どういうわけか、毎晩奇妙な夢を見ます。
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その国の人たちは雲にとどくほど高くて大きな塔のなかに住んでいて下界に下りることはありません。塔の中以外の世界を知らないんです。でも、巨大な塔は十分な大きさがありますから、何の問題もないんです。僕と僕の兄弟は塔の住人の中では少数民族です。かつて(2000年前)は魔法の道具を使って文明を発展させ、戦争を繰り返していたのですが、戦争が終わると他の民族と和解して武器だけでなく、魔法そのものを捨てました。そして混血が進み、我々は、少数民族となったのです。長い間、平和が統治していたわけですが、それが昨晩、クーデターが起こり戦争が始まります。僕たち少数民族は迫害を受け、仲間達は殺されてしまいます。僕たち兄弟は家族や種族を守るために、密かに代々受け継がれてきた魔法の武器を復活させようと試みます。僕が持っていたのは「時計」です。紅い楕円形の玉の中に長針と短針と秒針が入っていて、繊細な細工が施されています。とても古いものです。その形状から察するに「時を司る魔法」が使えそうですが、針を止める螺子がなくなっているので使えません。魔法を放棄したときに失ってしまったのでしょうか。僕は小さな螺子を探すため巨大な塔の中を旅することになるんです。
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そこで目が覚めます。そしてすぐに次の夢を見るんです。
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深い深い、井戸がロンドンの街の中央にあるんです。井戸の底には水が満ちていて今まで枯れたことがないそうです。僕と弟は井戸の底に潜って、なにやら調査をしていました。しかし、井戸の底にはとんでもない怪物が住んでいたんです。僕は逃げることが出来ましたが弟は逃げ遅れてしまいます。そして僕は20年間弟が生きていると信じながら酸素を潜水服に送り続けました。町中のだれもが僕のことを変人扱いして相手にしてくれませんでしたが、いよいよ再び井戸の底に潜るチャンスが巡ってくるんです。ある三文新聞社がなにやら大きな会社を焚き付けて金を出させてくれたんです。僕は黄色い潜水服に身を包んで井戸を下りていきます。世の中は怪物に遭遇する可能性に期待しあわよくば捕獲したいみたいですが、僕は興味ないんです。弟に会うために井戸に潜るんです。
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こんな夢。外は雨。これから京都に行ってきます。そんなわけで、またもや更新はお預け。可愛い猫神様の戯れ遊ぶ姿でもご覧になっていてください。
とっても、仲良しです。
■}{ 備忘録 }{■
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