■D,侯爵の『RADIO R'lyeh』、第壱佰廿伍夜■
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■今夜お送りした曲■


TSUMUJIKAZE OF LOVE (Inst.)/フラワーズ
YOUNG GUY IN RIO-「リオの若大将」劇伴/服部克久より
朝まで待てない/ザ・モップス
トインキー・リー/ザ・カーナビーツ
ハイ・ミスター/小畑ミキとアウト・キャスト
わたしの祈り/小山ルミ
なればいい/ザ・スパイダース
サイケデリック・インストゥルメンタル/ザ・スパイダース



TSUMUJIKAZE OF LOVE (Inst.)/フラワーズ
YOUNG GUY IN RIO-「リオの若大将」劇伴/服部克久より

松原智恵子主演
1969年3月封切りの
日活映画『恋のつむじ風』から

結婚式の途中で相手がイヤになって
逃げ出し、都会のゴーゴー・クラブに
迷い込んだ主人公。
ストロボ・ライトが点滅する
店内で若者たちが踊り狂っている

演奏は内田裕也率いる
フラワーズ

スチール・ギターをフィーチャーした
サイケデリック・サウンドが
じつにユニークなバンド

なぜ、スチール・ギターを
サイケにあててきたか
という疑問がありますが

これはジミ・ヘンドリックスが
ワウワウ・ペダルを使っている
部分をどうやら内田裕也は
当時ワウワウ・ペダルを
知らなくて、
スチール・ギターを
使っていると解釈した
というのが真相らしい。

この映画ではフラワーズが
オリジナル曲の「ラスト・チャンス」を
演奏するシーンもあり

ヴォーカルの麻生レミのイイ顔を
拝む事ができますが
裕也サンは忙しかったのか
出演していない。




YOUNG GUY IN RIO-「リオの若大将」劇伴/服部克久より


1968年の7月封切りだった東宝映画『リオの若大将』

近年、インターネット喫茶
というものが出現して久しいが

複写機が発明された
60年代ではコピー喫茶という
ものがあったらしい

そのコピー喫茶に
若大将加山雄三と田中邦衛演じる青大将
の二人が出向き
ノートをコピーしてもらっている
あいだに流れるBGMがこれである

演奏者不明だが
この直前に加山が
ランチャーズをバックに
オルガンを弾くシーンがあり
その音に酷似している事から

このオルガンも案外
加山が弾いているのかもしれない




朝まで待てない/ザ・モップス
トインキー・リー/ザ・カーナビーツ



朝まで待てない/ザ・モップス

薄めのファズ使用で
サイケ度はそれほどでも
ありませんが、何を隠そう
これが阿久悠の出世作となります

内発性があろうがなかろうが
モップスが
サイケデリック・ミュージックを
標榜して登場してきた
日本最初のバンドであることは
事実である

1966年、埼玉で
結成されたこのバンドは
当初は
ヴェンチャーズ・ナンバー
などをレパートリーとする
エレキインスト・バンドに
過ぎなかった

そこに鈴木ヒロミツの
加入によって
ヴォーカルにも
取り組むようになり
やがて
埼玉や都内のディスコテーク
ゴーゴー喫茶などで
活動を始め
67年には
GSブームを見越した
ホリプロと契約を結んだ。

GS戦国時代に突入する
67年、秋の
レコードデヴューに際し
なんとか他のバンドと
区別化を計ろうと策が
ねられた結果、
日本最初のサイケデリック・グループ
として売り出されることになった。

これは
事務所の社長、堀 威夫の
アイデアで
彼はちょうど、その年の
夏に訪れたサンフランシスコで
フラワー・ムーブメントを
目の当たりにし、
「次の時代はこれだ」
と直感していた。

ジェファーソン・エアプレインなどの
レコードを聴かされた
モップスは
これなら自分たちの
カラーともマッチすると
乗り気になったのであった。

67年11月デヴュー盤
「朝まで待てない」が
ビクターからリリースされた。


奇抜な衣装をまとい、
目隠しをして歌ったり
ドラムが真横を向いて演奏したり
プレスを呼んで
「LSDパーティー」と
銘打って、
当時、バナナの皮を乾燥させて
それに火をつけて煙を吸うと
似たような感覚を味わえる
というオカルトがあって
それを
関係者各位に

「こんなもんだよ」
なんて言って
かがしたりなんかして
そんなパーティ

開いたりと
サイケデリック・イメージの
演出につとめた結果
この曲は
オリコン38位までいった


トインキー・リー/ザ・カーナビーツ


ワイルドな
ステージで有名な
カーナビーツは、
「恋をしようよジェニー」
「チュ!チュ!チュ!」
「恋の夜明け」など
多くの曲で
ファズトーンを駆使して
最もファズの
使用頻度が高いグループ

