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■D,侯爵の『RADIO R'lyeh』、第弐佰伍拾九夜■
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こんやもラジオルルイエ
今宵の永遠に付き合う皆様、どうぞよろしく…


□ 今夜紹介する楽曲 □

ワンス・アゲイン/ザ・スパイダース

はじめての涙/江田聖明とザ・ブレイズ

夜明けに消えた恋/ザ・ブルーインパルス

怒りの鐘を鳴らせ/ザ・タイガース

僕は君と一緒にロックランドにいるのだ/荒木一郎

ひとりぼっちのジェイ婆さん/荒木一郎



□ワンス・アゲイン/ザ・スパイダース


1966年4月15日リリースだった

スパイダーズの記念すべき

デヴュー・アルバム

『スパイダーズ・アルバムNo.1』

収録曲でB面の2曲目だった

「ワンス・アゲイン」


”リヴァプール・サウンド”に対抗して

スパイダースが

”トーキョー・サウンド”を標榜して

作られた、全曲英語歌詞で歌うオリジナル曲で

構成された意欲作


マージー・ビート、

ブリティッシュ・ビートを

吸収してきた日本のバンドが到達した

当時における最大級の成果が

このアルバムであると言っていい


収録曲のほとんどは

ムッシュ・かまやつひろしが

手がけており、


お聞きいただいた

「ワンス・アゲイン」も、

ムッシュのスノッブな人脈による

英語歌詞


精神的には

今の日本のネオ・アコ系バンドに

通じるものがあるかもしれない




はじめての涙/江田聖明(ひであき)とザ・ブレイズ


GSブームも後期になると

少女マンガの世界を極めたような

アイドル・バンドが続出したが


このグループもそのひとつ


日大一高の同級生で

結成されていたバンドに


ファッション誌

『美しい十代』の

マスコット・ボーイだった

江田聖明(ひであき)を

ヴォーカル兼ギターで加え


GSスタイルで売り出された

1968年10月15日

リリースだった

デヴューシングル

「美しい愛の悲しみ」のB面

取り立ててなんの

変哲の無いポップ・ソング

「はじめての涙」


江田聖明はNTVの『あなたの出番です』

などで、

ひざまずき手をかざす

情熱たっぷりなパフォーマンスで

歌っていたが


二枚目のシングル

『卒業の季節』を

リリースした後、消息を聴かなくなった


□夜明けに消えた恋/ザ・ブルーインパルス



当時、銀座ACBを本拠地にして

(常に出演していた)


第三期GS黄金時代の

中核をなしていたグループ



1968年10月3,4日

モンキーズ日本公演では

フローラル

ポニーズとともに

モンキーズの前座として舞台に上がる

という幸運に恵まれ

センセーショナルなデビューを果たした


1968年10月25日

RCAビクターからリリースした

デヴュー・シングル「太陽の剣」の

B面が「夜明けに消えた恋」だった


ネオGSにも熱愛された

カルトGSの古典。


イントロの

ギター・リフがかっこいい



しかし、


1969年3月にリリースされた

セカンドシングル

『メランコリー東京』は


GSとしての

アイデンティティぶち壊しの

妙に耳に残るムード歌謡で


92位にとどまった


「目標はスパイダース!」

「絶対に海外の物真似はしたくない」


といい

GS第三期黄金時代を

担うグループとして

期待されたが


人気は鳴かず飛ばずの低迷ぎみで


1970年4月に

自虐的な

「苦しみロック」を

最期に解散した


(70年というのは

既にニューロックの時代であって

帰ってきたアングラソングに

誰も見向きもしなかった)







怒りの鐘を鳴らせ/ザ・タイガース


13枚目のヒットシングル

『都会』のB面


教会の鐘

クラシカルなオルガン

神秘的なコーラス


宗教音楽的な

サウンドをバックに

ジュリーの

熱い歌声が

響く


作曲は

ザ・ハプニング・フォーの

クニ河内


ザ・ハプニング・フォーは

タイガースの前座を

務める事も多く


クニ河内が

タイガースのサポートで

キーボード弾いたこともある。


とにかく、70年代後半の

ブログレッシブ・ロック臭を

強く漂わせる曲ですが


1970年3月のリリース


数あるタイガースのナンバー

のなかでも

完全に時代を先に

いっていったナンバー


GSが持っていた

音楽に対する

感覚の鋭さを

感じないではいられない

んじゃないでしょうか。






僕は君と一緒にロックランドにいるのだ/荒木一郎



66年の

デヴュー曲「空に星があるように」

(日本レコード大賞新人賞)

