こんやもラジオルルイエ 今宵の永遠に付き合う皆様、どうぞよろしく… □ 今夜紹介する楽曲 □ 運命/寺内タケシとバニーズ なればいい/ザ・スパイダース 私のビートルズ/常田富士男 アイム・ショックド/アイ・アバンティとそのグループ ドゥープ/フラワー・トラベリン・バンド+日野皓正クインテット クラッシュ/フラワー・トラベリン・バンド+日野皓正クインテット エリーゼのために/寺内タケシとバニーズ 運命/寺内タケシとバニーズ 66年三月に エレキの名門バンド ブルー・ジーンズ脱退し 渡辺プロから独立した 「エレキの神様」寺内タケシが ヴォーカル&インストゥメンタル の時代に対応すべく 寺内タケシのスパルタ教育で 横浜出身社中心に結成された バンド寺内タケシとバニーズ 「レッツ・ゴー・シェイク」 「悪魔のベビー」 「愛のリメンバー」 「太陽野郎」 など着実にヒット曲を飛ばし アルバムでも(1967/9) クラシックの名曲を大胆にも エレキ・インスト化した 『レッツゴー・運命』が ベストセラーになり、 センセーショナルな話題を呼んで これは67年度レコード大賞編曲賞受賞 「GS史上まぎれも無い名盤の一つ」と GS評議会の黒沢進先生お墨付きの一枚。 その中でも アルバムからシングルカットされた曲。 当時あまりにも売れすぎたため 気恥ずかしさもあってか その後、このアルバムは まともに評価されないままの 状態が続いている 当時のギター少年は 必死でこの曲を真似て 早引きの練習をした。 なればいい/ザ・スパイダース GS主演の映画、仮にこれをGS映画と呼ぶとして その先駆けとなったのはやはり スパイダースだった 67年8月封切りの 日活『ザ・スパイダースのゴーゴー向こう見ず作戦』 どんな障害もスパイダースが乗り越えて行くという たわいのないストーリーだったが スパイダースの演奏シーンがふんだんに盛り込まれ ファンには満足のいく内容だった その翌年68年2月には主演第二弾『スパイダースの大進撃』 そして同年五月に「スパイダースの大騒動」で ムッシュが「サイケデリック!」と叫びマチャアキが妄想に入るシーンで この曲が使われている。 ところがシングルがリリースされたのは GSブレイク前夜ともいえる66年 既にサイケの前兆を感じていたのでしょうか この時期に既にこんなサイケな曲を 作っていたのだからムッシュのセンスは斬新 で卓越したものを感じるわけであります この曲は海外GSブート・アルバムに Any thing You Want Nati Bati Yi の題で 何度も収録された人気の プレ・サイケ・ソングで モンスター・マグネットのメンバーが 変名で始めたバンド、 ウェルウォーター・コンスピラシー やサウンドガーデンや ノースウェストのバンド、クアシが 日本語のままカヴァーしているほど。 私のビートルズ /常田(ときた)富士男(1970/10) 一度聴いたら耳に焼き付いて 離れないサイケデリックな ナンバー フーテンキャラで知られる俳優 常田(ときた)富士男の ビートルズ解散に便乗した 企画ものシングル まさに1970年という 年だったから出来たカオスなコンセプト 当時、毎晩のようにラジオで かかっていた曲ですから ファズの利いたギターとベースの ユニゾンにアッシドな歌声は 今も脳に焼き付いている という人は多いのではないでしょうか アイム・ショックド/アイ・アバンティとそのグループ サイケデリック時代を 反映したノベルティ・ソングで 1968年「新女大学」 という曲のB面ですが、 メチャクチャかっこいい! 60年代モンド映画的な 幕開けからの スパイ映画のような展開 そうかと思っていると 今にもオイルの匂いが してきそうな 暴走するエンジン音、 滑走路を飛び出す 飛行機のプロペラの音。 そして女の悲鳴… まさに、美と狂気の一体化! なんじゃこりゃ! すげえ! アヴァンギャルド! アイ・アバンティって なにもんじゃろかと 思っておりましたら 宇野誠一郎先生 「ひょっこりひょうたん島」 「W3」 「長靴猫シリーズ」 「悟空の大冒険」 「ふしぎなメルモ」 「ムーミン」 「アンデルセン物語」 「さるとびエッちゃん」 「山ねずみロッキーチャック」 「一休さん」 「小さなバイキングビッケ」 と、数々の名作を残し 2011年4月心不全のために 惜しまれつつも亡くなった 宇野誠一郎先生享年84歳でございます 「クラッシュ」 「ドゥープ」フラワー・トラベリン・バンド+日野皓正クインテット シングル「クラッシュ」のA面 「クラッシュ」 シングル「クラッシュ」のB面 「ドゥープ」(1970 ジャズの日野皓正クインテットと ニューロック&ニュージャズ・セッション。 