■D,侯爵の『RADIO R'lyeh』、第弐佰七十壱夜■
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こんやもラジオルルイエ
今宵の永遠に付き合う皆様、どうぞよろしく…


□ 今夜紹介する楽曲 □




赤く赤くハートが/ザ・レンジャーズ

ハートを狙い撃ち/有馬竜之介

恋のピストル/ザ・ルビーズ

スナッキーで踊ろう/海道はじめ

お前のすべてを/ザ・モップス

ピーコック・ベイビー/大原麗子

なんとなくなんとなく/ザ・スパイダース

ドッグ・オブ・ザ・ベイ/ザ・ボルテージ



□赤く赤くハートが/ザ・レンジャーズ


デヴュー当初は

レインジャーズと名乗っていた

彼らだが


二枚目のシングルから

バンド名の表記が


レンジャーズと

変更している


67年11月に発売された

二枚目のシングル

「赤く赤くハートが」


(B面の「サリーの瞳」は

何度か紹介しているんですけれどもね


まさか、この曲をルルイエが

今までかけたことがなかった

そんなことあるわけない

と思って

調べて、どうも、この曲一回も

流してないらしい)


痙攣はエルヴィス・プレスリー以来

ロックの重要なキーワードの一つだが


GS史上、最大の

”痙攣”感覚を持ったヴォーカリスト

がレンジャーズの宮城ひろしであった


1949年生まれ

東京都出身


かつてNHK 『次郎物語』に

出演していた子役あがり



タップダンスの腕前はプロ級



67年11月に発売された

二枚目のシングル

「赤く赤くハートが」のA面

である本作では


神の啓示か

負のリビドーのなせる技か

宮城ひろしの

驚異的な自暴自棄唱法

を聴くことができる


これを早すぎたパンクと

称するのであれば

ジャックスよりも早い


なお、

大映映画

「ある女子校医の記録・妊娠」では

この曲のライヴシーンをじっくり

みることができる









ハートを狙い撃ち/有馬竜之介




有馬竜之介の「ハートを狙い撃ち」1967.2



青春歌謡歌手

有馬竜之介の

デヴューシングル

「土曜日に集まれ!」

のB面。

隠れたガレージパンクとは

まさにこのこと


ザ・ルビーズの「恋のピストル」

と共に聴きたい



恋のピストル/ザ・ルビーズ


ザ・ルビーズ「恋のピストル」


いつ聴いても

奔放なぶっ放しっぷり。必死なのかヤケクソなのか


「恋のピストルぶっ放そう!」を


明るく歌いきった

ルビーズ




珍しかった左利きの

リード・ギター兼

リード・ヴォーカル

菊谷英二(きくたにえいじ)

がセールス・ポイント

この人は

ルビーズをやめたあと

「ハチのムサシは死んだのさ」

のセルスターズへいった。



「ルビーズのはめているルビーがあたる」

レコードに抽選券をつけて

指輪につけていたルビーを

抽選で5名の方に

プレゼントする涙ぐましい

キャンペーンとか


話題性は

あったんですけれども、


ポリドールとしては

タイガースを

抱えていたこともあって


ルビーズは地味だった。


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1968年武道館で

「タイガース新曲発表会」

というコンサートがあって

その前座をつとめたしてるんですけれどもね、ぱっとしなかった。


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スナッキーで踊ろう/海道はじめ



ナッキーで踊ろう2:38海道はじめ1968


元々は

大御所 船村徹 先生の弟子で

民謡歌手であった

海道はじめの

デヴューシングル

だが

本人は

譜面を見て演歌とは

程遠い歌に面食らったという




スナッキーとは

プリマハムのレトルトウィンナーで


当時商品名が入った曲は

PR盤といって

関係者などに配布されるもので

テレビなどでオンエアすることができなかった


そこで

コロムビアとタイアップするにあたって


「スナッキー」なるニューリズムが

海外で流行しているという

話をでっち上げて

(レコードにはご丁寧にステップまで紹介されている)


本盤としてリリースし、


こいつが全国に

浸透した二ヶ月後に

商品を販売しよう


という

とんでも戦略が取られた


(いわばメディアミックス戦略の先駆け)


ジャケットの

海道はじめがなぜか

首に絞めた

ネクタイを右手に持って


妙なアピールを

していることが

非常に

気になっていたのだが


このネクタイの柄が

商品パッケージになる予定だった

という


サブリミナル効果的

印象刷り込みまで

行なっている

から驚きだ

(海道はじめ氏も知らなかったらしい)


