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■D,侯爵の『RADIO R'lyeh』、第禄拾四夜■
FMおだわら(78.7MHz)→

GSサイケデリック・パラダイス

オムニバス / テイチク



■ 今夜の曲 ■


Why, Baby, Why /The Beavers
Good-Bye, Baby/Phoenix
トンネル天国 (Album Version)/The Dynamites
大人の戦争/The Dynamites
Tell Me More/ザ・テンプターズ
君なき世界/ザ・ビーバーズ



Why, Baby, Why/The Beavers

和製ヤードバーズ、ビーバーズ。
専門家筋からは非常に
評価の高かった実力派グループ。
日本で最初の
ツイン・リード・ギターを
完成させたのもこのGSです。


ガレージ・パンクの研究科として
知られている
マイク・マラケッシが
GSの曲の中で一番高く
評価しているのが
この「Why, Baby, Why」
1967年11月のシングル『君なき世界』のB面
海外でも評価の高いガレージ・サイケで
アメリカやイタリアの
和物ガレージコンピレーションアルバムにも
収録されている。


イントロの石間秀樹
のギターが印象的
早瀬雅男(はやせまさお)と成田賢(なりたけん)
のツインボーカルによる
効果的なコーラスの付け方も斬新で名曲
この二人、は一部のファン層から
圧倒的な支持があって月刊誌
『平凡』の人気投票では13位という人気

成田賢(なりたけん)
(『サイボーグ009』『電子戦隊デンジマン』『獣拳戦隊ゲキレンジャー』の主題歌)

この曲を作曲した
醐樹弦(ごきげん?)というのは、実は
事務所の先輩にあたる
かまやつひろしの変名

事務所は
田辺しょうち社長のスパイダクションですから

ばりばりスパイダースの息がかかってる

69年4月に音楽的意見の食い違いから解散してますね。




Good-Bye, Baby/Phoenix


はじめてワウワウペダルを導入するなど
そのサウンドエフェクトの多様ぶり
には右に出るものがいなかった
バンド、ザ・フェニックス

寺内タケシの事務所からにバニーズの弟分として
テリーズに続き1967年に結成され
結成直後、油壺で一ヶ月に及ぶ
長期合宿でお得意の寺内タケシ式スパルタ教育で
鍛えられ、寺内企画、
「1968年の秘密兵器」
というキャッチフレーズで売り出されたものの

大衆にはまだサウンドエフェクト過多の
音楽は突飛すぎたのか
いまいち
ヒット要素にかけていた。

そんなフェニックスの

セカンドシングル「グッド・バイ・ベイビー」


この曲でももちろんワウワウを使ってますが、
なんとヴォーカルまでトレモロを
使用した実験作。ワウ、ファズはもちろん
その他わけのわからないサウンドエフェクトも
随所に挿入した
メンバー自身のオリジナル

ザ・フェニックスは
レコードはシングル二枚で
その後、出ずじまいなものの
横浜、東京のジャズ喫茶を中心に
地道に活動を続け

月に40本という
ライブスケジュールで
ほぼ毎日仕事があり、

実質的には
寺内企画で一番の黒字バンドだった。


まあ千度いってますけれど

当時のGSはレコードでこの程度だから
ステージはさぞかし酷かったろう
と、思われがちだが、レコードよりも
ステージの方が何倍もスゴいバンドがたくさんあった



杉並の悪ガキたちが作ったGS
カルトGSの最高峰


トンネル天国/ザ・ダイナマイツ
大人の戦争/The Dynamites

カルトGSの最高峰として
評価されている

ザ・ダイナマイツ
瀬川洋(せがわひろし)と
山口富士夫という
二枚看板でデヴューした
玄人向けGS


もともと米軍基地で
人気を博したモンスターズという
バンドで
中にはFENの放送で
スケジュールをチェックして
相模原、座間、厚木、など
各地のキャンプまで
追いかけて聴きにくる
ファンまでいたという

立川のジャズ喫茶”ドミノ”に
レギュラー出演するようになった頃
彼らの評判を聞いて
”ニッポン企画”なる
事務所の社長と
米国RCAの関係者と称する
アメリカ人が現れて
向こうのRCAからデヴューさせる
ような口車にのせられて
ほいほい契約してみれば
ふたを開ければ実際には
日本ビクターからのデヴュー。
名前もビクター側の命令でもって
ザ・ダイナマイツと改名させられて
モップスとサニー・ファイブとセットで売り出されたという
本人たちには不本意なデヴューだったものの

