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■D,侯爵の『RADIO R'lyeh』第参百壱四拾碌夜■
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こんやもラジオルルイエ
今宵の永遠に付き合う皆様、どうぞよろしく…


□ 今夜紹介する楽曲 □



Chu! Chu! Chu!/The Carnabeats

割れた地球/Tiger

I'm In Love/Fingers

アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア/ザ・バーンズ

ホールド・オン/ズー・ニー・ヴー

ハイウェイの孤独/ズー・ニー・ヴー

エリーゼのために/寺内タケシとバニーズ





Chu! Chu! Chu!/The Carnabeats



アイ高野の甘さと

狂おしさが堪能できる一曲




熱狂するファズトーンの

利いたギターが

カッコイイ曲なんですけれどもね



カーナビーツは

イギリスでは全く流行らなかった

ゾンビーズのナンバーを

日本語カヴァーした

「好きさ好きさ好きさ」で

デヴューして

ドラムのアイ高野がスティックを

観客に突き出す

エキサイティングなアクションが

印象的で特大ヒットになった

グループ。その後も

「恋をしようよジェニー」

「オーケイ!」などの

ヒットを飛ばし

GS界でも10指に入る

人気グループになった。



外国でもファンが多く

イギリスのエース・レーベルが

作った非売品サンプラーCDにも

彼らのお手本であった

ゾンビーズとともに収録されている。



ワイルドなステージで有名で

最もファズの使用頻度が高いグループ

「恋をしようよジェニー」「恋の夜明け」など

多くの曲でファズトーンを駆使しています





割れた地球/Tiger


タイガースが68年に

リリースしたトータル・アルバム

『ヒューマン・ルネッサンス』より

このアルバムは、

「ポンペイ最後の日」

からモチーフを得た

コンセプト・アルバムで

GSと管弦楽の融合という

すぎやまこういちらの

意図が一応の成功を

見たアルバム

GS=不良=低い音楽性

という世評に反発するかのように

大げさなほどの

格調の高さと芸術性を

打ち出している

全体的にオーケストラを

導入したクラシック・ロックの

おもむきが強く

まるでオペラのような

アルバム


しかし

そんななかで


この曲に関しては

ジミ・ヘンドリックスの

影響を強く感じさせる

ニュー・ロック調の

ギターをフューチャーしており

ジュリーの甘めの

ボーカルとのコントラストが

非常に面白い。




I'm In Love/Fingers


荒井由美が

このバンドの

取り巻きだったことは

有名な話


65年には

慶大風林火山杯

日米対抗バンド合戦

グヤトーン全国アマチュア・バンド・コンテスト

はじめ数々の

エレキバンドコンクールに出場し

賞を総なめ

さらに66年の

「勝ち抜きエレキ合戦」では

グランド・チャンピオン

になり全国にそのなを

轟かせた実力派バンド


しかし


レコードでは


初期は

主にエレキ・インストで


GSブーム真っ盛りのころには

時代遅れ感

が否めなかった


そこでフィリップスから

歌入りの曲を作れと

本城和治は

命じられるわけであります


よって

後期はバンド自身が望んだわけではない

ソフトロック志向が多くなってくる


そんな

フィンガーズの

貴重なミッシングリンク

といえる曲で「I'm In Love」






アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア/ザ・バーンズ



「バーンズ」という名前のGSは

当時全国にいくつもあったが


(大阪のターゲット・プロの

バーンズ、


はっぴいえんどの

元ドラマー、松本隆が在籍していた

ヤマハ・ライト・ミュージック

コンテスト関東甲信越地区大会

出場ロック部門第三位のバーンズなど

が有名)


