもの」でデヴュー


大きなヒットとなって

一般にもその名を

知られるようになった


お聴き頂いた音源は


1967年封切りだった日活の

『夕陽が泣いている』より



レコードではあまり

GS色の濃い録音はないが


このテイクを聴くと

普段の演奏では

案外GSッぽかった

のではないかと想像させられる




野菊のようなあの娘/ザ・ヤンガース


1969年2月に発売された

二枚目のシングル

「恋をおしえて」

のB面


ヤンガースのテーマソング的楽曲で

ジャズ喫茶ではいつも

この曲を演っていた


シャープ・ファイヴの

古屋 紀が作詞作曲


爽快かつ

ほのぼのとさせられる

ビート・ナンバー


 しげっち

ヤンガースのドラムの人が、「キッスは目にして」のザ・ヴィーナスのドラムの人と知った時は驚いたなw #るるいえ


さよならしても/ラ。シャロレーズ


北海道出身のバンド、

ラ・シャロレーズ


キッパーズ、サマーズ、デビィーズにならぶ

「北海道四大GS」の一つ


ミノルフォンにレコード製造を

依頼した自主制作シングル

1969年

『うわさの二人』

一枚のみで

消えて行ったバンドですが

そのB面が

「さよならしても」


ミドルテンポで、ファズギターがいい感じ

屈指の和製アッシド・パンク

「うわさの二人」とはうってかわって

こちらは

哀愁漂うオーセンチックな

GSソング


北海道GSは

ムードコーラス色が強い

イメージがあるが

まあ、69年くらいになると

A面ガレージ

B面演歌かムード

という形態はよくあった


なお、この特販のレコードだが

ジャケットの写真が

誤って裏焼きで印刷されており

メンバーはたいそう憤慨したそうな




御意見無用(いいじゃないか)/モップス

消えない想い/ザ・モップス



2022/11/13がりつうさん

ゆらゆら帝国の夜行性の生き物三匹に繋ぎたい #るるいえ


「日本最初のサイケデリック・グループ」モップス


ほかのバンドとの

区別化を図るために

サイケデリック・ミュージックを

標榜して登場した日本最初のバンド、

モップスですが


これぞ和製ハードロック

というおもむきの

1971年10月リリース

シングル曲「御意見無用(いいじゃないか)」


69年以降のモップスは

それまで背負っていた

サイケの看板を

払拭するかのように


よりシンプルな

ロック、ブルーズ、R&Bと

言った方向に進んで

ビクターから東芝に移籍。

意欲的に

ロックンロール・リバイバル的に

とりくんだ曲ですが、


全く理解されずに

この2ヶ月後に

ヤケクソでリリースしたシングル

『月光仮面』が

ヒットしてしまうのであります。



世の中は

アングラ、サイケ

ハレンチ、ハプニング

といった言葉を

みな同義語のように

使っていた時代ですからね。


求められていたのは

マジなロックよりもコミックソング

(英語圏では、「 ノベルティ・ソング」)

だったという結果にも

涙が出てきますが





消えない想い/ザ・モップス




68年3月にリリースされた

二枚目のシングル「ベラよ急げ」のB面



作曲家 村井邦彦のアイデアで

シタールを導入し

幻想的なムードを演出

することに成功している


(シタール演奏は

村井邦彦の友人のシタール奏者で伊勢氏)



この年

68年には


本格的に

サイケデリック音楽への

アプローチを高らかに謳った

日本最初のアルバム

モップスの1stLP

「サイケデリック・ミュージック・イン・ジャパン」

も発表しています

このアルバムは海外の

ガレージファンに異様に人気があって

アルバムごと海賊版が

でているほど。





裏切りの季節/JACKS


「あぶない音楽」というキャッチフレーズのついていた

1968デヴューアルバム「ジャックスの世界」収録曲


日本ロックの始祖とうたわれる歴史的なグループ

JACKS


ガレージとかサイケとかいう形容も似合わない

まさしくオリジナルとしか言いようがない

このアルバム「ジャックスの世界」は

「ラブ・ジェネレーション」「からっぽの世界」

などが収められておりまして

日本の大衆音楽史上、最も重要な作品と言えます


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# by marquis_de_d | 2023-11-26 21:00 | RADIO R'lyeh
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□ 今夜紹介する楽曲 □




