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■D,侯爵の『RADIO R'lyeh』、第参百四夜■
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こんやもラジオルルイエ
今宵の永遠に付き合う皆様、どうぞよろしく…


□ 今夜紹介する楽曲 □



シーサイドバウンド/ザ・ジャガーズ

シー・シー・シー/ザ・タイガース

涙の太陽/青山ミチ

Ys-11/サリー&シロー

トライ・アゲイン/ザ・ワイルド・ワンズ

ラッキー・レイン/ザ・スパイダース

トンネル天国/ザ・ダイナマイツ




シーサイドバウンド/ザ・ジャガーズ



タイガースの大ヒット曲のカヴァーで

1967年11月のオムニバスLP

『レッツ・ゴー!グループ・サウンド』

に収録されているナンバー


イントロで不協和音の

賑やかしを導入し

これまたサイケデリックな

効果をみせている


それにしても


カーナビーツ、テンプターズ

といい、このジャガーズといい、


特にサイケデリックを

自覚的に追求していたという

話はきかない。


にもかかわらず

このサイケ振りは


何処からくるのか。


おそらく

1967~68年という

時代の強力な電磁波の

ようなものが

彼らを

無意識のうちに

サイケデリックに

させてしまったと思える



この辺は

いくら90年代の

ネオ・サイケが頑張って

みてもかなわぬところ



シー・シー・シー/ザ・タイガース


ビートルズの

「レディ・マドンナ」を

きっかけに起きた

ロックンロール・リバイバルの

機運に乗じてリリースした

1968年7月15日

六枚目のシングルのA面


シンプルなビートものだが

さすがタイガース

オリコン一位を獲得している



東宝68年12月封切りの

主演映画『華やかなる招待』

の冒頭でこの曲の演奏シーンが見られる



涙の太陽/青山ミチ(1965.5



---------------------------------------------

当時のレコード業界の

専属制度を崩壊させる

ことになる

伝説的ポップス

「涙の太陽」


当時のレコード業界は専属制で

専属の作詞家、作曲家でなければ

フリーの作家はなかなか

レコードをリリースできなかった


そのころコロンビアは

米コロンビアと提携していたが

洋楽部門は売れ行きが悪く


当時、一ドルが360円の時代

当時の邦楽が330円にたいして

全体的に輸入版は割高だった

ことも原因だろう

---------------------------------------------


65年4月に

エミージャクソンが歌う

同曲の英語版が

コロンビアの洋楽部門から

リリースされ

エレキ・ブームを周到に

計算し、テケテケサウンド

も巧みに取り入れ

ラジオでの

プロモーションも

良かったのか

英語で歌われた歌われた

にもかかわらず

同年夏を飾る記録的なヒット

となった

これで、

エミージャクソンは

和製ポップス第一号と

呼ばれ

ガールズポップシンガーの

先駆者となったが


こちら

青山ミチの

「涙の太陽」

ほとんど売れずに

73年に安西マリアが

カヴァーをヒットさせるまで

幻の日本語版となっていた。


まあ、結局のところ

エミーをのぞく

日本のガールシンガー

1965、1966年の

作品はガレージというよりも

エレキ歌謡の範疇にあって

音も歌詞もまだまだ

泥臭かった。

ガールシンガーの

一人GSの完成は

67年黛ジュンの

「恋のハレルヤ」を

待つことになります



青山ミチは


遠藤賢司や

大西ユカリと新世界などが

カヴァーして有名になった

「ミッチー音頭」(1963.5

などで知られるハーフの歌手で

ポリドールとクラウンに

多くの作品を残している。

特にポリドール時代の音源は

カヴァーポップス/和製R&B的な

作品が若い世代にも

人気が高く、まとまった形での

CD化を望む声も高い




Ys-11サリー&シロー


タイガースの

サリーとシロー

の唯一のアルバム1970/2リリースの

「トラ70619」収録曲


このアルバムは他にも

ムッシュかまやつ、

クニ河内、

小林勝彦など

豪華メンバーの集まった

アルバム


アルバムの中で

アメリカのガレージものの

ファンにも絶大な人気を

得ているらしいのがこのYs-11。


これほんとにカッコイイ曲で

何度もこの番組では紹介している


ベースに関しては

レッドツッペリンの

ジョン・ポール・ジョーンズに

絶賛された岸部おさみですからねえ。


クレジットには

フラワーズのスチールギター

小林勝彦の作曲とありまして

麻生レミと小林勝彦が

渡米したことでフラワーズは

解散になるわけですが

いかに小林勝彦が重要な

ポジションだったか

感じないではいられない






