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■D,侯爵の『RADIO R'lyeh』、第弐佰伍拾伍夜■
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こんやもラジオルルイエ
今宵の永遠に付き合う皆様、どうぞよろしく…


□ 今夜紹介する楽曲 □




TSUMUJIKAZE OF LOVE (Inst.)/フラワーズ

ダイナマイト/田辺昭知とザ・スパイダース

マシュケナダ/ザ・ヴァン・ドッグズ

イエス・ノー・イエス/ザ・クラックナッツ

I'm In Love/Fingers

ベッドの舟で愛の海へ/かまやつひろし

夏の夢 (英語Ver.)/ミッキー・カーティスとザ・サムライズ






TSUMUJIKAZE OF LOVE (Inst.)/フラワーズ


松原智恵子主演

1969年3月封切りの

日活映画『恋のつむじ風』から


結婚式の途中で相手がイヤになって

逃げ出し、都会のゴーゴー・クラブに

迷い込んだ主人公。

ストロボ・ライトが点滅する

店内で若者たちが踊り狂っている


演奏は内田裕也率いる

フラワーズ


スチール・ギターをフィーチャーした

サイケデリック・サウンドが

じつにユニークなバンド


なぜ、スチール・ギターを

サイケにあててきたか

という疑問がありますが


これはジミ・ヘンドリックスが

ワウワウ・ペダルを使っている

部分をどうやら内田裕也は

当時ワウワウ・ペダルを

知らなくて、

スチール・ギターを

使っていると解釈した

というのが真相らしい。


この映画ではフラワーズが

オリジナル曲の「ラスト・チャンス」を

演奏するシーンもあり


ヴォーカルの麻生レミのイイ顔を

拝む事ができますが

裕也サンは忙しかったのか

出演していない。




DynamiteThe Spiders 


ダイナマイト/田辺昭知とザ・スパイダース




あまりの格好良さにひっくり返りますね


この迫力満点の

荒々しい演奏は


凡百のテケテケ・エレキバンドには

無い魅力があり


スパイダースが

エレキ・インスト・バンドとしても

相当の実力を備えていた事が

わかります。



65年10月に

クラウンから

リリースされた

コンパクト盤に収録されている

インスト・ナンバー


----------------------------------------

1965年の10月に

『ダイナマイト』という全曲インストの楽曲で構成された

コンパクト盤(EP盤という7インチ=17センチレコード

LPと同じ回転数33回転のシングルレコード)に収録されていますね。

----------------------------------------


1965年と言えばまさに

エレキインストの時代という

感じですが


スパイダースは当時

すでに歌って演奏する

リヴァプール・サウンズの

スタイルを志向しておりまして


逆に、大流行している

ヴェンチャーズのような

インスト物は

気乗りがしなかったそうですが


1965といえば、


寺内タケシとブルージーンズを代表とする

エレキ・インスト・バンドの時代というものが

まずあるんですね


GS前夜といった感じでございます




マシュケナダ/ザ・ヴァン・ドッグズ


黒人のボサノヴァ歌手

ジョルジ・ベンが作り

自身が歌って大ヒットした曲


日本では1966年に発表した

セルジオ・メンデス&ブラジル’66の

アレンジが世界的ヒット曲

として知られる

ご存知のナンバー



マシュ・ケ・ナダとは

ブラジルポルトガル語のスラングで

「よお、どうしたんだい」

「やなこった」

など様々に使われる言葉



イエス・ノー・イエス/ザ・クラックナッツ


「悪魔のベイビー」のB面

こちらは

カヴァーではなく、

彼らの為にかかれた曲で



怪しい発音の日本語が

図らずも

この曲の持つミステリアスな

雰囲気を

効果的に高めている




I'm In Love/Fingers


荒井由美が

このバンドの

取り巻きだったことは

有名な話


65年には

慶大風林火山杯

