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■D,侯爵の『RADIO R'lyeh』、第壱佰弐拾夜九夜■
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ホールド・オン/ズー・ニー・ヴー
ハイウェイの孤独/ズー・ニー・ヴー
午前3時のハプニング/ザ・ゴールデン・カップス
朝まで待てない/ザ・モップス
朝日よさらば/ザ・モップス
幸せの道/ザ・ワイルド・ワンズ
陽はまた昇る/ザ・ゴールデン・カップス




ホールド・オン/ズー・ニー・ヴー

「白い珊瑚礁」のヒット曲を持つ
和製サム&デイヴと呼ばれたグループ

渋谷のレストラン・クラブ"カバーナ"の
専属として腕を磨いていた
もっぱら通好みのR&Bを
レパートリーにしていた事で評判を呼び
コロンビアから
当時としては異例の
アルバムによるデヴューを飾ったグループ。

1968年アルバム『ズー・ニー・ヴーの世界/R&Bベスト・ヒット』の
一曲目に収録されている曲で
サム&デイヴの大ヒットナンバーのカヴァー。
ホーンセッションの
パートをファズを駆使した
ギターで代行している
まさにGSによるR&Bの魅力



ハイウェイの孤独ズー・ニー・ヴー1968

R&Bサイケの傑作
ズー・ニー・ヴー
ハイウェイの孤独(ロンリーハイウェイ)

1968
アルバム
『ズー・ニー・ヴーの世界/R&Bベスト・ヒット』収録のオリジナル曲

スリリングなR&Bサイケの傑作
ズー・ニー・ヴーの
オリジナルのなかでは
最もガレージ的な
ナンバー
すっごく乾いた感じの
詩にもしびれます。



69年4月に発表した
セカンドシングル
「涙のオルガン」のB面
南洋への憧れを歌った
カレッジ・ポップ
「白い珊瑚礁」が
じわじわと評判になり

ついにはオリコンチャート
18位まで登り詰める
という思いがけない
ヒットとなった。

69年といえば

もはやGSは衰退期であったが
そんなさなか
彼らは一躍スターとなった

この
「ハイウェイの孤独」は
1986年にアメリカで
リリースされた
『Sixties Japanese Garage --Paych Sampler』
という日本のGSだけを14曲
集めた海賊版LPにも

「Lonely Hightway」

というタイトルで
紹介されています




午前3時のハプニング/ザ・ゴールデン・カップス


超絶ベーシスト、
ルイズ・ルイス加部が
歌っているきわめて珍しい曲です
1968年12月リリースの
「午前3時のハプニング」
五枚目のシングル
「過ぎ去りし恋」のB面

さて、1968年と言いますと
タイガース、テンプターズといった
ヴィジュアル優先の
アイドル的GSに対して

その後の方向性を
打ち出した実力派GSといえる

ゴールデンカップス
ハプニングスフォー
モップス
といったバンドが出現してくる

そんな実力派
濱のGSゴールデンカップスでありますが
いろいろメンバーが入れ替わって
ブリティッシュ・ハードロック志向になったり
アメリカンロック的な傾向が強くなったりと
GSの隆盛と衰退を乗り切ろうと
試行錯誤をくりかえした感があります。



朝まで待てない/ザ・モップス
朝日よさらばモップス1968



薄めのファズ使用で
サイケ度はそれほどでも
ありませんが、何を隠そう
これが阿久悠の出世作となります

内発性があろうがなかろうが
モップスが
サイケデリック・ミュージックを
標榜して登場してきた
日本最初のバンドであることは
事実である

1966年、埼玉で
結成されたこのバンドは
当初は
ヴェンチャーズ・ナンバー
などをレパートリーとする
エレキインスト・バンドに
過ぎなかった

そこに鈴木ヒロミツの
加入によって
ヴォーカルにも
取り組むようになり
やがて
埼玉や都内のディスコテーク
ゴーゴー喫茶などで
活動を始め
67年には
GSブームを見越した
ホリプロと契約を結んだ。

