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■D,侯爵の『RADIO R'lyeh』第参百壱四拾夜■
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こんやもラジオルルイエ
今宵の永遠に付き合う皆様、どうぞよろしく…


□ 今夜紹介する楽曲 □


ザ・キャット/井上宗孝とシャープ・ファイブ

ふたりの秘密 (LP version)/アウト・キャスト

不思議な夢/ザ・ハーフ・ブリード

ムーン・アンド・スターズ/ザ・ハーフ・ブリード

風のふるさと/ザ・キッパーズ

風船/ミッキー・カーチスとザ・サムライズ

アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア/ザ・バーンズ






ザ・キャット/井上宗孝とシャープ・ファイブ

ふたりの秘密 (LP version)/アウト・キャスト




1966年8月のリリースだった

アルバム『ザ・サイドワインダー』から

「ザ・キャット」


ジャズ・オルガニスト、

ジミー・スミスでおなじみのナンバー



ブルー・ファイヤーにいた

天才ギタリスト

三根のエレキと並んで

このバンドの音楽的支柱である

古屋の粘っこいオルガンが

活躍する


ジャズ・ロック的な

モッドな感覚がでてます



ふたりの秘密 (LP version)/アウト・キャスト


67年11月に発売された

アルバム

『君も僕も友達になろう』

に収録されている曲で


68年1月に出た

シングルのB面になったものとは

別ヴァージョン


こちらの方が

アコースティックぽい。



不思議な夢/ザ・ハーフ・ブリード

ムーン・アンド・スターズ/ザ・ハーフ・ブリード


日本では69年頃になると

それまでのGS/ガレージ・サイケ路線から

かわってニューロック/ブルース・ロック

系のサウンドが台頭してくるが

その一方で

コーラス・ハーモニーを重視する

ソフトロック系のグループも

かなりでてきます。


ハーフ・ブリードなどは

ソフトロックグループの白眉で

優秀なバンドだったが

当時ほとんど注目されることはなかった。


ちなみに、近年日本では

この「ソフトロック」という

ジャンルは見直され

高い人気を得ているが


海外で日本のソフトロックが

再評価されたという話は

聞いたことがなく

日本だけの風潮のようです


そもそも、ソフトロックという

言葉が和製英語で、

欧米では通じないと

よく言われます


さてハーフ・ブリードでありますが


日系人を中心に

68年7月に結成された

グループでメンバーは


日系二世のヘンリー

日系ハワイ人のポール

仏中混血のアレン

アメリカ人のジャック

法政二高在中の日本人、マーク


立川、横田などの

米軍基地で活動した後、

都内のジャズ喫茶、

ディスコテークなどに進出


また、FENの「ティーンエイジャース・オン・パレード」

や「ファン・ダイヤル」にも出演した


在日外国人のバンドとしては

珍しく、R&Bではなく

(猫も杓子も

R&Bだった当時に)

ソフト・ロックを

売り物として

雑誌などでは

「日本のウォーカー・ブラザーズ」

といった扱われ方だった


69年1月「日本初のソフトロック」を謳い文句に

東芝/エキスプレスから

美麗なストリングスをバックにした

バラード「不思議な夢」でデヴュー


このA面「不思議な夢」



ありたあきら編曲の

麗しいストリングスをバックに

最初英語で次ぎに日本語で

歌われるソフト・ロックの傑作



美麗なストリングスをバックにした

傑作バラード


ヴォーカルの

ポール・リーと

マーク・八幡が


素晴らしい歌声を披露


そして


B面の「ムーン・アンド・スターズ」では


英語詞による

さりげないボッサ・ロックを

聞かせてくれる




□風のふるさと/ザ・キッパーズ


”北海道のブルー・コメッツ”と称され

道内では最も有名だった

グループと言える


1963年4月に結成

北海道放送(HBC)の

レギュラー・バンドとして活躍


レコード・デヴュー派

1969年コロムビアからの

『風のふるさと』


この曲はHBC深夜番組の

『ヤング26時』のテーマ曲として


1969年6月30日から

約2年間使用された


この「風のふるさと」は

ジャケ裏には

「”エレキ・フォーク”として新しい草分けとなれば良いのだが」

と書かれているが

バックコーラスは

お聞きの通り

ムード・コーラス調


しかしながら


1968年終わり頃

アポロンから発売された

8トラ・カートリッジには

「ガールフレンド」

「廃墟の鳩」

「さよならの後で」

「おかあさん」

「悲しくてやりきれない」

「エメラルドの伝説」

「青い果実」などが

収録されていて


それを聞く限りでは

このバンドをGSと呼ぶことに

違和感はない




風船/ミッキー・カーチスとザ・サムライズ


日本よりも東南アジアや

ヨーロッパで活躍していたのが

ミッキー・カーチス率いる

このグループ



実際、GS全盛期時代は殆ど

日本にはいなかった。


ミッキー・カーチス自身も

自分たちがGSであるという

意識は全くなかったと

語っている


陣羽織にちょんまげというスタイルで

異国趣味の外国人ウケを狙った。


本作は1967年10月にリリースされた

デヴュー曲で

地中海あたりの

港町を思わせる

オシャレなアコスティック・ナンバー


GSブーム真っただ中にあって

一服の清涼剤的存在だった



アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア/ザ・バーンズ



「バーンズ」という名前のGSは

当時全国にいくつもあったが


(大阪のターゲット・プロの

バーンズ、


はっぴいえんどの

元ドラマー、松本隆が在籍していた

ヤマハ・ライト・ミュージック

コンテスト関東甲信越地区大会

出場ロック部門第三位のバーンズなど

が有名)


これは東京の中川三郎ディスコテーク

に専属出演していたバンド。


中川三郎ディスコテーク出身で

もっとも出世したのは

テンプターズだが


このザ・バーンズも

68年中川三郎ディスコテーク専属となり

わずか半年足らずで

数多い中川三郎ディスコテーク

専属バンドの中でも

ナンバーワンの存在に

なったという


19歳を頭に

平均年齢18歳という

若者たちだった


本作は69年2月に

発売された

ディスコ用の

企画ものLPで

彼らの唯一のLP

「R&B・イン・東京」

に収録されている曲

このLPの存在は

サイケデリックから

ニューロックに移行する

微妙な時期で

バーンズの演奏も

それを反映した

ミッシングリンク的

資料価値を持っている

と思います。


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by marquis_de_d | 2019-04-21 21:00 | RADIO R'lyeh
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