日米対抗バンド合戦

グヤトーン全国アマチュア・バンド・コンテスト

はじめ数々の

エレキバンドコンクールに出場し

賞を総なめ

さらに66年の

「勝ち抜きエレキ合戦」では

グランド・チャンピオン

となり全国にそのなを

轟かせた実力派バンド



レコードでは初期は

主にエレキ・インストで

GSブーム真っ盛りのころには

時代遅れ感が否めなかった


ここにフィリップスから

歌入りの曲を作れと

本城和治は

命じられるわけであります


よって

後期はバンド自身が望んだわけではない

ソフトロック志向が多くなってくる


そんな

フィンガーズの

貴重なミッシングリンク

といえる曲で


2000年になって発掘されるまで

未発表だったのが

『GSウルトラ・レア・トラックス』収録


エレキ・インスト・バンドとして

出発した彼らが


ドクターシーゲル

成毛(なるも)滋を


中心に新しいロックのトレンドに

傾倒していく様子が分かる。


なんとこの曲は

ステージでは40分を越えるナンバーで

ここに残された録音は

習作的な物らしいが

音はまぎれもなく

ガレージ・サイケだ。

レコードだけでは伺えない68年の

日本ロック・シーンを切り取る

貴重な記録である。

GSがもう少し商業主義から

離れたところで展開することが

できたらどんなに面白かっただろう。






ベッドの舟で愛の海へ かまやつひろし


ムッシュの二枚目の

ソロアルバム

『どうにかなるさ/かまやつひろしアルバム2』

の収録曲ですね。

さすが

ムッシュと言った感じの

楽曲ですけどね


ジャズ歌手の

笠井紀美子が参加しており

ムッシュはこの直後に

笠井のアルバム

『アンブレラ』

をプロデュースし、

この曲や

スパイダース時代の曲も

取り上げている


夏の夢 (英語Ver.)/ミッキー・カーティスとザ・サムライズ(0968.4



ミッキー・カーチスとサムライズは

50年代後半のロカビリーブーム

時代に人気を博していた


ミッキー・カーチスが

60年代よりエキゾチックな

ラテンムードに方向転換した

後、67年に結成された

東南アジアから

欧州まで

海外での活動が中心の

ラウンジ・グループだった


ドラムは後年、

フリージャズドラマーとして

名を馳せる豊住芳三郎


シングル『太陽のパタヤ』のB面

英語ヴァージョンで

クラウンの倉庫で眠っていた

未発表作品。






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by marquis_de_d | 2017-08-27 21:00 | RADIO R'lyeh
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□ 今夜紹介する楽曲 □




SAY MAMA/ジュディ・オング、ヤング&フレッシュ
アフロテディ/ザ・クーガーズ
森かげの小道/テリーズ
シェイキン・マイ・ソウル/ザ・ボルテイジ
ドッグ・オブ・ザ・ベイ/ザ・ボルテージ
サマー・ガール/ザ・スパイダース



SAY MAMA/ジュディ・オング、ヤング&フレッシュとスパイダーズ



67年3月封切りの
日活映画

『青春ア・ゴー・ゴー』
アマチュア・バンド
ヤング&フレッシュが

テレビのバンド合戦で
勝ち抜き、見事
チャンピオンになるまでを描いた

東宝の『エレキの若大将』と
並ぶエレキ映画の傑作

山内賢、
やんちゃガイ和田浩治ら
のエレキバンド
ヤング&フレッシュと

練習スタジオに
潜んでいたなぞの少女
ジュディオングが
いつの間にか
バンドのヴォーカルになって

ジーン・ヴィンセントなどで
知られるロックンロール
ナンバーをヤング&フレッシュの
伴奏で歌い始めるが


途中から憧れのバンド
スパイダースが演奏に加わり

さらには
ビッグバンドも入ってきて
大合同演奏を展開するという
かなり現実離れした
故に感動的なシーン


アフロデティ/ザ・クーガーズ(1967.10


GSというのは
どうしても
「太陽」「星」「渚」「夕陽」
と言ったGS的語彙
のオンパレードでもって
また、エレキサウンドと
いえば季節は夏と
いう認識が
心のどこかに
あったためかと
思われますが