トライ・アゲイン/ザ・ワイルド・ワンズ


ビートルズの『サージェント・ペパーズ~』と

おなじ67年6月にリリースした


ワイルド・ワンズ、ファーストアルバム

『ザ・ワイルドワンズ・アルバム』

B面の4曲目


英語歌詞によるオリジナルで

まるで、90年代日本の

ネオ・アコバンドのようだ


作詞した植田は英語が得意なことで有名で

外タレの通訳もよく買って出たりしていた



□ラッキー・レイン/ザ・スパイダース



”トーキョー・サウンド”を標榜して

英語ヴァージョンの「フリフリ」をはじめ

全曲オリジナルで固めた意欲作

1966年4月15日リリースだった

スパイダースのファースト・アルバム

『ザ・スパイダース・アルバムNo.1』



マージー・ビート、

ブリティッシュ・ビートを

吸収してきた日本のバンドが到達した

当時における最大級の成果が

このアルバムであると言っていい


”ロビー”や”モンキー”と言った

ニューリズム、

または、いかにもスパイダースな

絶叫入りガレージパンク的演奏が

聴けるなか


そうかと思えば

お聴きいただいたような

しっとりとしたナンバーも入っていて

(B面の4曲目)


まるで

65年66年に

ロンドンで買った

空気の缶詰を

東京で開けたような

感覚にとらわれる。


実はこれも

B面の4曲目です


振り返ってみれば

四週連続で

「アルバムB面の4曲目」

を紹介していますね

(全くの偶然です)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ザ・リードの

『サウンド・オブ・サイレンス/ザ・リード・ゴーズ・トップ・ヒット』

B面の4曲目「すてきなバレリ」など)


『ザ・ワイルド・ワンズ・アルバム第二集』

B面の4曲目シタールを導入「ラ・ラ・ラ」


それから今日紹介した


ザ・スパイダース

「ザ・スパイダース・アルバムNo.1」

B面の4曲目「ラッキー・レイン」

ワイルドワンズ

『ザ・ワイルドワンズ・アルバム』

B面の4曲目「トライ・アゲイン」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


どんなに

つまらなそうな

アルバムでも

B面の4、5、6

あたりに飛び道具を

仕込んでいる

アルバムが

あるので侮れない


B面の4曲目

という符丁は

一体なんなのか

今後

研究していきたい

課題だ





トンネル天国/ザ・ダイナマイツ


カルトGSの最高峰として

評価されている


ザ・ダイナマイツ

瀬川洋(せがわひろし)と

山口富士夫という

二枚看板でデヴューした

玄人向けGS


デヴュー曲「トンネル天国」(1967/11)

日本の60年代

ガレージパンクの

古典とも言える大傑作。


「爆発するエネルギー・リズム・アンド・ブルース・サウンド」という

キャッチコピーでオリコン73位


シングルバージョンに満足できなくて

シングルよりもワイルドなアレンジに

なっているアルバムバージョン

唯一のアルバム『ヤングサウンドR&Bはこれだ!』(1968・4)収録曲



GS=グループサウンズという看板通りの

解釈でなく、GS=ガレージサウンドという新しい視点で

GSが再評価された80年代の

若者たちを奮い立たせた名曲でしょう。これは。


売れ筋の曲調とそれをロック側に

ねじ伏せようとする

バンドとの駆け引きがスリリングな出来。


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1987年にアメリカでリリースされた日本のGSコンピレーション

『Sixties Japanese Garage - Psych Sampler』

にも収録された名曲。

ちなみに、92年に来日したステアーズというイギリスのガレージ・バンド

は雑誌『宝島』の企画で聴いたこの曲をえらく気に入ってライヴでやりたいから

担当ライターにローマ字で歌詞を教わって帰ったそう。


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デヴュー当時はプロモーションとして

日劇の荒木一郎ショーにも

連日出演などしておりまして

非常にパワーがあって

まあレコードも

シングル5枚とアルバム一枚出してますが


商業的な成功はなかったんですね、

やっぱりGS衰退の波に勝てなかった。

69年にこれから本格的に

アルバム制作していこう

というところで、

メンバーの音楽性の不一致みたいな

お決まりのパターンでももって解散した。


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by marquis_de_d | 2018-08-05 21:00 | RADIO R'lyeh
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