GS戦国時代に突入する
67年、秋の
レコードデヴューに際し
なんとか他のバンドと
区別化を計ろうと策が
ねられた結果、
日本最初のサイケデリック・グループ
として売り出されることになった。

これは
事務所の社長、堀 威夫の
アイデアで
彼はちょうど、その年の
夏に訪れたサンフランシスコで
フラワー・ムーブメントを
目の当たりにし、
「次の時代はこれだ」
と直感していた。

ジェファーソン・エアプレインなどの
レコードを聴かされた
モップスは
これなら自分たちの
カラーともマッチすると
乗り気になったのであった。

67年11月デヴュー盤
「朝まで待てない」が
ビクターからリリースされた。


奇抜な衣装をまとい、
目隠しをして歌ったり
ドラムが真横を向いて演奏したり

サイケデリック・イメージの
演出につとめた結果
この曲は
オリコン38位までいった




朝日よさらばモップス1968

モップスの

初アルバムで
サイケデリック音楽への
アプローチを高らかに謳った
日本最初のアルバム

『サイケデリック・サウンド・イン・ジャパン』収録曲。
そのなかでも
ファズを使用した
「朝日よさらば」は
欧米でも非常に評価が高い。

なお、
1968年2月封切りの
日活映画『星影の波止場』で
モップスがこの曲を
演奏するシーンを見る事が出来る。



幸せの道ザ・ワイルド・ワンズ 1968

五枚目のシングル
「恋するアニタ」のB面。
ワンズと言えば
「青空のある限り」で
重厚な12弦ファズが有名ですが、
こちらはうっすらとかかったファズ。
 
シタールのような
ファズギターと
トレモロをかけたような
サイケオルガンが
隠し味のガレージ・フォークロック。

このイメージのままで
次の曲を聴いてもらうと
その強烈なギャップに
脳に電撃が走る
と思います。

ワイルド・ワンズといえば
「想い出の渚」をはじめとする
大ヒット曲をもつ
和製フォークロックグループ

フォークロック系GSなんですが

ワンズの思いがけない
ガレージな側面を見ることが出来る

陽はまた昇る/ザ・ゴールデン・カップス



ザ・ゴールデン・カップスの
デヴュー・シングル1967年
6月東芝からリリースされた
「愛しのジザベル」のB面 

「陽はまた昇る」

67年、68年は
GS戦国時代で
猫も杓子もファズでございます

68年には
アマチュア・バンドにも
すっかりファズが浸透し

演歌にも民謡にも、
ファズサウンドが
取り入れられまして
アノひずんだ音の花盛りと
なったのであります。

カップスとファズという
二つのキーワードを
結びつけた
その先には
ギタリストの濱のブルーズキング エディ藩
という名前が浮かび上がってくる。


すでに
尾藤イサオの66年11月リリース
9枚目のシングルA面
「ワーク・ソング」
演奏は
ジャッキー吉川とブルーコメッツ

この間奏に
ファズトーン・ボックス
が使われています。
これが日本最初のレコード
なんじゃないかということなんですね。

さらに同年同月
66年11月に発売された
ブルーコメッツの
「ベストヒット66」
というアルバムに収録されている
「涙のギター」の後半部分で
ファズの音が確認できる

すなわち
日本で最初に
ファズを使った曲を
レコード化したプロバンドは
ブルーコメッツ
であるということになる。

しかし、エディ藩は
ゴールデン・カップスに
行く前のアマチュア時代に
すでに
ファズを使っていた
という事で知られております。

これは
エディ藩が19のときに
渡米してディズニーランドで
ヤードバーズの演奏を
目の当たりにしてるので
ファズを現地で体験して
そのときに20ドルで
購入したものが
日本上陸第一号である
というもので

『ヤング・ミュージック』誌
68年7月号でも
インタビューで
その事に触れています。




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FAX.0465-35-4230

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by marquis_de_d | 2015-03-22 21:00 | RADIO R'lyeh
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