67年というのは
GSブームを支えた
タイガース、
テンプターズの
超絶的な
人気を誇るA級GSが
デヴューした年ですが


クラウンに
和製ポップス部門が
誕生したのも67年

泉アキ、
レインジャーズ
サムライズなどと一緒に

ガレージ行進曲
「テクテク天国」をひっさげて
デヴューしたのが
クーガーズだった。

その『テクテク天国』のB面

ギリシャ神話をモチーフにした
エロス+ファズトーンのナンバー

□森かげの小道/テリーズ

1967年5月
バニーズの弟バンドとして
寺内タケシがあちこちから
スカウトしてきて
結成されたバンドで

バンド名は
もちろん
寺内タケシのニックネームから
由来する

テイチク/ユニオンから2枚
さらにキング/ロンドンへ移籍して
2枚のシングルをリリースしたが

ルックスには不似合いな
甘いメルヘン調の曲が殆どだった

フェニックスのような音楽的特徴も
なくて、出自的特徴も特にないGSだった故

売り出しには苦労したようだ

テリーズ最期のシングル
1968年11月1日リリース
『森かげの小道』

流石に寺内の舎弟分、
ギターバンドとしての意地か
デヴュー曲の「想い出の星空」以外、

最期まで管弦楽団を使わなかった

スカスカのポップ・ビート




ヘイ・ジョー/ザ・ゴールデン・カップス



ヘイ・ジョー/ザ・ゴールデン・カップス

1968年3月10日リリースだった
ファーストLP『ザ・ゴールデン・カップス・アルバム』
A面のラストに収録されている
ナンバー

妻を殺して
メキシコへ逃げて行くという
単純な歌詞だが

間奏で奔放な
サイケデリック・プレイが展開され

ジミヘン・ヴァージョンに
依らない演奏は
凡百のGSには無い
ゴールデン・カップスならでは
の魅力で

そこが
海外のガレージ・マニア
にも非常に評価が高く
海外のコンピレーションものにも
ちょいちょい
収録されている。

これに関して

Twitterに反応があり
しげっち さん曰く

カップスの「Hey Joe」は The Leavesのバージョンを参考にしたと思えるyoutube.com/watch?v=KWv03W… #るるいえ


The Leavesというのは
このヘイ・ジョーをヒットさせた
一番最初のほうのひとで

成る程と思いました


ジミヘンドリックスは
ティムローズの演奏をみて
それをカヴァーしているといわれており
(これは諸説ありますが)

ヘイ・ジョーはビリーロバーツが
62年に著作権登録しています

スタンデルス
サーフロックのサファーリーズ
ラブ
ミュージックマシン
バーズ
が同じ時代にレコードにしています





シェイキン・マイ・ソウル/ザ・ボルテイジ(1968/4)


ステージでの
レパートリーは
黒人ロックオンリー

白いのは一切やらない。

黒っぽさ抜群の
というバリバリ硬派R&B
GSであるボルテイジの

デヴューシングル
「エミー・マイ・エミー」のB面。

ホーンセッションを導入した
A面よりぐっとR&B色の濃い
アップテンポ・ナンバー

87年にザ・ファントムギフトが
ファーストアルバムで
熱烈にカヴァーしていた楽曲

何度かルルイエでも
紹介した楽曲ですが

以前に紹介したときには
エンディングの
”シェイキン”
というかけ声が
カットされたものを
流したこともありましたが

今回はシングル・ヴァージョン
のかけ声入りを
紹介させて
頂きました

これは

かけ声入りとかけ声無しの
2種類のテイクが
あるものだと考えられて
いましたが、

テイチクには
かけ声無しのマスターしか
存在しておりません

これはどうも

オリジナル・マスター・テープ
の編集整理作業中に
故意なのかミスなのか
フェイド・アウト後の
かけ声を単純に
カットしてしまった
というのが真相のようです




ドッグ・オブ・ザ・ベイ/ザ・ボルテージ


ボルテイジの事務所、
富士音楽企画の社長
木村信夫氏

がもっと外国にも
対抗できるような本格的な
R&Bバンドを作ろうとして
見つけてきたのが
ボルテイジというわけだが

GSによるR&Bカヴァーの
理想型を見ることのできる
1968年8月に出した
ボルテイジ唯一のアルバム
『R&Bビッグヒット』に
収録されている

ドッグ・オブ・ザ・ベイ


1968年に世界中で大ヒットした
オーティス・レディングの
ナンバーのカヴァー


オーティス・レディングは
アトランティック・レーベルを
代表する黒人歌手ですが

さすが、
ステージでの
レパートリーは
もっぱら黒人の
ソウル音楽オンリーで
白いのは一切やらなかった
本格派 ボルテイジ


素晴らしいアルバムですが
本人達からすれば
このアルバムは
出来の方は思わしくなかった
ステージの方がはるかに良かった
と本人達もいうほど。



サマー・ガール/ザ・スパイダース

定期的にくる
スパイダース熱が
また再発して
ここのところ
スパイダースばかり
聴いていますが


4作目の出演映画
日活/1968年8月28日封切りだった
『ザ・スパイダーズバリ島の珍道中』から
ヒロインの小川ひろみとともに
バリ島の浜辺を走り回ったり
ボートに乗ったりする
プロモ・フィルム仕立てのシーンで
使用された楽曲