これは東京の中川三郎ディスコテーク

に専属出演していたバンド。


中川三郎ディスコテーク出身で

もっとも出世したのは

テンプターズだが


このザ・バーンズも

68年中川三郎ディスコテーク専属となり

わずか半年足らずで

数多い中川三郎ディスコテーク

専属バンドの中でも

ナンバーワンの存在に

なったという


19歳を頭に

平均年齢18歳という

若者たちだった


本作は69年2月に

発売された

ディスコ用の

企画ものLPで

彼らの唯一のLP

「R&B・イン・東京」

に収録されている曲

このLPの存在は

サイケデリックから

ニューロックに移行する

微妙な時期で

バーンズの演奏も

それを反映した

ミッシングリンク的

資料価値を持っている

と思います。

ジミ・ヘンドリックスの

ナンバーが多い中で

お聞きいただいた

「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」は

初期のビートルズナンバーを

ファズを駆使して

カッコイイ

サイケデリックに仕立て上げている


この「R&B・イン・東京」

というLPは本邦初の

ノンストップ・ダンシング・レコード

というのが売り物で

当時のソウル・ナンバーや

ビートルズ、ジミ・ヘンドリックス

のナンバーを

ディスコ風にアレンジして

演奏したものだが

全く話題にならず

このバーンズも

ほとんど無名のまま

終わってしまった。





ホールド・オン/ズー・ニー・ヴー


「白い珊瑚礁」のヒット曲を持つ

和製サム&デイヴと呼ばれたグループ


渋谷のレストラン・クラブ"カバーナ"の

専属として腕を磨いていた

もっぱら通好みのR&Bを

レパートリーにしていた事で評判を呼び

コロンビアから

当時としては異例の

アルバムによるデヴューを飾ったグループ。


1968年アルバム『ズー・ニー・ヴーの世界/R&Bベスト・ヒット』の

一曲目に収録されている曲で

サム&デイヴの大ヒットナンバーのカヴァー。

ホーンセッションの

パートをファズを駆使した

ギターで代行している

まさにGSによるR&Bの魅力




R&Bサイケの傑作

ハイウェイの孤独(ロンリーハイウェイ)ズー・ニー・ヴー1968

アルバム『ズー・ニー・ヴーの世界/R&Bベスト・ヒット』収録のオリジナル曲

すっごく乾いた感じの詩にしびれます。






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□ 今夜紹介する楽曲 □




ミセス・ロビンソン/ザ・レインジャーズ


ダスティン・ホフマン主演映画

『卒業』の

ほとんどネタバレ的な

意訳カヴァー



4枚目のシングルのA面で

68年7月にリリースされた

映画『卒業』でおなじみの

サイモン&ガーファンクル

の大ヒット曲の日本語カヴァー


なお、バンド名の表記が

二枚目のシングルから

レンジャーズと

変更している。


この頃のレンジャーズの

シングルは録音は

すべてオーケストラによる

もので本人たち抜きの

演奏という味気ないもので


いわゆるガレージ系の音では

ないが

生き生きとした

パーカッションが心地よい。



イントロ部分に聞こえる

フクロウの声のような

こもった音は

一体なにで出しているのか

不明で気になっているが

いまだに謎。




J&A/ザ・クーガーズ(1968/2


三枚目のシングル「好きなんだ」のB面


これはかっこいい。


カッコイイ

スカスカのガレージ


こういう曲をやれる

ってのが素晴らしい


この60年代ガレージ・バンド特有の

スカスカの音は

いまやろうとしても

再現することはきわめて難しい。


テクテク天国の印象が

強烈すぎるので

逆にこういう名曲は

埋もれてしまっている


(といってもテクテクも埋もれているが)


実際に1年で4枚のシングルを

だしているもののヒットには繋がらず

この年、1968の夏には解散に追い込まれてます



恋はハートで/泉アキとザ・レインジャーズ


彼女の代表曲でデヴュー曲

「恋はハートで」

バックの演奏とコーラスは

レインジャーズ


チャートの39位にランクイン


GS全盛時代、

(恋のハレルヤ)黛ジュン、

(進め!ジャガーズ敵前上陸「虹色の湖」)中村晃子、

(日米ハーフモデル「初恋のレター」)小畑ミキ

と言ったGS的コンセプトを持った

ガール・シンガーが

次々と登場してきたわけだが

泉アキもその一人だった


インド系アメリカ人との

ハーフである泉アキは

日本テレビ系

人気オーディション番組

「あなたの出番です」(略称:あな番)

で合格してショービジネスの世界に

入り、


はち切れんばかりの太ももと

しゃくり上げるような

歌い方で


60年代に6枚のシングルを

リリースしている。

(クラウンから4枚、フィリップスから2枚)


それらの楽曲のほとんどは

GSサウンドをバックに

しゃっくりのような

スタッカート唱法で歌い上げている

のが特徴です


まあ、結局、

泉アキのバッキングをつとめた

レインジャーズにしてみれば

この曲の方が自分たちのレコード

「星空の恋人」より

売れてしまった為に

レインジャーズは

単なるバックバンドとして

とらえられることが

多かったという

憂き目を見ることになる。



これがその後の

二枚目のシングルから

バンド名の表記が


レンジャーズと

変更していることに

関係しているかどうかは

定かではありませんが




恋のシンガリング /ストーンズ(1969/6


良い声ですよね


69年に「寺内タケシとブルージーンズ」に

参加するベーシスト石橋志郎と

ボーカルのルイ高橋らによる

幻のグループ


徳間の倉庫で保管されていた

未発表テープより


この曲は69年春に録音されていながら

発売されず、ブルージーンズで再録され

シングル「太陽に叫ぼう」のB面

「パパンパ・パン・パン」として発売された。





恋はふりむかない/リンガース(1969/5


唯一のシングルで

和製R&Bの逸品

はりのある歌声に

いい感じのファズギター

が絡み合って気持ちいい曲です


元々は新潟のクラブで活躍していた

ムードコーラスのグループで

「新潟ブルース」

「信濃川慕情」といった

オリジナルが地元では

ヒットしていた。


それが何故か

GSブームに便乗しようと

69年5月にクラウンから

「恋はふりむかない」でデヴュー


ムードコーラス出身とは思えない

ファズを駆使したR&Bだった。


が、ブームはすでに下火であったことに

気がつき、デヴューの4ヶ月後には

元の名前である「山岸秀樹とサムナイツ」

と改名。元のムードコーラスに戻って


「こころがわり」


で再デヴューしたという

冗談みたいなグループですが




恋はもうたくさん/ザ・ダイナマイツ



カルトGSという言葉が最もふさわしいバンド

カルトGSの最高峰として

評価されている


ザ・ダイナマイツ



デヴューシングル

「トンネル天国」

のB面「恋はもうたくさん」(1967/11)