「今夜は踊ろう」「愛しのマックス」

などのミリオンセラーヒット曲を連発した

俳優でありシンガーソングライター、


日本の

ロック&ポップスシーンの

草分け的存在


荒木一郎の異色傑作アルバム

『荒木一郎の世界』(1971/5)から


J・Aシーザーのアイデアで

曲に

アレン・ギンズバーグの詩を

のせた前代未聞の

長篇サイケデリック・ナンバー


僕は君と一緒にロックランドにいるのだ



頭の中に

すっかり

「僕は君と一緒にロックランドにいるのだ」

ということばが

刷り込まれちゃう

メチャクチャかっこいい

一度聴いたら忘れられない曲。


独特な不安感漂う

4分を過ぎた瞬間から、

残りの2分間陽の光が

厚い雲の隙間から

ズパッと差し込んでくる

そんな空気が漂っています。




□ひとりぼっちのジェイ婆さん/荒木一郎


荒木一郎の異色傑作アルバム

『荒木一郎の世界』(1971/5)から


ファズを使って

人生の

滑稽さと

物悲しさ

を効果的に演出し


楽しさと悲しさが

同居する世界を

作り出している


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by marquis_de_d | 2017-09-24 21:00 | RADIO R'lyeh
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□ 今夜紹介する楽曲 □



プリーズ・プリーズ・ミー/クール・キャッツ

想思樹/フラワーズ

ハートを狙い撃ち/有馬竜之介

恋のバンバン/山本リンダ

ゲルピン・ロック/ムスタング

青春/ザ・ハプニングス・フォー

プリーズ・プリーズ・ミー/梓みちよ



□プリーズ・プリーズ・ミー/クール・キャッツ


クール・キャッツは

1964年5月にこのビートルズのカヴァー

『プリーズ・プリーズ・ミー』

でデヴューを飾ったグループ


もともと1963年 春に

結成された当初は

歌って踊れるスタイルのグループで


ジャニーズの対抗馬的存在だった


ところが

64年5月にこの曲を

リリースした時点では

襟なしのスーツに身を包んだ

和製ビートルズとして


東京ビートルズの対抗馬として

売り出されている。


それゆえなのか

日本語歌詞で歌っており、


訳詞は東京ビートルズと同じく

漣 健児


ご本人曰く、

「”抱きしめたい”で懲りていたけれど

どうしても漣健児じゃなくては!

