こんやもラジオルルイエ 今宵の永遠に付き合う皆様、どうぞよろしく… □ 今夜紹介する楽曲 □ イエイエ/朱里エイコ 燃えろサーキット/ザ・リンド & リンダース 陽はまた昇る/ザ・ゴールデン・カップス キャント・ターン・ユー・ルーズ/ジャッキー吉川とブルー・コメッツ J&A/ザ・クーガーズ 恋を抱きしめよう/スパイダース・アルバムAlbum No. 1 + Album No. 2 Strange Blue/ザ・ゴールデン・カップス イエ・イエ/朱里エイコ(1967/11 67年から68年にかけて GS的コンセプト (ミニスカート、ハーフ、洋楽レーベルなど) を持った数多くのガール・シンガーが 各社から登場してきた 実力派、朱里エイコにも GSをバックにしたレコードがあった ことに驚きます 演奏は シャープホークスの 演奏部隊が 独立した形で 誕生した シャープ・ファイヴ フジテレビ「勝ち抜きエレキ合戦」 でレギュラー出演していて エレキキッズたちの憧れの的だった シングルとしてリリースされ レナウンの組み合わせニット服の コンセプト「イエイエ」のCMソング これは日本国民に非常に鮮烈な印象を残した テレビCM レナウンの組み合わせニット 組み合わせは680通り どう?ちょっぴり冒険してみない? 当時としては 曲の構成やビートが非常に 斬新で、さすが小林亜星先生。 クインシージョーンズかと思った CM用の別バージョンもある。 □燃えろサーキット/ザ・リンド & リンダース 二枚目のシングル(1967/3) 「燃えろサーキット」 リーダーの加藤ヒロシの作曲に 寺山修司が詩をつけてる 高木カズキの泥臭い歌唱法による ホット・ロット歌謡で エンジンの音を サウンド・エフェクトを 使用せずに ギターの弦を擦って 出している リーダーでギターの加藤ヒロシは こういうことを いろいろやってくれる人で 弾きながら トーンコントロールを いじくるという コントロールいじくり奏法 という画期的な 技を使っていた まあ、関西GSの大御所として君臨しておりましたが レコードの売り上げはいまいちで、 69年あたりから素寒貧になって レコードを一枚も出せずに 70年の大阪万博に出演した後、ついに解散した。 セールス的には芳しくなかった 陽はまた昇る/ザ・ゴールデン・カップス 横浜、本牧のクラブ ”ゴールデン・カップ”の レギュラーとして活動をはじめた バンドで 当初は”グループ・アンド・アイ”という 名前だった メンバーは 元スフィンクスの デイヴ・平尾とマモル・マヌー 元テイク・ファイヴの ルイズ・ルイス・加部 元ファナティクスのエディ藩 の五人 日本のバンドにはない インターナショナルな感覚と テクニックで もっぱらゼムやヤードバーズ さらにはジェームズ・ブラウン オースティン・レディング フォー・トップス などR&Bをレパートリーとし 好き勝手に演奏している グループとして 評判はすぐに玄人筋に広まった バンド名を ザ・ゴールデン・カップス と改め1967年6月 東芝/キャピトルから 「愛しのジザベル」でデヴュー そんな デヴュー・シングル 「愛しのジザベル」のB面 「陽はまた昇る」 ファズをフル活用の ガレージ・サイケで デイヴ・平尾の 民謡的唱法が 面白い効果をだしている。 キャント・ターン・ユー・ルーズ/ジャッキー吉川とブルー・コメッツ 1969年8月のリリース LP『ヤング・ビート・ブルー・コメッツ』 に収録されているもの 69年のブルコメと言えば シングルでは歌謡曲ばかり だしていた頃だが 実はブルコメが 洋楽のバンドであったことを 思い出されてくれる 全曲外国曲のカヴァー アルバムで 最大の聞き物は 三原綱木のソロによる オーティス・レディング 66年のR&Bナンバー こちらも当時はやりの ファン動員の疑似ライブ録音で いつも「MUGEN」で 毎晩踊っていたという遊び人 三原綱木ならではのノリで 存分にその成果を発揮して 素晴らしい。 