ビーチボーイズ的な
ノリの澄んだ空気感をまとった
真夏にぴったりのナンバー








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□ 今夜紹介する楽曲 □


太陽の剣//ザ・ブルーインパルス
レット・ミー・ゴー/シャープ・ホークス
恋のアドバイス/ザ・スパイダース
ベラよ急げ/ザ・モップス
ブーガルーNo.1/ザ・マミーズ
太陽の翼/ザ・スパイダース
好きなんだ/ザ・クーガーズ


アスナロさんのリクエストで
□太陽の剣//ザ・ブルーインパルス




当時、銀座ACBを本拠地にして
(常に出演していた)

第三期GS黄金時代の
中核をなしていたグループ


1968年10月3,4日
モンキーズ日本公演では
フローラル
ポニーズとともに
モンキーズの前座として舞台に上がる
という幸運に恵まれ
センセーショナルなデビューを果たした

10月25日
RCAビクターから
「太陽の剣」でデビュー

勇壮なホルンにのって
景気のいい歌が歌われる

近田春夫氏
はじめこの曲のファンは多い

この曲はラジオなどで
盛んにスポットを打つなどして

オリコン54位に入る
ヒットとなった。

しかし、

1969年3月にリリースされた
『メランコリー東京』は

妙に耳に残る歌謡曲だったが
92位にとどまった

「目標はスパイダース!」
「絶対に海外の物真似はしたくない」

といい
GS第三期黄金時代を
担うグループとして
期待されたが

人気は鳴かず飛ばずの低迷ぎみで

1970年4月に
自虐的な
「苦しみロック」を
最期に解散した

(70年というのは
既にニューロックの時代であって
帰ってきたアングラソングに
誰も見向きもしなかった)



レット・ミー・ゴー/シャープ・ホークス

1967/12

5枚目のシングル、
阿波踊りのビートを
取り入れたという
ファズが阿波踊りの
リズムを奏でる
豪快なガレージロック。
ファンの奇声も
効果的にとりいれて
オリコン78位

バックはシャープ・ファイブ
もともと総勢10人という
大所帯だったシャープ・ホークスは
65年にバンド部門が
井上宗孝とシャープ・ファイブ
として独立している。

67年12月には
シャープ・ファイブは
コロムビアに移籍するので
この曲は
まさにその頃の
録音ということになりますかね




□恋のアドバイス/ザ・スパイダース

1966年6月1日リリースだった
アルバム
『ザ・スパイダース・アルバムNo.2』
に収録された
ビートルズのナンバーのカヴァー
(オリジナルは
ビートルズ通算5作目の
アルバムで主演2作目の映画の
サウンド・トラックとして
発表された
1965年
「ヘルプ」収録曲)


このアルバムは
ほとんどがいわゆる
リヴァプール・サウンド
のナンバーで構成されていて

一部日本語歌詞で歌うなど
過渡期的な試行錯誤のあとが
伺える

この
「恋のアドバイス」も
そんな中の一曲で

それまでの
ロッカビリー/カヴァー・ポップス系歌手
のビートルズ・カヴァーとは
異なった、
新時代のバンド・サウンド的解釈による
真っ当なカヴァーがやっと登場してきた感

があります









ベラよ急げ/ザ・モップス


68年3月のリリースだった
2枚目のシングルA面
「ベラよ急げ」

デヴュー曲の
「朝まで待てない」
よりも一段と
サイケ色が強く感じる
パンチの効いた
ファズ・ギターが
聴ける
ファズ・サイケ・ナンバー

イタリアの海賊版
『Big Lizard Stomp!』に
「Haiku」というタイトルで
収録された事がある。

これは
たぶん、歌詞の
「早く、早く…」の
部分が
「俳句」に聞こえたのだろう

いずれにせよ
のべつ鳴り続ける
出ずっぱりの
ファズは海外のマニアを
くすぐるに充分なナンバー

1968年2月の封切りだった
日活映画『星影の波止場』など
いくつかの映画で
この曲の演奏を見ることが出来る




ブーガルーNo.1/ザ・マミーズ

ハワイで高校生生活を
送った田端義継(歌手、田端義夫(バタヤン)の長男)
が帰国後の68年3月
歌手になることを父親に反対されたために
内緒で自作曲を遠藤実氏のところへ
持ち込んだところ
グループ・サウンズの
ヴォーカルが良いだろう
と勧められて
結成したグループ