500マイル/ザ・スパイダース

西暦2525年/ザ・ヤンガーズ

旧約聖書/アダムス

大人の戦争/The Dynamites

赤く赤くハートが/ザ・レインジャーズ

悪魔がくれた青いバラ/ザ・リード

イエスタデイ/ザ・スパイダース




500マイル/ザ・スパイダース


1966年5月20日リリースだった

スパイダース2枚目のアルバム

「ザ・スパイダース・アルバムNo.2」

B面4曲目に収録




前作の

全曲オリジナル曲で構成した

「ザ・スパイダース・アルバムNo.1」

とは一転して

これは全曲カヴァーで構成された

セカンド・アルバムで

ほとんどは

いわゆるリヴァプール・サウンドの

ナンバーだった


この500マイルは


女性フォークの草分け的存在

ヘディ・ウエストのナンバーで


日本では

1962年

反戦フォークの

ピーター・ポール&マリーが

歌って

ヒットした


この曲のルーツは

アメリカ民謡の『900Miles』と言う曲で

ウディ・ガスリーが

レパートリーにしていたナンバーだが


この頃、ピーター・ポール&マリーは

民謡をベースにした

曲を必ずレパートリに入れて

いたが



これに影響を受け

当時の日本の

フォークも


盛んにレパートリーに

日本民謡を取り上げていた



西暦2525年/ザ・ヤンガーズ


世紀の一発屋

ゼーガーとエヴァンス

69年夏

全米No.1ヒットの

西暦2525年のカヴァー


これは

69年11月25日

フィリップスからリリースされた

『ヤング・ポップ・ベスト14』

収録曲

アルバムの一曲目を飾る

ヤンガースによるカヴァー


原曲のブラスパートを

ギターに置き換えて


GS的解釈

よりガレージ的表現

となっておりまして


原曲よりも

鬼気迫る

迫力のある演奏が

楽しめたかと思います


GSブームの全盛期に

フィリップスは

所属アーティストたちの作品を

集めたGSオムニバス・アルバムを

シリーズ化しています


中には

このシリーズでしか聴けない、


フィリップスGSたちによる

他者GS作品のカヴァーや

洋楽ヒット・カヴァー

が多数ありました。。


ただ、

この時代になってくると

楽曲も洗練されてきてしまうせいか

GSによるカヴァー曲の

演奏は困難を極める


69年にGSが一斉に

歌謡曲化したのも

そんな要因があったかも

しれませんが


そんな中で

この作品はワイルドな

演奏が光っています。




旧約聖書/アダムス


実力派GS、アウト・キャストを

脱退した水谷公正と轟健二を

中心に68'年春に結成された

グループ。


68年6月16日

池袋のジャズ喫茶「ドラム」で

初ステージを踏み、同年9月5日

大編成のオーケストラとの

合同演奏による「旧約聖書」で

レコード・デヴュー


大編成のオーケストラという

大げさな構成の割りに

オリコン・チャートは

63位にとどまった。


そんなわけで

ただ今聴いていただいたのが

くだんの

1968年9月5日リリース

デヴューシングルから

A面の壮大なシンフォニック・ポップ『旧約聖書』


(旧約聖書を引き合いに出して

回りくどい事をさんざん言った

あげくに本音は

女を煙に巻いていつのまにか

口説き落とすタイプの男性のうた)



