人気ブログランキング | 話題のタグを見る
■D,侯爵の『RADIO R'lyeh』第参百八十伍夜■
■D,侯爵の『RADIO R\'lyeh』第参百八十伍夜■_b0050938_131149.jpg



こんやもラジオルルイエ
今宵の永遠に付き合う皆様、どうぞよろしく…


□ 今夜紹介する楽曲 □



イエイエ/朱里エイコ

燃えろサーキット/ザ・リンド & リンダース

陽はまた昇る/ザ・ゴールデン・カップス

キャント・ターン・ユー・ルーズ/ジャッキー吉川とブルー・コメッツ

J&A/ザ・クーガーズ

恋を抱きしめよう/スパイダース・アルバムAlbum No. 1 + Album No. 2

Strange Blue/ザ・ゴールデン・カップス





イエ・イエ/朱里エイコ(1967/11



67年から68年にかけて

GS的コンセプト

(ミニスカート、ハーフ、洋楽レーベルなど)

を持った数多くのガール・シンガーが

各社から登場してきた 


実力派、朱里エイコにも

GSをバックにしたレコードがあった

ことに驚きます


演奏は

シャープホークスの

演奏部隊が

独立した形で

誕生した

シャープ・ファイヴ


フジテレビ「勝ち抜きエレキ合戦」

でレギュラー出演していて

エレキキッズたちの憧れの的だった




シングルとしてリリースされ

レナウンの組み合わせニット服の

コンセプト「イエイエ」のCMソング

これは日本国民に非常に鮮烈な印象を残した

テレビCM


レナウンの組み合わせニット

組み合わせは680通り

どう?ちょっぴり冒険してみない?


当時としては

曲の構成やビートが非常に

斬新で、さすが小林亜星先生。

クインシージョーンズかと思った


CM用の別バージョンもある。




□燃えろサーキット/ザ・リンド & リンダース


二枚目のシングル(1967/3)