唯一のシングルのA面
68年のニューリズム
ブーガルーの流行を
当て込んだもの

しかし、ブーガルのもつ
クラブ感覚とはほど遠い
野外で焚き火を囲んで
踊っているような
すっとぼけた土着性が
かえって
妙なあじわいを
だしている
和製ブーガル

68年秋からは
ソロ・シンガー
車英二の
バックバンドを
ジャズ喫茶でつとめたり
していましたが
そのうち音沙汰が
なくなってしまった

どうしたかな
と思ってしらべてみたら
マミーズ解散後は
ピート・マジック・ジュニアという
名前でソロ・デヴューしている
70年10月大映映画『高校生番長 深夜放送』
では主題歌「午前0時のロック」を歌っていた


□太陽の翼/ザ・スパイダース


御聴き頂いたものは

1967年日活映画
ゲスト出演した
映画『夕陽が泣いている』
ビルの一室で練習シーンのもの

導入したばかりのファズ・ボックスを
存分に使っている


□好きなんだ/ザ・クーガーズ

1968年2月リリースだった

三枚目のシングル「好きなんだ」のA面
このシングルは良いよね
A面は
歌謡曲的なムーディなヴォーカルが
多少気にかかるが
演奏面はGSならではの
スカスカのガレージ

そして
B面はカッコイイ
スカスカのガレージ「J&A」

このバンドのリーダー
ヴォーカルとオルガンを
担当している
倉光薫は1962年7月に
ビクターから「クライ・クライ・クライ」
でデヴューしたこともある
元ロッカビリー・シンガーで
7枚のシングルを残している





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ピーコック・ベイビー/大原麗子
イエ・イエ/朱里エイコ
恋と海と太陽と/はつみかんな
愛のことば/ザ・ホワイト・キックス
黄色の世界/Jガールズ
渚の天使/弘田三枝子
太陽は泣いている/いしだあゆみ





ピーコック・ベイビー/大原麗子



1964年中頃に「イパネマの娘」
の大流行が日本にも到達すると
数えきれないほど日本産
60年代ブラジル・サウンドが
聴けるようになってくる

1968年にビクターより
リリースされた大原麗子の
素晴らしいボサノヴァ・アレンジ曲
「ピーコックベイビー」

まず、大女優 大原麗子を
歌手として認識している
ひとのほうが少ないんじゃ
ないかということです

2009年
惜しまれつつこの世を去った
その生涯でたった
シングル三枚
アルバム一枚しかリリースしていない

60年代ではこの
シングル「ピーコックベイビー」
一枚しかリリースしてません。

この曲も
よくある
「女優がそそのかされて試しに歌ってみた」
シリーズです。

しかし、ヤル気があるのかないのか
判らない脱力感の漂う
かわいらしい
したったらずな声と
小気味よいリズム
のベストマッチングで
とんでもなく
サイケデリックな
ナンバーに仕上がっている
作曲は小林亜星



イエ・イエ/朱里エイコ(1967/11


67年から68年にかけて
GS的コンセプト
(ミニスカート、ハーフ、洋楽レーベルなど)
を持った数多くのガール・シンガーが
各社から登場してきた 

実力派、朱里エイコにも
GSをバックにしたレコードがあった
ことに驚きます

演奏は
シャープホークスの
演奏部隊が
独立した形で
誕生した
シャープ・ファイヴ

フジテレビ「勝ち抜きエレキ合戦」
でレギュラー出演していて
エレキキッズたちの憧れの的だった



シングルとしてリリースされ
レナウンの組み合わせニット服の
コンセプト「イエイエ」のCMソング
これは日本国民に非常に鮮烈な印象を残した
テレビCM

レナウンの組み合わせニット
組み合わせは680通り
どう?ちょっぴり冒険してみない?

当時としては
曲の構成やビートが非常に
斬新で、
作曲は和製クインシージョンズ
小林亜星、ヤッパリ。
なんでしょうね、
大原麗子の「ピーコック・ベイビー」といい、
この時期の
小林亜星先生のキレっぷりときたら




CM用の別バージョンもある。



恋と海と太陽と/はつみかんな


恋と海と太陽と/はつみかんな(1968)

77年「マイ・ラグジュアリー・ナイト」
の大ヒットを飛ばした
’シンガーレディ’しばたはつみ

しばたはつみとして
ブレイクする以前に
はつみかんなという名義で
デヴューしたときの
デヴューシングル「乙女の季節」のB面
ガールズガレージの名作

「恋」と「海」と「太陽」と
とまさにGS的語彙の集合体を
パワフルな歌唱で
聴くものの心を
わしづかみにする

コンサートやディナーショーを中心に
海外公演も含め年間100回以上の
ステージをこなすインターナショナルな
ショービジネス界で通用する
数少ない日本シンガーだった。