新会社CBSソニーの

GS第一号として社運をかけて

渡辺プロダクションが

第二のタイガースとして

大々的に売り出そうとした


アイドル性重視のバンドだったが

テクニックも兼ね備えていて


ステージでのレパートリーは

もっぱらニュー・ロックや

ストーンズ・ナンバーだった


実際に70年代にはスタジオ・プレイヤーとして

ナンバーワンになった

「日本のフランクザッパ(ジュリアン・コープ曰く)」水谷公正(きみお)や

千原秀明といった腕利きスタジオ・ミュージシャンを

輩出する事になるアダムス



合計四枚のシングルを残しているが

もはやGSの枠で活動する事に限界があり

69年暮れに解散してしまった。






大人の戦争/The Dynamites




「大人の戦争」1968・3


シングル「ユメがほしい」のB面


すぎやまこういちと橋本淳(じゅん)の師弟コンビ


当時、東西の「冷たい戦争」が終わるまでは

人々の心のどこかにいつか第三次世界大戦

が勃発し、世界が滅亡するかもしれない

という危惧どこかにあった。


この作品はそんな世界的な危機感を

意識して、最後に残った二人を

モチーフにしたかのような

シュールな世界が歌われている。


イメージだけで作ったという

橋本淳の歌詞がすごい。


その歌詞とは無関係に

ファズをフューチャーした

ワイルドでパンキッシュな演奏ですが

そこに

ストリングスがかぶるところが

GSっぽい。


もしこれがストリングスが

導入されてなければ

海外でも評価されたと思う。




赤く赤くハートが/ザ・レインジャーズ

赤く赤くハートが/ザ・レンジャーズ


デヴュー当初は

レインジャーズと名乗っていた

彼らだが


二枚目のシングルから

バンド名の表記が


レンジャーズと

変更している


67年11月に発売された

二枚目のシングル

「赤く赤くハートが」


(B面の「サリーの瞳」は

何度か紹介しているんですけれどもね


まさか、この曲をルルイエが

今までかけたことがなかった

そんなことあるわけない

と思って

調べて、どうも、この曲一回も

流してないらしい)