もちろん

こんなものは

売れるわけもなく、


曲も、商品も

セールス的には不発


そのまま

人々の記憶から

静かに消えて行ったかに

見えたこの曲ですが


90年代以降に

コサキンのラジオで

紹介されてから


幻の名盤解放同盟の

尽力によりCD化されて

広く知られる曲となった。



出だしの

異常なほど深いエコーは

舌を口の中で

動かすことによって

聞こえるという

技巧を使っているという


バックコーラスの

スナッキーガールについてですが



小山るみ(さすらいのギター)

女優吉沢京子(あのど根性がえるの京子ちゃんのモデルでもある)


そして、(ここが重要だが)

今まで、

風吹ジュン、

さんと紹介していたが


この1968年の春

この時期にはまだ

風吹ジュンさんは

15歳中学三年生で

京都市内に住んでおり

モデルの仕事なんて

していない


実際は別人で

羽田幸得子(ハタ サエコ)さん


であって、


どうも

ラジオなどで再発掘された折に

「風吹ジュンがいた」

などという話が

どこで間違ったか発表されて

しまって、それが

拡散してしまったというのが

真相らしい。


現在でも海道はじめは

坂越達明として民謡歌手として活躍中




お前のすべてを/モップス(1968.8



日本最初のサイケデリック・グループ」モップス


ほかのバンドとの

区別化を図るために

サイケデリック・ミュージックを

標榜して登場した日本最初のバンド、

モップスですが


三枚目のシングルのA面、

「お前のすべてを」

いくらサイケデリックとはいえ

これをA面で売ろうという

レコード会社は

正気とは思えませんね

本気だったのか

投げやりだったのだろうか?



この三枚目のシングルまでは

ファズギターを駆使した

サイケデリック路線が

続いたんですが


69年に入る頃には

それまでのイメージを払拭


よりシンプルな

ロック、ブルーズ、R&Bと

言った方向に転じることになる。


69年末には東芝に移籍

してますが

海外のガレージ・マニアが

評価しているモップスは

このビクター時代だけ

ビクター時代の

モップスは

歌詞の問題で

オフィシャルCD化できない

「ブラインドバード」

をはじめ、ガレージ・サイケの

オンパレードですから





ピーコック・ベイビー/大原麗子



1964年中頃に「イパネマの娘」

の大流行が日本にも到達すると

数えきれないほど日本産

60年代ブラジル・サウンドが

聴けるようになってくる


1968年にビクターより

リリースされた大原麗子の

素晴らしいボサノヴァ・アレンジ曲

「ピーコックベイビー」


まず、大女優 大原麗子を

歌手として認識している

ひとのほうが少ないんじゃ

ないかということです


2009年

惜しまれつつこの世を去った

その生涯でたった

シングル三枚

アルバム一枚しかリリースしていない


60年代ではこの

シングル「ピーコックベイビー」

一枚しかリリースしてません。


この曲も

よくある

「女優がそそのかされて試しに歌ってみた」

シリーズです。


しかし、ヤル気があるのかないのか

判らない脱力感の漂う

かわいらしい声と

小気味よいリズム

のベストマッチングで

とんでもなく

サイケデリックな

ナンバーに仕上がっている

作曲は小林亜星、ヤッパリ。

なんでしょうね、

朱里エイコの「イエ・イエ」といい、

この時期の

小林亜星先生のキレっぷりときたら

和製クインシージョンズ




なんとなくなんとなく/ザ・スパイダース


スパイダースが

ゲスト出演した

1967年5月20日封切りだった

日活映画『夕陽が泣いている』の

テレビ局での演奏シーン用に収録された音源です



ドッグ・オブ・ザ・ベイ/ザ・ボルテージ



ボルテイジの事務所、

富士音楽企画の社長

木村信夫氏


がもっと外国にも

対抗できるような本格的な

R&Bバンドを作ろうとして

見つけてきたのが

ボルテイジというわけだが


GSによるR&Bカヴァーの

理想型を見ることのできる

1968年8月に出した

ボルテイジ唯一のアルバム

『R&Bビッグヒット』に

収録されている


ドッグ・オブ・ザ・ベイ



1968年に世界中で大ヒットした

オーティス・レディングの

ナンバーのカヴァー



オーティス・レディングは

アトランティック・レーベルを

代表する黒人歌手ですが


さすが、

ステージでの

レパートリーは

もっぱら黒人の

ソウル音楽オンリーで

白いのは一切やらなかった

本格派 ボルテイジ



素晴らしいアルバムですが

本人達からすれば

このアルバムは

出来の方は思わしくなかった

ステージの方がはるかに良かった

と本人達もいうほど。





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D,侯爵への励ましのお便り待ってます。

どしどしお便り下さい



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〒250-8555 神奈川県小田原市荻窪300番地 小田原市役所1F

FAX.0465-35-4230

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by marquis_de_d | 2017-12-17 21:00 | RADIO R'lyeh
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