と担当におだてられ、シブシブ

引き受けた」


という。


かの漣健児ですら

ビートルズに

日本語歌詞が

乗らないということを

思い知らされていたのである。


一方、ライバルの

東京ビートルズは一足先に

この「プリーズ・プリーズ・ミー」を

シングル「抱きしめたい」のB面で

カヴァーしているが、


クール・キャッツ盤の方が

エレキ・コンボ感覚の

アレンジを施している分

わずかながら

ビートルズのニュアンスに近い







想思樹/フラワーズ


ソウシジュといえば

沖縄ヤンバルに咲く花だが


沖縄戦に散った

女学生たちの悲劇を描いた

1968年9月21日封切りの

日活映画『あゝひめゆりの塔』で

冒頭の


ゴーゴーホールで踊り狂う

昭和元禄の若者の群れを映したシーンで

使われたもので


戦争中だった20年前との

対比として効果的に使われている


フラワーズによる

スチール・ギターを駆使した演奏だが


このシーンで出てくるのは

全く別のバンドであります





ハートを狙い撃ち/有馬竜之介



有馬竜之介の「ハートを狙い撃ち」1967.2



青春歌謡歌手

有馬竜之介の

デヴューシングル

「土曜日に集まれ!」

のB面。


極めて優れたバンバンソングで

ドラムと

オルガンの生み出す

疾走感から

心揺さぶる歌詞とボーカル

そこから

間奏にじょんがらギターが入って

生み出すグルーヴ


なのにどことなくチープでガレージ感がある


隠れたガレージパンクとは

まさにこのこと



ザ・ルビーズの「恋のピストル」

と共に聴きたいところなんですが


今夜はリンダで





恋のバンバン/山本リンダ


1969年6月1日リリースだった

14枚目のシングル


天才リンダの甘ったるくも

迫力のある歌唱に


このすっ飛んだ歌詞

という脳天に

突き刺さる作品に

仕上がっている


この錯綜ぶりには、


60年代のリンダは

66年の

デヴュー曲「こまっちゃうな」

の大ヒット以降以降

ヒットには恵まれず


このころは

人気が低迷していたので

いかに当時

試行錯誤がなされていたかが

伺える


山本リンダブームが

復活するのは72年の

「どうにもとまらない」を

待つこととなります






ゲルピン・ロック/ムスタング



いかれたかけ声が精神をずたずたにしそうな

この時代のサイケデリック・トーキョーを

象徴するようなオリジナル曲

唯一のシングルのA面

『ゲルピン・ロック』1968

を聴いていただきました。

カルトGSの象徴的レコードです。


昭和元禄を

象徴したような

軽薄なロックンロール

シンプルな曲調に、

メンバー全員による

口で効果音を入れている

ことがそれに

拍車をかけている。


題名にもなっている

「ゲルピン」とは当時の

流行語で一文無しの事という

ことなんですが


当時「少年サンデー」で

連載されていた川崎のぼるの

「歌え!ムスタング」は

このバンドをモデルにしたものだと

いうのですが


川崎のぼる先生と言えば

『巨人の星』

『いなかっぺ大将』

などの名作が有名なわけでありますが

この

「歌え!ムスタング」は


ストーリー、コンセプト

ともに、ムスタング的な部分は

ゲルピン要素のみ

という感じで

いかにも川崎のぼる先生らしい

雑に説明しますと

根性とど根性と

ずば抜けた才能で

ロックの頂点に立ち

そして死ぬという

ストーリー展開の


これも隠れた名作として

紹介したい作品であることは

間違いないです。


いずれにしても

上滑りで移り気な感じの事を

「軽佻浮薄(けいちょうふはく)」

と言いますが

これを絵に描いたような

素晴らしい出来映えのガレージ音楽の

シングル一枚のこして

こつ然と姿を消した謎の

GSムスタングであります。






青春/ザ・ハプニングス・フォー


1969年11月1日リリースの

六枚目のシングル

『命短し』のB面で


A面は キングトーンズを

思わせるR&B調ムード歌謡だが


B面は


バロック音楽好き(特にバッハ)

で知られていたクニ河内らしい


クラシカルなストリングスによる

1分36秒にも

およぶGS史上最長のイントロをもつ曲


当時のクニ河内は

バロック音楽好きで

知られていた


1969年5月には

『クラシカル・エレガンス バロック&ロール』

なる

当時のヒット・ポップスを

クラシックの手法を使って

大胆に料理したアルバムを発表し


他のGSとは一線を画した

そのハイブローな音楽性

をまざまざと見せつけた



□プリーズ・プリーズ・ミー/梓みちよ


1962年に渡辺プロダクション所属の

プレイボーイズ専属歌手として

デヴュー後、

田辺靖雄とコンビを組んだ

”マイ・カップル”を経て


63年には『こんにちは赤ちゃん』

の大ヒットでレコード大賞を獲得し

一躍国民歌手的存在となった

梓みちよが


1964年8月にリリースした

アルバム

『おかあさん』

の中で挑戦したビートルズ・カヴァー

がこの

「プリーズ・プリーズ・ミー」だった


おそらく当世流行の

ビートルズでも歌ってみようか

という軽い気持ちで取り上げた

ものだろうが


バッキングが

リヴァーブを利かせた

エレキ・ギターと

重めのビートを刻むドラムが印象的な

サーフィン・サウンドっぽい仕上がりで


一人二重唱の

右チャンネルがジョンのパート

左チャンネルがポールのパート

で頑張る梓ちゃんの

見事な歌いっぷりで

なかなかの好カヴァーに仕上がっている


日本はともかく、

海外を見渡しても

この曲をカヴァーした女性シンガーは

珍しいのではないだろうか。





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□ 今夜紹介する楽曲 □



運命/寺内タケシとバニーズ

なればいい/ザ・スパイダース

私のビートルズ/常田富士男

アイム・ショックド/アイ・アバンティとそのグループ

ドゥープ/フラワー・トラベリン・バンド+日野皓正クインテット

クラッシュ/フラワー・トラベリン・バンド+日野皓正クインテット

エリーゼのために/寺内タケシとバニーズ




運命/寺内タケシとバニーズ



66年三月に

エレキの名門バンド

ブルー・ジーンズ脱退し

渡辺プロから独立した

「エレキの神様」寺内タケシが

ヴォーカル&インストゥメンタル

の時代に対応すべく


寺内タケシのスパルタ教育で

横浜出身社中心に結成された


バンド寺内タケシとバニーズ


「レッツ・ゴー・シェイク」

「悪魔のベビー」

「愛のリメンバー」

「太陽野郎」

など着実にヒット曲を飛ばし

アルバムでも(1967/9)