痙攣はエルヴィス・プレスリー以来

ロックの重要なキーワードの一つだが


GS史上、最大の

”痙攣”感覚を持ったヴォーカリスト

がレンジャーズの宮城ひろしであった


1949年生まれ

東京都出身


かつてNHK 『次郎物語』に

出演していた子役あがり



タップダンスの腕前はプロ級



67年11月に発売された

二枚目のシングル

「赤く赤くハートが」のA面

である本作では


神の啓示か

負のリビドーのなせる技か

宮城ひろしの

驚異的な自暴自棄唱法

を聴くことができる


これを早すぎたパンクと

称するのであれば

ジャックスよりも早い


なお、

大映映画

「ある女子校医の記録・妊娠」では

この曲のライヴシーンをじっくり

みることができる


悪魔がくれた青いバラ/ザ・リード


GSとしてデビューすることになった

在日アメリカ人バンド

1968年10月に

発足したばかりのRCAビクターから

第一回新譜として

和田アキ子

ブルー・インパルスら

とともに売り出された

その時のデヴュー・シングルが


1968年10月25日リリースだった

「悪魔がくれた青いバラ」

だった


「誓いのフーガ」や

「サウンド・オブ・サイレス」路線を

狙ったソフト・ロックであったが


地味すぎたのか

不発に終わった。


もっぱら、メンバーの

日系人アーダクル・タミヤ


の美少年ぶりが売り物

というだけで


結局、彼らは

たんに外国人の

グループというだけであって


スーナーズのような

衝撃を日本に与えることは

なかったのである。


このバンドが

残して行った唯一の財産は

リード・ギターの

マーク・エルダーが

チョーキング奏法を

日本のGSに教えたことと言って良い


ザ・リードは

赤坂のクラブ「チータ」の

ハウス・バンドとして

活動しており


そこには

マークのブルース・ギターを

盗み見するために

日本のGS連中が

毎晩のようにやってきていた

というのである。


それまで、

日本のバンドは

チョーキングを知らなかったのである




イエスタデイ/ザ・スパイダース



1966年5月20日リリースだった

スパイダース2枚目のアルバム

「ザ・スパイダース・アルバムNo.2」


前作の

全曲オリジナル曲で構成した

「ザ・スパイダース・アルバムNo.1」

とは一転して

これは全曲カヴァーで構成された

セカンド・アルバムで

ほとんどは

いわゆるリヴァプール・サウンドの

ナンバーで、しかもThe Beatles物では

なぜか精彩さを欠く印象だが

一部日本語歌詞で歌うなど

過渡期的な試行錯誤のあとが

伺える



この

「イエスタデイ」も

そんな中の一曲で

ムッシュの

語りかけてくる

ような歌唱が

たまらない逸品


それまでの

ロッカビリー/カヴァー・ポップス系歌手

のビートルズ・カヴァーとは

異なった、

新時代のバンド・サウンド的解釈による

真っ当なカヴァーがやっと登場してきた感


があります



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□ 今夜紹介する楽曲 □



ソーリー・アバウト・ザット/ザ・ボルテージ

ドント・プレイ・ザット・ソングス/オックス

バック・イン・ザ・U.S.S.R./パワー・ハウス

恋の朝焼け/ゲイリー・ウォーカー & ザ・カーナビーツ

熱くなれない/ザ・モップス

なればいい/ザ・スパイダース





ソーリー・アバウト・ザット/ザ・ボルテージ



ズーニーヴーと共に

黒人のソウル音楽しか

レパートリーにしなかった事で

知られる本格派のR&Bバンド



本作は68年8月に

発表された


唯一のアルバム


『R&Bビックヒット』収録曲

山下達郎氏も大絶賛しているという。


GSによる

R&Bカヴァーの理想型を

見る事のできるアルバム



ウィルソン・ピケットの

隠れた名作と言われる

サザン・ソウル・バラッド・ナンバーの

カヴァーだが


一箇所だけ

唐突にファズギターが入るので

面食らう



ドント・プレイ・ザット・ソングス/オックス



オックスというのは

デヴュー前から

失神のみならず


楽器を壊したり

メンバー同士で格闘したりといった


過激なステージ・パフォーマンス

で話題をとっていた


『テル・ミー/オックス・オン・ステージ』から

ベン・E・キングのカヴァー


リード・ヴォーカルは

オルガンの赤松愛くん







Back In The U.S.S.R/パワー・ハウス


69年GSブームの衰退とともに

台頭してきた

ニューロックバンドの草分けのひとつが

このパワーハウスで


かつて、ゴールデン・カップスとともに、

本牧の伝説のバンドと称された


---------------------------------------------

現在も、モジョスとして活動中の横浜、本牧の顔

チーボーこと竹村栄司率いるパワー・ハウス

60過ぎた今でも元気に「本牧ロック化計画」を押し進めております。

---------------------------------------------



ベースが柳ジョージ


彼らのデヴューシングルである

「オブ・ラ・ディ・オブ・ラ・ダ」のB面


軽快なビートルズのロックンロールを


原形をとどめないほどの

大胆な解体ぶりが話題になった。


日本でも

ワイルド・ワンズ、

ブルー・コメッツなどが

この曲のカヴァー盤を

残してきたがココまで

過激なものは類を見ない


バーボンの香りとタバコの煙が漂ってきそうな

エレキブルーズにしてしまうあたり非凡さを感じる





恋の朝焼け/ゲイリー・ウォーカー & ザ・カーナビーツ



元ウォーカー・ブラザーズの

ゲイリー・ウォーカーの

来日記念盤として

カーナビーツをバックに

録音された作品

(いまじゃ忘れられているけど

人気あったんだよ、

ウォーカー・ブラザーズ

ビートルズくらい人気あった

ファンは100%女性)