J&A/ザ・クーガーズ J&A/ザ・クーガーズ(1968/2 三枚目のシングル「好きなんだ」のB面 カッコイイ スカスカのガレージ こういう曲をやれる ってのが素晴らしい この60年代ガレージ・バンド特有の スカスカの音は いまやろうとしても 再現することはきわめて難しい。 テクテク天国の印象が 強烈すぎるので 逆にこういう名曲は 影が薄くなっている 印象がありますが 実際に1年で4枚のシングルを だしているもののヒットには繋がらず この年、1968の夏には解散に追い込まれてます □恋を抱きしめよう/スパイダース 1966年6月1日リリースだった アルバム 『ザ・スパイダース・アルバムNo.2』 に収録された ビートルズのナンバーのカヴァー このアルバムは ほとんどがいわゆる リヴァプール・サウンド のナンバーで構成されていて A面は全て ビートルズナンバーのカヴァーだった。 なぜかビートルズカヴァーは 精彩さを欠く印象の 出来栄えだが 一部日本語歌詞で歌うなど 過渡期的な試行錯誤のあとが 伺える この 「恋を抱きしめよう」も そんな中の一曲で それまでの ロッカビリー/カヴァー・ポップス系歌手 のビートルズ・カヴァーとは 異なった、 新時代のバンド・サウンド的解釈による 真っ当なカヴァーがやっと登場してきた感 があります Strange Blue/ザ・ゴールデン・カップス 1968年9月10日リリースだった 『ザ・ゴールデン・カップス・アルバム第2集』 B面の4曲目に収録されたナンバーで R&Bナンバーが多く占める このアルバムの中で サイケ・ファンに推奨したいのは このクールなナンバーだ ゴールデン・カップスの 最初のアルバムは 68年3月にリリースした カヴァー中心のアルバム 『ザ・ゴールデン・カップス・アルバム』 なわけだが これ以降、シングルは 「商品」ときっぱり割り切って 音楽的本領は アルバムで 発揮していくことになる。 68年7月にケネスがビザの関係で ハワイへ帰国すると 変わってフラワークリエイションの キーボード奏者 ミッキー・吉野 が加入する この頃から 彼らの音楽は それまでのR&Bから ホワイト・ブルース的なものへと 移り変わっていくのだが そんな過渡期の アルバムだった ラジオルルイエでは リスナー様の お便りを募集しています。 リクエストや、質問なんぞも受付マッス! お手紙お葉書などに 番組へのご意見ご感想 を書いてお送りください 紹介されると 番組特製オリジナルステッカーと D,侯爵手書きのQシート 深海の不気味イラスト入り をプレゼントいたします D,侯爵への励ましのお便り待ってます。 どしどしお便り下さい --------------------------------------------------------------- FMおだわら 「ラジオルルイエD,侯爵宛」 〒250-8555 神奈川県小田原市荻窪300番地 小田原市役所1F FAX.0465-35-4230 --------------------------------------------------------------- D,侯爵への励ましのお便り待ってます。 --------------------------------------------- 『D,侯爵の『RADIO R'lyeh』』をパソコン・スマートフォンで聞く方法: FMおだわらの公式サイトの上部にあるバナーをクリックするか、 http://www.jcbasimul.com/?radio=fm%E3%81%8A%E3%81%A0%E3%82%8F%E3%82%89からJCBAインターネットサイマルラジオにアクセス なお、 広告非表示アドオンはOFFにしてください □聴けないかたはブラウザのFlash設定がOFFになっていないかご確認ください。 OFFであればONにしてください
by marquis_de_d
| 2020-03-08 21:00
| RADIO R'lyeh
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『D,の部屋』
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