「燃えろサーキット」


リーダーの加藤ヒロシの作曲に

寺山修司が詩をつけてる


高木カズキの泥臭い歌唱法による

ホット・ロット歌謡で


エンジンの音を

サウンド・エフェクトを

使用せずに

ギターの弦を擦って

出している



リーダーでギターの加藤ヒロシは

こういうことを

いろいろやってくれる人で


弾きながら

トーンコントロールを

いじくるという

コントロールいじくり奏法

という画期的な

技を使っていた


まあ、関西GSの大御所として君臨しておりましたが

レコードの売り上げはいまいちで、


69年あたりから素寒貧になって

レコードを一枚も出せずに

70年の大阪万博に出演した後、ついに解散した。


セールス的には芳しくなかった




陽はまた昇る/ザ・ゴールデン・カップス


横浜、本牧のクラブ

”ゴールデン・カップ”の

レギュラーとして活動をはじめた

バンドで


当初は”グループ・アンド・アイ”という

名前だった


メンバーは

元スフィンクスの

デイヴ・平尾とマモル・マヌー


元テイク・ファイヴの

ルイズ・ルイス・加部


元ファナティクスのエディ藩


の五人


日本のバンドにはない

インターナショナルな感覚と

テクニックで


もっぱらゼムやヤードバーズ

さらにはジェームズ・ブラウン

オースティン・レディング

フォー・トップス

などR&Bをレパートリーとし

好き勝手に演奏している

グループとして

評判はすぐに玄人筋に広まった


バンド名を

ザ・ゴールデン・カップス

と改め1967年6月

東芝/キャピトルから

「愛しのジザベル」でデヴュー


そんな

デヴュー・シングル

「愛しのジザベル」のB面 


「陽はまた昇る」


ファズをフル活用の

ガレージ・サイケで


デイヴ・平尾の

民謡的唱法が

面白い効果をだしている。






キャント・ターン・ユー・ルーズ/ジャッキー吉川とブルー・コメッツ



1969年8月のリリース

LP『ヤング・ビート・ブルー・コメッツ』

に収録されているもの


69年のブルコメと言えば

シングルでは歌謡曲ばかり

だしていた頃だが


実はブルコメが

洋楽のバンドであったことを

思い出されてくれる

全曲外国曲のカヴァー

アルバムで

最大の聞き物は

三原綱木のソロによる


オーティス・レディング

66年のR&Bナンバー


こちらも当時はやりの

ファン動員の疑似ライブ録音で


いつも「MUGEN」で

毎晩踊っていたという遊び人

三原綱木ならではのノリで

存分にその成果を発揮して

素晴らしい。



J&A/ザ・クーガーズ



J&A/ザ・クーガーズ(1968/2


三枚目のシングル「好きなんだ」のB面


カッコイイ

スカスカのガレージ


こういう曲をやれる

ってのが素晴らしい


この60年代ガレージ・バンド特有の

スカスカの音は

いまやろうとしても

再現することはきわめて難しい。


テクテク天国の印象が

強烈すぎるので

逆にこういう名曲は

影が薄くなっている

印象がありますが


実際に1年で4枚のシングルを

だしているもののヒットには繋がらず

この年、1968の夏には解散に追い込まれてます





□恋を抱きしめよう/スパイダース



1966年6月1日リリースだった

アルバム

『ザ・スパイダース・アルバムNo.2』

に収録された

ビートルズのナンバーのカヴァー



このアルバムは

ほとんどがいわゆる

リヴァプール・サウンド

のナンバーで構成されていて

A面は全て

ビートルズナンバーのカヴァーだった。

なぜかビートルズカヴァーは

精彩さを欠く印象の

出来栄えだが


一部日本語歌詞で歌うなど

過渡期的な試行錯誤のあとが

伺える



この

「恋を抱きしめよう」も

そんな中の一曲で


それまでの

ロッカビリー/カヴァー・ポップス系歌手

のビートルズ・カヴァーとは

異なった、

新時代のバンド・サウンド的解釈による

真っ当なカヴァーがやっと登場してきた感


があります


Strange Blue/ザ・ゴールデン・カップス



1968年9月10日リリースだった

『ザ・ゴールデン・カップス・アルバム第2集』


B面の4曲目に収録されたナンバーで


R&Bナンバーが多く占める

このアルバムの中で


サイケ・ファンに推奨したいのは


このクールなナンバーだ


ゴールデン・カップスの

最初のアルバムは

68年3月にリリースした

カヴァー中心のアルバム

『ザ・ゴールデン・カップス・アルバム』

なわけだが


これ以降、シングルは

「商品」ときっぱり割り切って


音楽的本領は

アルバムで

発揮していくことになる。


68年7月にケネスがビザの関係で

ハワイへ帰国すると

変わってフラワークリエイションの

キーボード奏者

ミッキー・吉野

が加入する


この頃から

彼らの音楽は

それまでのR&Bから

ホワイト・ブルース的なものへと


移り変わっていくのだが


そんな過渡期の

アルバムだった





ラジオルルイエでは
リスナー様の
お便りを募集しています。

リクエストや、質問なんぞも受付マッス!

お手紙お葉書などに
番組へのご意見ご感想
を書いてお送りください

紹介されると
番組特製オリジナルステッカーと
D,侯爵手書きのQシート
深海の不気味イラスト入り
をプレゼントいたします

D,侯爵への励ましのお便り待ってます。

どしどしお便り下さい



---------------------------------------------------------------
FMおだわら
「ラジオルルイエD,侯爵宛」

〒250-8555 神奈川県小田原市荻窪300番地 小田原市役所1F

FAX.0465-35-4230

---------------------------------------------------------------


D,侯爵への励ましのお便り待ってます。





---------------------------------------------
■D,侯爵の『RADIO R\'lyeh』第参百八十伍夜■_b0050938_131149.jpg



『D,侯爵の『RADIO R'lyeh』』をパソコン・スマートフォンで聞く方法:

FMおだわらの公式サイトの上部にあるバナーをクリックするか、

http://www.jcbasimul.com/?radio=fm%E3%81%8A%E3%81%A0%E3%82%8F%E3%82%89からJCBAインターネットサイマルラジオにアクセス

なお、
広告非表示アドオンはOFFにしてください

□聴けないかたはブラウザのFlash設定がOFFになっていないかご確認ください。
OFFであればONにしてください
by marquis_de_d | 2020-03-08 21:00 | RADIO R'lyeh
<< ■D,侯爵の『RADIO R&... ■D,侯爵の『RADIO R&... >>



酔生夢死随想
by marquis_de_d
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
『D,の部屋』
メインHPは↓から

D,の部屋
ブログパーツ
カテゴリ
全体
日常の一喜一憂
映画の一喜一憂
RADIO R'lyeh
ダイエットの一喜一憂
料理の一喜一憂
ポッドキャストの一喜一憂
自分勝手語辞典
備忘録
創作小説・童話
以前の記事
2024年 03月
2024年 02月
2024年 01月
2023年 12月
2023年 11月
2023年 10月
2023年 09月
2023年 08月
2023年 07月
2023年 06月
2023年 05月
2023年 04月
2023年 03月
2023年 02月
2023年 01月
2022年 12月
2022年 11月
2022年 10月
2022年 09月
2022年 08月
2022年 07月
2022年 06月
2022年 05月
2022年 04月
2022年 03月
2022年 02月
2022年 01月
2021年 12月
2021年 11月
2021年 10月
2021年 09月
2021年 08月
2021年 07月
2021年 06月
2021年 05月
2021年 04月
2021年 03月
2021年 02月
2021年 01月
2020年 12月
2020年 11月
2020年 10月
2020年 09月
2020年 08月
2020年 07月
2020年 06月
2020年 05月
2020年 04月
2020年 03月
2020年 02月
2020年 01月
2019年 12月
2019年 11月
2019年 10月
2019年 09月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
2005年 03月
2005年 02月
2005年 01月
2004年 12月
2004年 11月
2004年 10月
フォロー中のブログ
aobashi
信楽 楽入陶房 壺中庵
ライフログ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