作曲者の乗輪寺モトオは

カーナビーツをはじめ

フィリップス・レーベルの

GSプロデューサーだった

本城和治(まさはる)氏の変名

本城和治と言ったら

1960年代半ば、

スパイダーズ

テンプターズあたりの

ディレクターとして

事実上、GSという

ジャンルを世に送り出した

最重要人物。


そもそも、この人が

イギリスから

解散が決まったばかりの

ウォーカーブラザーズを

なんとか来日させた人物であり

根っこから関わっている

わけだが

そのとき、ゲイリーの

レコーディングを

カーナビーツが

やるという話になって

だけど、曲つったって

なにを歌わせようかと

思っているうちに

当日になっちゃった

というドタバタで

レコーディング前夜に

勝手にメロディを作って

そこにきていた

スコット・ウォーカーが

詞をあてて

(斯古都、名義)

スコットは

夜明けまでかかった

レコーディングに立ち会っている

その帰りに見た

朝の月がとても綺麗だったので

この歌の英語タイトルは

Cutie Morning Moon

なんとも

イギリスっぽい音に

仕上がっている作品です



熱くなれない/The Mops(1968/8



モップスの三枚目のシングル

『おまえのすべてを』のB面


熱くなれない/ザ・モップス(1968/8


彼らの

サイケデリック路線も

堂にいってきた頃の傑作



村井邦彦の作曲、星勝を中心とした

バンド自身のアレンジで

GS・アッシド・ロックの

傑作といえる仕上がり

-----------------------------------------------

(三枚のシングルは

阿久悠、村井邦彦のコンビです)

-----------------------------------------------



イントロは


ジェファーソン・エアプレインの


アルバム

『アフター・ベイジング・アット・バクスターズ』

に収録されている


『ザ・バラッド・オブ・ユー・アンド・ミー・アンド・プーニール』


にそっくりなんですが

このあたり


レコードデヴューに際し

67年、秋の

GS戦国時代を

なんとか生き残ろうと策が

ねられた結果、


日本最初のサイケデリック・グループ

として売り出されることになって


ジェファーソン・エアプレインなどの

レコードを聴かされた

モップスは

これなら自分たちの

カラーともマッチすると

乗り気になった。


という記述とも一致いたします。


まあしかし、

この三枚目のシングルまでは

ファズギターを駆使した

サイケデリック路線が

続いたんですが


69年に入る頃には

それまでのイメージを払拭


よりシンプルな

ロック、ブルーズ、R&Bと

言った方向に転じることになる。


69年末には東芝に移籍

してますが

意欲的に挑んだ

ロックンロール・リバイバル

的な音楽は全く理解されなかった


海外のガレージ・マニアが

評価しているモップスは

このビクター時代だけ




なればいい/ザ・スパイダース


GS主演の映画、仮にこれをGS映画と呼ぶとして

その先駆けとなったのはやはり

スパイダースだった


67年8月封切りの

日活『ザ・スパイダースのゴーゴー向こう見ず作戦』

どんな障害もスパイダースが乗り越えて行くという

たわいのないストーリーだったが

スパイダースの演奏シーンがふんだんに盛り込まれ

ファンには満足のいく内容だった


その翌年68年2月には主演第二弾『スパイダースの大進撃』


そして同年五月に「スパイダースの大騒動」で

ムッシュが「サイケデリック!」と叫びマチャアキが妄想に入るシーンで

この曲が使われている。


ところがシングルがリリースされたのは



GSブレイク前夜ともいえる66年

既にサイケの前兆を感じていたのでしょうか

この時期に既にこんなサイケな曲を

作っていたのだからムッシュのセンスは斬新

で卓越したものを感じるわけであります


この曲は海外GSブート・アルバムに

Any thing You Want

Nati Bati Yi

の題で

何度も収録された人気の

プレ・サイケ・ソングで


モンスター・マグネットのメンバーが

変名で始めたバンド、

ウェルウォーター・コンスピラシー

やサウンドガーデンや


ノースウェストのバンド、クアシが

日本語のままカヴァーしているほど。





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