この曲は
臼井のソロで
68年3月に発売されたオムニバス・アルバム
『レッツゴー/グループサウンド第一弾』
に収められているナンバー

66年5月にゲイリー・ウォーカーが
英国でリリースした曲のカヴァー



ハイ・ミスター/小畑ミキとアウト・キャスト
わたしの祈り/小山ルミ


ハイ・ミスター/小畑ミキとアウト・キャスト

GS時代のテイチクを
代表するガール・シンガー
小畑ミキ

1950年4月8日生まれ
東京都出身の
父親アメリカ人
母親日本人のハーフ

精華学園高校一年の
ときからファッション・モデル
として活躍していた。


ちょうどリバプール・サウンド
全盛期の英国に、
アリアンヌ・フェイスフル
シラ・ブラック
ルル
といった女性シンガー
が出現し、
シーンを華やかに飾ったように
GS全盛時の日本にも
黛ジュン
中村晃子
泉アキ
それにこの
小畑ミキ
といった
ガール・シンガーが
登場し、シーンを活気づけた

本作は
「初恋のレター」で
デヴューした
彼女の2枚目の
シングルB面で
67年7月に発売されたもの

レコードには記されていないが
バッキングはアウト・キャスト
がつとめていると推測される

というのは
当時フルートが吹ける
メンバーがいた
テイチクのGSといえば
アウト・キャスト(轟健二)
だけだからである。
アウトキャスト
2枚目のシングルのA面
「愛することは誰でもできる」
でそのフルートを
聴くことができる




わたしの祈り/小山ルミ 1968

70年代は
セクシー歌謡路線の
トップスタアだった

小山ルミの
清純派アイドル時代
1968年にビクターから出した
唯一のシングル
『はじめてのデート』のB面


同年の映画『ある少女の告白 純血』に歌唱シーンがある

和製R&Bの隠れた名曲
A面のかわいらしさから
うってかわって
低音ピアノ
ギターの低音弦奏法から
テナーサックスがむせび泣く
夜の街を連想させる
ジャジーなサウンド
のイントロで始まる

ビクターからテイチクに
移籍後の
70年代は
「さすらいのギター」などの
ヒットがあり
独特のグルーブ感のある
歌唱は現在でも
根強い人気がある


(1968年だとまだ720の司会とか
スナッキーガールズをやっていた頃っすね
小山ルミも父親がアイルランド人という
ハーフで
このハーフというキーワードは
GS時代ガールズ・ポップの
シンボル的存在だった
戦後、アメリカ軍の
駐留に伴って生まれた
たくさんの混血児たちも
ちょうど、GSブーム
のころに思春期を迎え

とりわけ、
当時大漁にデヴューした
ハーフの少女たちは
GS特有の
無国籍性を
存在そのもので
体現していたといえる


1965年に各社から
一斉に発売された
60年代コンピレーションCD
『キューティ・ポップ・コレクション』
シリーズでも
ジャケットを飾ったのは
小山ルミを筆頭に
ほとんどが
ハーフのガールシンガーだった

また、
1968年というのは
GSギャルたちの
ひとつの終焉の時期でもあり

カルメン・マキが
フォーク調の
「時には母のない子のように」
でデヴューした
1969年春に
GSギャルの時代が終わる

ちょうど、
東大で安田講堂の攻防戦が
あったり、新宿に
フォークゲリラが
出現した頃で
世の中の空気が
がらりと変わってしまった。

これ以降、
日本の女性シンガーは
”フォーク”のモードに入ってしまう



なればいい/ザ・スパイダース
サイケデリック・インストゥルメンタル/ザ・スパイダース


両曲ともに
主演映画第三作目
1968年5月封切りの
日活『ザ・スパイダースの大騒動』
で使用された楽曲

この映画の最大の見所である
かまやつひろしが開催する
”サイケデリック・デザイン展”
に訪れたマチャアキが、突然ヒロインの
美奈悦子と結婚を妄想し
始まったのがこの曲を
演奏するシーン。
蛍光色を塗りたくった
ゴーゴー・ガール
ムッシュのサイケなペインティングの
ギターが印象的だった
66年に出たレコード
「サマーガール」のB面
のヴァージョンとの違いは
やはりファズトーンの導入である

とにかく、66年には
まだファズは出回っていなかったのだ






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by marquis_de_d | 2014-09-07 21:00 | RADIO R'lyeh
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