「爆発するエネルギー・リズム・アンド・ブルース・サウンド」という
キャッチコピーでオリコン73位に入るまずまずの滑り出しだった。


デヴュー曲「トンネル天国」(1967/11)
日本の60年代ガレージパンクの古典とも言える大傑作。

シングルバージョンに満足できなくて
シングルよりもワイルドなアレンジに
なっているアルバムバージョン
唯一のアルバム『ヤングサウンドR&Bはこれだ!』(1968・4)収録曲


GS=グループサウンズという看板通りの
解釈でなく、GS=ガレージサウンドという新しい視点で
GSが再評価された80年代の
若者たちを奮い立たせた名曲でしょう。これは。

売れ筋の曲調とそれをロック側に
ねじ伏せようとする
バンドとの駆け引きがスリリングな出来。

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1987年にアメリカでリリースされた日本のGSコンピレーション
『Sixties Japanese Garage - Psych Sampler』
にも収録された名曲。
ちなみに、92年に来日したステアーズというイギリスのガレージ・バンド
は雑誌『宝島』の企画で聴いたこの曲をえらく気に入ってライヴでやりたいから
担当ライターにローマ字で歌詞を教わって帰ったそう。

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「大人の戦争」1968・3

シングル「ユメがほしい」のB面

すぎやまこういちと橋本淳の師弟コンビ

当時、東西の「冷たい戦争」が終わるまでは
人々の心のどこかにいつか第三次世界大戦
が勃発し、世界が滅亡するかもしれない
という危惧どこかにあった。

この作品はそんな世界的な危機感を
意識して、最後に残った二人を
モチーフにしたかのような
シュールな世界が歌われている。

イメージだけで作ったという
橋本淳の歌詞がすごい。

その歌詞とは無関係に
ファズをフューチャーした
ワイルドでパンキッシュな演奏ですが
そこに
ストリングスがかぶるところが
GSっぽい。

もしこれがストリングスが
導入されてなければ
海外でも評価されたと思う。


ザ・ダイナマイツ
デヴュー当時はプロモーションとして
日劇の荒木一郎ショーにも
連日出演などしておりまして
非常にパワーがあって
まあレコードも
シングル5枚とアルバム一枚出してますが

商業的な成功はなかったんですね、
やっぱりGS衰退の波に勝てなかった。
69年にこれから本格的に
アルバム制作していこう
というところで、
メンバーの音楽性の不一致みたいな
お決まりのパターンでももって解散した。

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なんだったんだろう、人気はあったはずなんですけれども。
69年には小山ルミ主演のカルト映画『ケメ子の唄』に
出演しておりまして、この映画はザ・ダイナマイツが「ゆめがほしい」を歌っているシーンがあるというだけで売れた映画。
当時の人気を知る貴重な資料となっております。
が、しかしDVDになってません。ハードオフかなんかでVHS発見した人は
買っておいてください。しかし、クレジットにザ・ダイナマイツのダの字も
入ってないのは松竹さんなに考えてるんでしょうかなんにも考えてないでしょうか。

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Tell Me More/ザ・テンプターズ

彼らの指標となった二枚目のアルバム
「5-1=0 ザ・テンプターズの世界」1969・2
全曲オリジナルという意欲作


リーダーも松崎由治(よしはる)の特出した
作詞作曲能力

ひんやりとした空気感がたまらない
ガレージサイケデリックナンバー

もう、どうにもならないよね。
音がかっこ良すぎる。

しょうがない。

もうこのまま終わりたい気分になってたけれども


君なき世界/ザ・ビーバーズ

今夜一曲目に紹介した
ホワイ・ベイビー・ホワイの
カップリングシングルA面

これも作曲はムッシュかまやつですね。

ポップなホワイ・ベイビー・ホワイ
と違ってラーガ・サウンドを取り入れた
アメリカのローカル・サイケを聴いているような
メランコリックサイケデリックナンバー


ここでも空翔る石間秀樹の
ギターがかっこいい!



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by marquis_de_d | 2013-06-09 21:00 | RADIO R'lyeh
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