クラシックの名曲を大胆にも

エレキ・インスト化した

『レッツゴー・運命』が

ベストセラーになり、

センセーショナルな話題を呼んで

これは67年度レコード大賞編曲賞受賞


「GS史上まぎれも無い名盤の一つ」と

GS評議会の黒沢進先生お墨付きの一枚。


その中でも

アルバムからシングルカットされた曲。


当時あまりにも売れすぎたため

気恥ずかしさもあってか

その後、このアルバムは

まともに評価されないままの

状態が続いている



当時のギター少年は

必死でこの曲を真似て

早引きの練習をした。





なればいい/ザ・スパイダース




GS主演の映画、仮にこれをGS映画と呼ぶとして

その先駆けとなったのはやはり

スパイダースだった


67年8月封切りの

日活『ザ・スパイダースのゴーゴー向こう見ず作戦』

どんな障害もスパイダースが乗り越えて行くという

たわいのないストーリーだったが

スパイダースの演奏シーンがふんだんに盛り込まれ

ファンには満足のいく内容だった


その翌年68年2月には主演第二弾『スパイダースの大進撃』


そして同年五月に「スパイダースの大騒動」で

ムッシュが「サイケデリック!」と叫びマチャアキが妄想に入るシーンで

この曲が使われている。


ところがシングルがリリースされたのは



GSブレイク前夜ともいえる66年

既にサイケの前兆を感じていたのでしょうか

この時期に既にこんなサイケな曲を

作っていたのだからムッシュのセンスは斬新

で卓越したものを感じるわけであります


この曲は海外GSブート・アルバムに

Any thing You Want

Nati Bati Yi

の題で

何度も収録された人気の

プレ・サイケ・ソングで


モンスター・マグネットのメンバーが

変名で始めたバンド、

ウェルウォーター・コンスピラシー

やサウンドガーデンや


ノースウェストのバンド、クアシが

日本語のままカヴァーしているほど。





私のビートルズ /常田(ときた)富士男(1970/10)


一度聴いたら耳に焼き付いて

離れないサイケデリックな

ナンバー


フーテンキャラで知られる俳優


常田(ときた)富士男の

ビートルズ解散に便乗した

企画ものシングル

まさに1970年という

年だったから出来たカオスなコンセプト


当時、毎晩のようにラジオで

かかっていた曲ですから

ファズの利いたギターとベースの

ユニゾンにアッシドな歌声は

今も脳に焼き付いている

という人は多いのではないでしょうか






アイム・ショックド/アイ・アバンティとそのグループ


サイケデリック時代を

反映したノベルティ・ソングで

1968年「新女大学」

という曲のB面ですが、

メチャクチャかっこいい!


60年代モンド映画的な

幕開けからの

スパイ映画のような展開


そうかと思っていると

今にもオイルの匂いが

してきそうな

暴走するエンジン音、

滑走路を飛び出す

飛行機のプロペラの音。

そして女の悲鳴…

まさに、美と狂気の一体化!


なんじゃこりゃ!

すげえ!

アヴァンギャルド!


