■D,侯爵の『RADIO R'lyeh』、第壱佰拾貳夜■
b0050938_131149.jpg


■今夜お送りした曲■


夜霧のトランペット/内田裕也とフラワーズ
サニー/ザ・ボルテージ
いい娘だね/JACKS
お前のすべてを/ザ・モップス
自由に歩いて愛して/PYG
花・太陽・雨/PYG


夜霧のトランペット/内田裕也とフラワーズ

むせびかえるような
夜霧に(ごほごほ
包まれている
最近の小田原

天気がよくて風が吹かないと
かえってスモッグが
発生しやすいようですね

長旅で疲れ果てた
僕の精神状態を
反映したかのような
しっとりとした
アダルトなナンバー


ラスト・シングルとなった

「ファンタジック・ガール」のB面
完全な麻生レミのソロで

橋本淳:筒美京平の
ゴールデン・コンビによる
書き下ろしで
アンニュイな麻生レミの
ヴォーカルに
バカラック風のホーン・アレンジ
ちょっぴりミステリアスな
アダルト・ポップ

本格的サイケ+R&Bの精神は
一体どこにいってしまったのだと
思うような
サイケ色も、ロック色も
払拭したジャジーな
4ビート・グルーヴ作品



1969年1月にようやくでた
遅すぎたデヴュー・シングル
「ラスト・チャンス」が
コロンビアから発売

サイケを期待すると幻滅させられる
極度に歌謡曲化された曲だったが
ついつい口ずさみたくなるような
メロディーで歌謡曲的には
成功なのかもしれない
と思いきや
チャート92位にとどまった。

めげずに
69年7月にはジャニス・ジョップリン
などのカヴァーを中心とするアルバム
「チャレンジ!」をリリース


全員オールヌードでとった
ジャケットがセンセーショナルな
話題を呼んだが

(麻生レミは
男性メンバーと一緒に
裸になるのは嫌だ
ということで
あとで単独で撮影して
いるので
実はジャケットは
精巧な合成写真であります)



これは
コマーシャルなシングル
「ラスト・チャンス」を
だしたらアルバムは好きに作らせてやる
というレコード会社との約束で
でてきた結果がこれ。
しかし
内容のほうはほとんど
彼らの
ステージ・レパートリーである
洋楽カヴァーだけ

これは、
オリジナル中心の
アルバム構成に
なれきっている
若い世代には
異色に感じられる
かも知れないが

当時、
GSのステージにも
アルバム構成も
それが普通だったし
ファンも別に
オリジナルにこだわっていなかった
そう言う事も背景にあります。

しかし、現実には
ニューロックの
コピーだけで
構成された
で評価は皆無に近かった。

もはや、
69年7月という時期は
もはやGSではない

そんな
アルバム「チャレンジ!」も
2007年には
2曲の未発表曲を含む
5曲の
ボーナストラックを
追加されCD化されております

その
ボーナストラックから
『夜霧のトランペット』

フラワーズらしさは
希薄ながら作品自体の
クオリティは素晴らしい






サニー/ザ・ボルテイジ


GSによるR&Bカヴァーの
理想型を見ることの
できるアルバム
『R&Bビッグヒット』
ボルテイジ唯一のアルバムに
収録されている

当時、日本のGSが
盛んに取り上げていた
ボビー・ヘブのヒットナンバー

デヴュー曲の
「エミー・マイ・エミー」
も「サニー」を
下敷きにした曲で
あって相当好きだった
ンだと思うんですが

限りなく黒人音楽の
本質に鋭く迫っている
んじゃないかと思うわけです


ま、この曲嫌いな人いないと
思います。ちなみに
僕は勝新太郎がカヴァーしている
やつが好きですね。
聞き比べると
かなりトリップしますが




いい娘だね/JACKS(1968.3

聴いていただこうと
思うわけですが

ジャックスは
日本のロックの始祖として
語り継がれている
歴史的なグループであり

そんなジャックスのなかでも
「いい娘だね」
は最もガレージ的な曲である。
東芝でアルバムをリリースする
半年前、マイナーレーベルの
タクトからデヴューとなった
シングル『からっぽの世界』のB面