元ビーバーズの 石間秀樹がシタールを 弾いている「ドゥープ」は 日野皓正1969『ハイノロジー』 でも聴く事ができる。 このあたりで 気がついている人も 多いと思いますが 「サイケと言っても ガレージっぽさが薄れてないかしら」 そうなんです。 だいたい69年には GSはファズトーンを使わなくなるんです。 ゴールデン・カップス ダイナマイツといった 先進的なバンドほどそうだった。 内田裕也のフラワーズが 麻生レミと小林勝彦脱退後に ジョー山中と石間秀樹を 加えたばかりのバンドを再編成して 1970年の春にこの 「フラワー・トラベリン・バンド」を名乗ってます あまり知られてないが このシングルが フラワー・トラベリン・バンドの デヴューシングルなんです。 ジャケットには 「ミュージカル ディレクター内田裕也、日野皓正」 と記されていますが、 当時、 ジャズの壁を越えた 先鋭的な活動が注目され 「ヒノテル・ブーム」 とまで言われた日野皓正と フラワーズの組み合わせは 今聴いても刺激的だ。 内田裕也はボーカルを 降りてプロヂュースを担当して ジョー山中に 「世界に通用するのはおまえだけだ」と 発破をかけて このシングルの発表の後 カナダにわたって アトランティックレコードと契約 非常に高い評価を得て 日本に帰ってきたときには 1972年 GSブームは終わって 日本はフォーク一色に 染まっていたという なんとも よのなかってのは うまくいくようでうまくいかないもんです エリーゼのために/寺内タケシとバニーズ 1967 寺内タケシとバニーズで ベートーベンも真っ青の 「エリーゼのために」 アルバム『レッツ・ゴー「運命」』 のラストに入っていた曲 クラシックの名曲を エレキインストにしてしまう大胆さと 豪快なファズトーンで ワイルドな演奏は 当時、 センセーショナルな 話題を呼んで 「GS史上まぎれも無い名盤の一つ」 とGS評議会の黒沢進先生お墨付きの一枚。 1967年11月30日発行の レコード・マンスリーシングルチャートで五位 第九回レコード大賞編曲賞を受賞してまして 売れに売れまくったアルバム。 当時のギターキッズは なんとかこいつを コピーしてやろうと 練習しまくった GS時代のインスト物の 面白さは 一体どこにあるのか といえば サイケデリックの 影響が色濃く 出ていることで、それは エレキ時代の サーフ・インストにはないワイルドさ。 ラジオルルイエでは リスナー様の お便りを募集しています。 リクエストや、質問なんぞも受付マッス! お手紙お葉書などに 番組へのご意見ご感想 を書いてお送りください 紹介されると 番組特製オリジナルステッカーと D,侯爵手書きのQシート 深海の不気味イラスト入り をプレゼントいたします D,侯爵への励ましのお便り待ってます。 どしどしお便り下さい --------------------------------------------------------------- FMおだわら 「ラジオルルイエD,侯爵宛」 〒250-8555 神奈川県小田原市荻窪300番地 小田原市役所1F FAX.0465-35-4230 --------------------------------------------------------------- D,侯爵への励ましのお便り待ってます。 --------------------------------------------- 『D,侯爵の『RADIO R'lyeh』』をパソコン・スマートフォンで聞く方法: FMおだわらの公式サイトの上部にあるバナーをクリックするか、 http://www.jcbasimul.com/?radio=fm%E3%81%8A%E3%81%A0%E3%82%8F%E3%82%89からJCBAインターネットサイマルラジオにアクセス なお、 広告非表示アドオンはOFFにしてください □聴けないかたはブラウザのFlash設定がOFFになっていないかご確認ください。 OFFであればONにしてください
by marquis_de_d
| 2017-09-10 21:00
| RADIO R'lyeh
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『D,の部屋』
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