アイ・アバンティって

なにもんじゃろかと


思っておりましたら

宇野誠一郎先生


「ひょっこりひょうたん島」

「W3」

「長靴猫シリーズ」

「悟空の大冒険」

「ふしぎなメルモ」

「ムーミン」

「アンデルセン物語」

「さるとびエッちゃん」

「山ねずみロッキーチャック」

「一休さん」

「小さなバイキングビッケ」


と、数々の名作を残し

2011年4月心不全のために

惜しまれつつも亡くなった

宇野誠一郎先生享年84歳でございます






「クラッシュ」

「ドゥープ」フラワー・トラベリン・バンド+日野皓正クインテット


シングル「クラッシュ」のA面

「クラッシュ」

シングル「クラッシュ」のB面

「ドゥープ」(1970



ジャズの日野皓正クインテットと

ニューロック&ニュージャズ・セッション。




元ビーバーズの

石間秀樹がシタールを

弾いている「ドゥープ」


日野皓正1969『ハイノロジー』

でも聴く事ができる。




このあたりで

気がついている人も

多いと思いますが


「サイケと言っても

ガレージっぽさが薄れてないかしら」


そうなんです。

だいたい69年には

GSはファズトーンを使わなくなるんです。


ゴールデン・カップス

ダイナマイツといった

先進的なバンドほどそうだった。



内田裕也のフラワーズが

麻生レミと小林勝彦脱退後に

ジョー山中と石間秀樹を

加えたばかりのバンドを再編成して


1970年の春にこの

「フラワー・トラベリン・バンド」を名乗ってます


あまり知られてないが

このシングルが

フラワー・トラベリン・バンドの

デヴューシングルなんです。


ジャケットには

「ミュージカル ディレクター内田裕也、日野皓正」

と記されていますが、


当時、

ジャズの壁を越えた

先鋭的な活動が注目され

「ヒノテル・ブーム」

とまで言われた日野皓正と

フラワーズの組み合わせは

今聴いても刺激的だ。



内田裕也はボーカルを

降りてプロヂュースを担当して

ジョー山中に

「世界に通用するのはおまえだけだ」と

発破をかけて

このシングルの発表の後

カナダにわたって

アトランティックレコードと契約

非常に高い評価を得て

日本に帰ってきたときには

1972年

GSブームは終わって

日本はフォーク一色に

染まっていたという


なんとも

よのなかってのは

うまくいくようでうまくいかないもんです



エリーゼのために/寺内タケシとバニーズ 1967




寺内タケシとバニーズで

ベートーベンも真っ青の

「エリーゼのために」


アルバム『レッツ・ゴー「運命」』

のラストに入っていた曲


クラシックの名曲を

エレキインストにしてしまう大胆さと

豪快なファズトーンで

ワイルドな演奏は


当時、

センセーショナルな

話題を呼んで


「GS史上まぎれも無い名盤の一つ」

とGS評議会の黒沢進先生お墨付きの一枚。


1967年11月30日発行の

レコード・マンスリーシングルチャートで五位

第九回レコード大賞編曲賞を受賞してまして


売れに売れまくったアルバム。


当時のギターキッズは

なんとかこいつを

コピーしてやろうと

練習しまくった


GS時代のインスト物の

面白さは

一体どこにあるのか

といえば


サイケデリックの

影響が色濃く

出ていることで、それは

エレキ時代の

サーフ・インストにはないワイルドさ。







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□ 今夜紹介する楽曲 □



進め!ジャガーズの唄(Part.2)/ザ・ジャガーズ

土曜の夜何かが起きる/黛ジュン

不思議な太陽/黛ジュン

花・太陽・雨/PYG

All Of My Life/The Wild Ones

白鳥の涙/ザ・ターマイツ

夜霧のトランペット/内田裕也とフラワーズ





□進め!ジャガーズの唄(Part.2)/ザ・ジャガーズ



聴いていただいたのは

戦後日本喜劇映画ベスト10に

入るであろうと

一部でささやかれている


松竹1968年3月公開の

ジャガーズ初主演映画


「進め!ジャガーズ敵前上陸」の

為に作られたオリジナルで

レコード化はされていない。


元々はスパイダース主演で

企画されていた映画だが

あまりにも多忙だという事で


何故かジャガーズに

回ってきたのが

この『進め!ジャガーズ敵前上陸』


ジャガーズが映画出演したものは

後にも先にもこれ一本で

他にはゲスト出演すらない。

すなわち、ジャガーズ唯一の主演映画


密輸団の一味に

間違えられたメンバーが

暗殺組織に追いかけられる

”サイケデリック・コメディー”


進め!ジャガーズの唄(Part.1)は

出演者がプラカードや

旗を持って

次々に登場するシーンに使われたが


お聞きいただいた

進め!ジャガーズの唄(Part.2)