愛のことば/ザ・ホワイト・キックス

愛のことば/ザ・ホワイト・キックス(1968/5)

「アリゲータ・ブガール」のB面で、
このシングル一枚で解散しておりますが

これもまた名曲。
ファズ、ブラス、フルートを導入し、
森野多恵子のクールなボーカルで
他のGSには無い
大人の雰囲気が漂っている
素晴らしいナンバー

後にボーカルの
森野多恵子は
タンタン(大空はるみ)というアーティスト名で
ソロデヴューして
実力派女性シンガーとなる


黄色の世界/Jガールズ

葉月しのぶ と 葉月ジュン姉妹による
J・ガールズは人気作曲家
三沢郷とともに活動し
1969に静かなナンバー
「あなたが来ない日」でデヴュー

お聞き頂いた
「黄色の世界」は

同じレコーディング・セッションに
よるものだが

デヴュー曲よりもさらに素晴らしい
仕上がりで

1995年に発売された
コンピレーションCD
『キューティー・ポップス・コレクション』
で紹介されるまで
お蔵入りとなっていた

この曲はピチカート・ファイヴの
『グッドナイト・トーキョー』と
ジョニー・デップのコカイン映画
『ブロウ』のサウンド・トラックにも収録されている





渚の天使/弘田三枝子(1968.2.11

60年半ばになると

カヴァーポップスばかり
歌わされることに

嫌気のさした弘田三枝子は

ジャズナンバーを歌う事を
希望するようになり

東芝からコロムビアへ
移籍します。

そこで

日本でもっとも偉大な
ポップ・ミュージックの
作曲家兼プロデューサーと
目される、筒美京平と
ともに仕事をする事になります。


筒美京平はポリドール・レコードで
音楽ディレクターを
5年務めており
そこでは洋楽部でしか働かない
という希望を貫き通し
ガス・バッカス
ジョニー・ティロットソン
の日本版リリースを担当

筒美京平が受けた
音楽的な影響は
弘田三枝子の『渚の天使』でも

伴奏には「クール・ジャーク」の
影響が顕著に見られるなど

明らかに聞き取る事ができます


太陽は泣いている/いしだあゆみ(1968/6


聴く者の心をとろかす声を持つ
金の鉱脈いしだあゆみ
そして、それを掘り当てた
橋本淳と筒美京平コンビ
初作品「太陽は泣いている」


ロック・コンボのフォームに
チェンバロを主楽器に据えた
ハイセンスなサウンド

そして起承転結に
とらわれない
もう従来の歌謡詩にみられる
「○○だからこうなった」
という
因果律を最初から排除した
橋本淳の描くポップスの世界


--------------------------------

「くちづけのあとで

太陽は泣いている」
--------------------------------

と、同時に
フルート、チェンバロといった
デリケートな音の
生楽器を多く採用している
ということ と

いしだあゆみ
のような個性的な
声のレコーディング
ができるようになった
ということに注目していただきたい

世界で最初に
8チャンネル・マルチ・トラック・レコーダー
を全面的に導入した
ザ・ビーチ・ボーイズの
『ペット・サウンズ』が
発表されて、そのふくらみのある
多層的なサウンドに世界中が
どよめいたのが
66年五月のこと。
67年1月にはアンペックス社の
新型機「AMPEX AG -440-8」
が発表され、ロス・アンゼルス
のゴールド・スタジオ、
ユナイデット・ウエスタン・スタジオ
といった一流スタジオに
導入され、

日本でも68年以降には
大手レコード会社の
スタジオでも使われるようになった

それ以前は歌手の「声」
の音圧が小さい場合や抑揚の少ない場合は
演奏自体の音量や音圧を
歌に合わせざるをえなかった

繊細なニュアンスの表現を
「レコーディング」という
作業において可能にしたのは
歌手の個性と技量はもちろんだが
ヴォーカルのトラックが他の
楽器と完全に独立して
とれるようにナった

それが68年以降だ

と覚えていただきたい。
すなわち、68年は技術的にも
革命の年であり、
68~69の
いしだあゆみや奥村チヨ
はその先駆者と言える。


同時期にリリースされた
弘田三枝子の復活作
『人形の家』や
ちあきなおみ
の「雨に濡れた慕情」に
みられる
独自の歌唱法も
同様の流れにある。

68年がGSが爆発的に
増殖したことも
そういった技術的な
部分の進歩がバックにある。







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by marquis_de_d | 2017-08-06 21:00 | RADIO R'lyeh


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