ラフなガレージ・ナンバーだが
いわゆるGSとは
どこか違う雰囲気があります




お前のすべてを/モップス(1968.8


日本最初のサイケデリック・グループ」モップス

ほかのバンドとの
区別化を図るために
サイケデリック・ミュージックを
標榜して登場した日本最初のバンド、
モップスですが

三枚目のシングルのA面、
「お前のすべてを」
いくらサイケデリックとはいえ
これをA面で売ろうという
レコード会社は
正気とは思えませんね
本気だったのか
投げやりだったのだろうか?

まあ、この頃のビクターは
なんていうかもう
カオスですよ。
素晴らしいほど混沌
ガレージ・サイケの
オンパレードで
GSも、
ピンからキリまで
あって
上も下もなくなっちゃってる
感じがします。

ビクター時代の
モップスは
歌詞の問題で
オフィシャルCD化できない
「ブラインドバード」
なんてのもありますから。

しかし
この三枚目のシングルまでは
ファズギターを駆使した
サイケデリック路線が
続いたんですが

やはり
69年に入る頃には
それまでのイメージを払拭

よりシンプルな
ロック、ブルーズ、R&Bと
言った方向に転じることになる。

69年末には東芝に移籍
してますが
海外のガレージ・マニアが
評価しているモップスは
このビクター時代だけです

この海外が評価するかどうか
ということを
ちょいちょい言うので
それが耳について嫌だ
という方いるかもしれん
のだけれども

海外でどう評価されてるかは
指標というか
自分の指向がちゃんと
まっすぐ進んでいるか
確かめる役割としては
多いに意味があると
僕は思いますね。

日本の音楽史における
歌謡曲のポジションというか

そもそも、
日本で西洋音楽が
聴かれるようになるのは
明治以降と考えます

これは

近代国家建設を担う
人材育成のための教育
を重視した
明治政府が

明治5年(1872)に
新たに設置した小学校の
教科中に外国にならって
「唱歌」という
部門をとり入れた

これはすぐに
普及したわけじゃない
楽器も楽譜も無い
わけだから

事実上、スタートするのは
明治14年
最初の教材
『小学唱歌集』が
発行され
明治17年(1884
の第参編を持って完結
したわけだが

日本人による曲はわずかで
大部分は西洋の曲に
原詩とは関係なく
日本語の詩をはめたもので

(たとえば「蛍の光」スコットランド民謡

これを
日本人が
西洋音楽を本格的に
取り込む一番最初お
一歩だと僕は考えますが

-----------------------------------------------


もちろん、
戦国時代に
フランシスコザビエルが
山口の戦国武将
大内義隆に鍵盤楽器を
献上している記録があるし

織田信長は安土城で
西洋音楽の演奏を聴いた

イエスズ会の神父達は
学課の一つとして
武士の子弟たちに
楽器を伝授している。

でも、ほどなくして
豊臣秀吉がバテレン追放

次いで、
江戸幕府がキリスト教全面禁止

という経緯がありますから

幕末に黒船がきて
艦隊軍楽隊が

これは
幕末にやってきた
ペリー艦隊の
黒船に
艦隊軍楽隊という
ものがのっていて

これがことあるごとに
演奏していた
船の上で演奏

船の上で演奏するまで
の250年間は西洋音楽と
触れるチャンスないんだな。

さらに
船の上でショーをみれた
日本人は限られるので

明治時代に小学校の
カリキュラムに
外国にならって
「唱歌」を
取り入れるまでは
西洋音楽と再会は
なされなかったわけだ。

-----------------------------------------------


そんなわけだから
日本人の西洋音楽の血って
いうのはせいぜい
150年ってところ。

だから

自分がどこを歩いているか
時々、確認するような
ちょうど、
地図を見て
コンパスをみて
山を歩くように

ちょいちょい
海外の評価ってものも
気にして行かなきゃ
いけないと思うわけですよ

そういう
意識を持っていかないと
音楽というのは
作り手よりも
受け手というか消費者というか
ファンの方が迷走して
わけ判らなくなってしまう
GSブーム崩壊後に
結成された
PYGと
そのファンとの間の
意識の食い違いという
現象が
その良い例ではないかと
思ったりなんかします