は結局、映画では使われなかったテイク



劇中で

「マドモアゼルブルース」

「ダンシングロンリイナイト」

「哀れなジョン」


など、演奏シーンも多い





土曜の夜何かが起きる/黛ジュン



土曜の夜何かが起きる -


和物DJの定番曲でいまでも

衰えぬ人気がありますけれども

僕の大好きな曲でもありますが。


1969年封切りだった

浅丘ルリ子主演

日活映画「華やかな女豹」

では挿入歌として

これがまるっと歌われていた


当時の映画には

レコードの宣伝のような

広告的位置もあり

メディアミックス戦略

というものは

あったことがわかる。




不思議な太陽/黛ジュン



1969年黛ジュンの6枚目のシングル


ファズギターに

ホーンセッションを

被せた

ひとりGS路線

ど真ん中といった作品で



これも「恋のハレルヤ」

同様

オーヴァーダビングで

自分の声でコーラスと

ハーモニーやってたりする

そういう先進的なこと導入してる


黛ジュンは

「恋のハレルヤ」ヒットのあとも

67年7月「霧の彼方に」

68年「乙女の祈り」

とGS路線でヒットを

飛ばしております、



この作品のヒットに引っ張られて

67年6月

女王、美空ひばりも

でブルコメをバックに

GS風オリジナル曲

「真っ赤な太陽」を発表する

という現象が

起こってくるわけです


もちろん皆さんご存知の通り

これは特大ヒットを記録した。


これをきっかけとして

女性ソロ・シンガーの

一人GS化時代の幕開けとなって

行くわけであります



花・太陽・雨/PYG(1971/4)


解散直後のタイガース

テンプターズ

スパイダース

からメンバーを集結させた

スーパーグループだったが

短命に終わったPYG


井上孝之と岸部修三の

入魂のデヴューシングル



GS時代からのファンからも理解されず

また硬派なロック・ファンからは

芸能業界大手である

渡辺プロ所属ということで

体制的商業主義として

その嫌悪感から

猛烈な非難を浴び


コンサートは

帰れコールで大混乱


まさに

波瀾万丈と

暗中模索の連続のなか


1971年4月

「花・太陽・雨」でデヴューした



『帰ってきたウルトラマン』

34話「許されざるいのち」でも

効果的な使われ方をしました


――――――――――――――――――――

1999年にバップから発売された

『帰ってきたウルトラマンミュージックファイル』

にも収録されているので

ファンの方はよくご存知のはず

舞台が

箱根芦ノ湖というのが良いですよね

芦ノ湖のシーンでこの曲が

流れるのが印象的


34話はファンから原案を

募集して高校生のファンからの

投稿から生まれたストーリー。


小林晋一郎さん


この人は

後に、「ゴジラVSビオランテ」

の原案も一般公募から選ばれてる


合成怪獣レオゴンはビオランテへと昇華する


――――――――――――――――――――



結局、PYGは

アルバム1枚と

シングル5枚を発表したものの


正当な評価は

得られないまま


1972年11月に

最後のシングルをリリースした後は


主だった活動を打ち切っています





All Of My Life/The Wild Ones


67年6月リリースの

ファースト・アルバムより。


このアルバムは全曲メンバー

自身のオリジナルによる意欲作だった


植田芳暁が作詞とヴォーカルを

手がけたこの曲は

アメリカのガレージ・サイケの

コンピレーションに入れても

違和感の無いような

フォーク・ロック


間奏ではテープの

逆回転によるギター・ソロが

使われているのも驚き



白鳥の涙/ザ・ターマイツ


もっぱら民音系の

公演を中心に

活動して


ギャラは悪くなかったが

宗教上のアレルギーが

強く解散してしまった

ザ・ターマイツ


1968年8月にリリースした

シングル『お友達いつまでも』

一枚しか残していなかった

ターマイツだが、

クラウンの倉庫から

発掘されたこの未発表曲が

2001年にCD化され

まるで語られることのなかった

GSに評価を与えた




夜霧のトランペット/内田裕也とフラワーズ


むせびかえるような

夜霧に(ごほごほ

包まれている


長旅で疲れ果てた

僕の精神状態を

反映したかのような

しっとりとした

アダルトなナンバー



ラスト・シングルとなった


「ファンタジック・ガール」のB面

完全な麻生レミのソロで


橋本淳:筒美京平の

ゴールデン・コンビによる

書き下ろしで

アンニュイな麻生レミの

ヴォーカルに

バカラック風のホーン・アレンジ

ちょっぴりミステリアスな

アダルト・ポップ


本格的サイケ+R&Bの精神は

一体どこにいってしまったのだと

思うような

サイケ色も、ロック色も

払拭したジャジーな

4ビート・グルーヴ作品



2007年に

2曲の未発表曲を含む

5曲の

ボーナストラックを

追加されCD化された

アルバム「チャレンジ!」


その

ボーナストラックから

『夜霧のトランペット』


フラワーズらしさは

希薄ながら作品自体の

クオリティは素晴らしい








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by marquis_de_d | 2017-09-03 21:00 | RADIO R'lyeh


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