
朝、仕事に行く途中に大きなショウリョウバッタのツガイに出会う。こんなに大きい負んぶ飛蝗みたことないな。
夕闇に三頭のアオバズクのシルエットが浮かび上がった話。
家の前にある大きな欅の木のウロに毎年、アオバズクがやってきて子供を育てる為に巣を作る。僕の家の周りにはネコも、タヌキも、ヘビもいるし、とくにその大欅のすぐそばにゴミ捨て場があるからカラスがたくさんやってくる。さらに、人間たちが住んでいる。人間の無関心さこそ彼らには危険だろう。そんな危険きわまりない場所にもかかわらず毎年五月頃にやってきて「ホッホ・ホッホ」と二回続けて鳴く特徴的な鳴き声を聞かせてくれる。

夕方、家の前を何とはなしに歩いていたら一羽静かに飛び立った。明らかにカラスやキジバトのそれとは違うシルエットですぐにアオバズクとわかる。飛び立った付近に目を凝らすと、まだ二羽そこでじっとしている。大きさは20センチ弱。頭がだるまさんみたいに丸くてかわいらしい。息を殺して観察していたが、鳥というのは目がいいので僕が見つけるより先に向こうが僕を観察しているものなんです。知らんぷりしているようでもコチラに気がついていないわけがない。ジワリとちょっとつま先を前にだしたら、ちょっとした僕の挙動に反応して二羽ともふわりと飛び立った。そのとき、ひらひらと羽を落として行ったから、すぐに駆け寄ってそれを拾ったのでした。そして、コレクションの棚に飾ってみたのです。
また来年もあえるんだろうか
そんな気持ちになりながら。
じつに奇妙なことに、アオバズクが毎年飛来する家の前の大欅には「不思議な瘤」があって、それがどの角度から見てもフクロウに見えるんです。だから僕は自分で勝手にこの欅のことを「フクロウの木」と名付けているんです。きっと、このフクロウの瘤がアオバズクたちを守っているんだろうと勝手にそう思い込んでいるんです。
いつぞやは弟の車の上に折れた枝が落ちてボンネットがくしゃくしゃになったことがありました。一昨年は颱風の翌日にたくさん枝を落として、電線にそれがあたって危険だった。颱風去ったあと、作業車がやってきたときには切り倒されるんじゃないかとヒヤヒヤしたんですが、切られたのは欅に巻き付いていた太いヤマフジの蔦でした。(ちなみに、ヤマフジは切られたにもかかわらず今年も綺麗な藤の花を咲かせました)
それでも、すぐにフクロウの瘤が心配になってすぐに見にいきましたよ。
でも、ちゃんとフクロウの瘤はそこにありました。そして、今年もちゃんとアオバズクがやってきて、そして無事に大人になって飛んでいったんだ。フクロウの木に守られながら。