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■D,侯爵の『RADIO R'lyeh』、第壱佰九拾壱夜■
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こんやもラジオルルイエ
今宵の永遠に付き合う皆様、どうぞよろしく…


□ 今夜紹介する楽曲 □


レッツ・ゴー・ピーコック/ザ・ピーコックス
恋路/井上宗孝とシャープ・ファイブ
誰よりも君が好き/ブラック・ストーンズ
おまえに夢中さ/ザ・カーナビーツ
トインキー・リー/ザ・カーナビーツ
ピーコック・ベイビー/大原麗子
サニー/ザ・ボルテージ



レッツ・ゴー・ピーコックザ・ピーコックス


海外でも類を見ない
クジャクの鳴き声を
コーラスに取り入れた
怪作

果たして孔雀は
とぅるるるうっと
鳴くのか知りませんが

1967頃から起こった
男性ファッションのムーブメント

ピーコック革命

という紳士服の革命的な変化を示す
ファッション用語ですが


アメリカの
デフィーター教授が提唱した
クジャクは美しいのは
オスだけだということで
紳士服も派手でなきゃいかん
みたいな感じのムーブメントが
あり
そのピーコック革命を
コンセプトに
できたグループ

元々は
第一回ライトミュージックコンテスト
に出場したバンドの中から
もっとも優秀なプレイヤーを
選出して67年10月に結成した
ラヴというバンドが母体で
実力派ぞろいだったが
二年くらいで消えた

天井桟敷の
「書を捨てよ街に出よう」
の音楽を担当した事もあるくらいで
演奏はめちゃくちゃカッコいい



恋路/井上宗孝とシャープ・ファイブ


日本を代表する
エレキ・インスト・バンドとして
65年から66年にかけて
キングからアルバムも
続々リリースしたが

GS時代にさしかかると
のシングルでは
歌ものもやっていた。

御聴きいただいたのは
コロムビア移籍後の
1968年3月に放った
『旅がらすロック』のB面

畑の道を黙々と
歩いて行くような
土着的GS歌謡で

ざらついた感触のオルガンと
男臭いヴォーカルが
哀愁を際立たせる
大人のガレージ・ロック


誰よりも君が好き/ブラック・ストーンズ

横浜伊勢崎町界隈で活動していたところ
作曲家、中島安敏にスカウトされ
67年2月
黛ジュンの『恋のハレルヤ』の
バッキングをつとめた後

同年4月、東芝キャピトルから
デヴュー。

御聴きいただいた楽曲は
デヴュー・シングル
『ヘイ・ミスター・ブルーバード』の
B面で
キンクスの「ウェイティング・フォー・ユー」
に似たイントロで始まる
軽快なフォーク・ロック・ナンバー

ヴォーカルの
藤枝省二は既に62年の頃から
ロカビリー・バンド
”ロリー・ポップス”で歌っていたベテラン
であった。

デヴュー曲の評判はまずまずだったが
怒濤のGSブームが始まる67年夏
メンバーの不仲で
あっけなく解散した



おまえに夢中さ/ザ・カーナビーツ
トインキー・リー/ザ・カーナビーツ


67年9月にリリースされた
2枚目のシングル
「恋をしようよジェニー」のB面
野性的な歌い方と
スクリームで
魅力いっぱい!


後にジャックスもカヴァーした傑作ですが

原曲はなぜか
カナダのマイナーバンド
ザ・グレイト・スコッツが
65年にリリースした
『Give Me Lovin'』のカヴァーで

そんなカナダでも無名のバンドの
この曲をカヴァーしていることは
海外のガレージマニアを
驚かせているようです。


カーナビーツの名付け親であり、
ミュージック・ライフ編集長だった
星加ルミ子のすすめによって

和訳を担当した臼井がエネルギッシュに歌っている




トインキー・リー/ザ・カーナビーツ


ワイルドな
ステージで有名な
カーナビーツは、
「恋をしようよジェニー」
「チュ!チュ!チュ!」
「恋の夜明け」など
多くの曲で
ファズトーンを駆使して
最もファズの
使用頻度が高いグループ

この曲は
臼井のソロで
68年3月に発売されたオムニバス・アルバム
『レッツゴー/グループサウンド第一弾』
に収められているナンバー

66年5月にゲイリー・ウォーカーが
英国でリリースした曲のカヴァー

小気味のよいリズム感覚と
間奏で聴けるのギターソロで
豪快なファズギターの叫びを
聴くことができる
豪快で爽快なナンバー


ピーコック・ベイビー/大原麗子

キノコホテルのカヴァーで
知っている若者も多いかもしれません

1964年中頃に「イパネマの娘」
の大流行が日本にも到達すると
数えきれないほど日本産
60年代ブラジル・サウンドが
聴けるようになってくる

1968年にビクターより
リリースされた大原麗子の
素晴らしいボサノヴァ・アレンジ曲
「ピーコックベイビー」

まず、大女優 大原麗子を
歌手として認識している
ひとのほうが少ないんじゃ
ないかということです

2009年
惜しまれつつこの世を去った
その生涯でたった
シングル三枚
アルバム一枚しかリリースしていない

60年代ではこの
シングル「ピーコックベイビー」
一枚しかリリースしてません。

この曲も
よくある
「女優がそそのかされて試しに歌ってみた」
シリーズです。

しかし、ヤル気があるのかないのか
判らない脱力感の漂う
かわいらしい
したったらずな声と
小気味よいリズム
のベストマッチングで
とんでもなく
サイケデリックな
ナンバーに仕上がっている
作曲は和製クインシージョンズ
小林亜星。
なんでしょうね、
朱里エイコの「イエ・イエ」といい、
この時期の
小林亜星先生のキレっぷりときたら



サニー/ザ・ボルテイジ

「いまの日本のグループサウンズは
歌謡曲とロックンロールの
結びついた独特なもの」

と言っていたのは
ボルテイジの事務所、
富士音楽企画の社長
木村信夫氏である。
彼がもっと外国にも
対抗できるような本格的な
R&Bバンドを作ろうとして
見つけてきたのが
ボルテイジというわけだが
GSによるR&Bカヴァーの
理想型を見ることの
できるアルバム
『R&Bビッグヒット』
ボルテイジ唯一のアルバムに
収録されている
当時、日本のGSが
盛んに取り上げていた
ボビー・ヘブのヒットナンバー

デヴュー曲の
「エミー・マイ・エミー」
も「サニー」を
下敷きにした曲で
あって相当好きだった
ンだと思うんですが

限りなく黒人音楽の
本質に鋭く迫っている
んじゃないかと思うわけです

ラジオルルイエでは
リスナー様の
お便りを募集しています。

リクエストや、質問なんぞも受付マッス!

お手紙お葉書などに
番組へのご意見ご感想
を書いてお送りください

紹介されると
番組特製オリジナルステッカーと
D,侯爵手書きのQシート
深海の不気味イラスト入り
をプレゼントいたします

D,侯爵への励ましのお便り待ってます。

どしどしお便り下さい



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FMおだわら
「ラジオルルイエD,侯爵宛」

〒250-8555 神奈川県小田原市荻窪300番地 小田原市役所1F

FAX.0465-35-4230

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D,侯爵への励ましのお便り待ってます。





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なんと!ポッドキャスト『 R'lyeh』がうっかりラジオになっちゃった!!
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by marquis_de_d | 2016-05-29 21:00 | RADIO R'lyeh
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