自由に歩いて愛して/PYG(1971/11

解散直後のタイガース
テンプターズ
スパイダース
からメンバーを集結させた
スーパーグループだったが
短命に終わったPYG

二枚目のシングルで
代表曲とも言える名曲の
ライブバージョン
二枚組ライブアルバム
『フリー・ウィズ・PYG』より
聞いていただきました




花・太陽・雨/PYG(1971/4)

井上孝之と岸部修三の
入魂のデヴューシングル
『帰ってきたウルトラマン』
34話「許されざるいのち」でも
効果的な使われ方をしました
1999年にバップから発売された
『帰ってきたウルトラマンミュージックファイル』
にも収録されているので
ファンの方はよくご存知のはず
舞台が
箱根芦ノ湖というのが良いですよね
芦ノ湖のシーンでこの曲が
流れるのが印象的

34話はファンから原案を
募集して高校生のファンからの
投稿から生まれたストーリー。

小林晋一郎さん

この人は
後に、「ゴジラVSビオランテ」
の原案も一般公募から選ばれてる

合成怪獣レオゴンはビオランテへと昇華する






ラジオルルイエでは
リスナー様の
お便りを募集しています。




番組へのご意見ご感想
罵詈雑言美辞麗句ございましたら
「ラジオルルイエD,侯爵宛」でお便り待ってます。
リクエストや、質問なんぞも受付マッス!

お手紙お葉書などファクスなどどしどし御寄せください。

紹介されると
番組特製オリジナルステッカーと
D,侯爵手書きのQシート
深海の不気味イラスト入り
をプレゼントいたします

---------------------------------------------------------------
FMおだわら
「ラジオルルイエD,侯爵宛」

〒250-8555 神奈川県小田原市荻窪300番地 小田原市役所1F

FAX.0465-35-4230

---------------------------------------------------------------


D,侯爵への励ましのお便り待ってます。





---------------------------------------------
b0050938_131149.jpg





なんと!ポッドキャスト『 R'lyeh』がうっかりラジオになっちゃった!!
うっかり聴くと正気度が下がる D,侯爵の『RADIO R'lyeh』 FMおだわら(78.7MHz)にて 毎週日曜21:00~21:30放送!(再放送は毎週月曜25:00~25:30放送)

FMおだわらはWebで聴けます!
サイマルラジオ http://www.simulradio.jp/
   直リンク http://www.simulradio.jp/asx/fmodawara.asx  
※Windows Media Playerのみ対応しています
※Macintoshでサイマルラジオを聴けるようにする方法
  (OS) : Mac OS 10.3.9以降  (ソフトウェア) : QuickTime 6.5以降である必要がありますよ~。そこにWindows Media Components for QuickTimeというソフトウェアをダウンロード、インストールしてやれば聴けるようになります。

iPhone、iPod touch および iPad、Android携帯やタブレットでFM小田原を楽しむ方法として「TuneIn Radio」をお勧めしています→App Store - 『 TuneIn Radio

Android携帯やタブレット→『 TuneIn Radio
by marquis_de_d | 2014-06-08 21:00 | RADIO R'lyeh
<< ■D,侯爵の『RADIO R&... ■D,侯爵の『RADIO R&... >>


S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
『D,の部屋』
メインHPは↓から

D,の部屋
ブログパーツ
カテゴリ
全体
日常の一喜一憂
映画の一喜一憂
RADIO R'lyeh
ダイエットの一喜一憂
料理の一喜一憂
ポッドキャストの一喜一憂
自分勝手語辞典
備忘録
創作小説・童話
以前の記事
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
2005年 03月
2005年 02月
2005年 01月
2004年 12月
2004年 11月
2004年 10月
フォロー中のブログ
aobashi
信楽 楽入陶房 壺中庵
ライフログ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