GS屈指の名曲の一つ



当時あまり売れなかったが

80年代に入って再評価され

ネオGSもこぞって

カヴァー・ヴァージョンを発表している。



瀬川洋(ひろし)の蓮っ葉な唱い方が曲調にマッチしている。




瀬川洋(せがわひろし)と

山口富士夫という

二枚看板でデヴューした

玄人向けGS



もともと米軍基地で

人気を博したモンスターズという

バンドで

中にはFENの放送で

スケジュールをチェックして

相模原、座間、厚木、など

各地のキャンプまで

追いかけて聴きにくる

ファンまでいたという


立川のジャズ喫茶”ドミノ”に

レギュラー出演するようになった頃

彼らの評判を聞いて

”ニッポン企画”なる

事務所の社長と

米国RCAの関係者と称する

アメリカ人が現れて

向こうのRCAからデヴューさせる

ような口車にのせられて

ほいほい契約してみれば

ふたを開ければ実際には

日本ビクターからのデヴュー。

名前もビクター側の命令でもって

ザ・ダイナマイツと改名させられて

モップスとサニー・ファイブとセットで売り出されたという

本人たちには不本意なデヴューだったものの


「爆発するエネルギー・リズム・アンド・ブルース・サウンド」という

キャッチコピーでオリコン73位に入るまずまずの滑り出しだった。





恋の朝焼け/ゲイリー・ウォーカー & ザ・カーナビーツ



元ウォーカー・ブラザーズの

ゲイリー・ウォーカーの

来日記念盤として

カーナビーツをバックに

録音された作品

(いまじゃ忘れられているけど

人気あったんだよ、

ウォーカー・ブラザーズ

ビートルズくらい人気あった

ファンは100%女性)


作曲者の乗輪寺モトオは

カーナビーツをはじめ

フィリップス・レーベルの

GSプロデューサーだった

本城和治まさはる氏の変名

本城和治と言ったら

1960年代半ば、

スパイダーズ

テンプターズあたりの

ディレクターとして

事実上、GSという

ジャンルを世に送り出した

最重要人物。


そもそも、この人が

イギリスから

解散が決まったばかりの

ウォーカーブラザーズを

なんとか来日させた人物であり

根っこから関わっている

わけだが

そのとき、ゲイリーの

レコーディングを

カーナビーツが

やるという話になって

だけど、曲つったって

なにを歌わせようかと

思っているうちに

当日になっちゃった

というドタバタで

レコーディング前夜に

勝手にメロディを作って

そこにきていた

スコット・ウォーカーが

詞をあてて

(斯古都、名義)

スコットは

夜明けまでかかった

レコーディングに立ち会っている

その帰りに見た

朝の月がとても綺麗だったので

この歌の英語タイトルは

Cutie Morning Moon

なんとも

イギリスっぽい音に

仕上がっている作品です


今年、3月26日に

76歳でその生涯を閉じた

スコット


2018年

ナタリー・ポートマン主演の

映画ドラマ

『ヴォックス・ルクス』の音楽を

手がけており、

これが遺作となった


=============

ちなみにこのシングルの

B面はA面のカラオケに

ゲイリーが

収録中に

「ハロー」とか

「ミナサンコンチハ」

とか言っているのを

適当につなぎあわせた

ものが入っている

=============




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□ 今夜紹介する楽曲 □




土曜の夜何かが起きる - 「華やかな女豹」/黛ジュン



1969年12月31日封切りだった

日活の「華やかな女豹」の挿入歌から

土曜の夜何かが起きる - 黛ジュン


「華やかなメヒョウ」は音楽が坂田晃一先生です


この1969年というのは

日活の青春もの映画の人気が

下火になってきて


71年に成人映画路線

すなわち日活ロマンポルノ

に移行する

ちょうど過渡期に

あたる時期といえる


と同時に

69年と言う年は

GSブームにとって

翳りが見え始めた年であった。


この年を境に

人気グループが

次々と解散して行くんですな。

69年春にはタイガース、

オックスから

主要メンバーが相次いで脱退し

70年にはスパイダーズ

71年にタイガース、ヴィレッジシンガーズが解散

と、言う感じで、グループサウンズの熱狂は急速に冷めて行くんです。




「華やかな女豹」"謎の女B"3:15平岡精二Go Cinemania Reel 6 エロチカ狂想曲Soundtrack1


1969年12月31日公開だった

浅丘ルリ子主演

日活映画『華やかな女豹』


テイチクがらみの

弘田三枝子「鏡の中の天使」

黛ジュン「土曜の夜に何が起きる」

ピーター「夜と朝の間」

がマルッと歌われているが

なかでも

挿入歌として使われた


"謎の女B"


ジャズ・ヴァイブラホン奏者の

平岡精二作曲で


1967年に

曽我町子の歌唱で

クラウンからリリースされた

シングル"謎の女B"


オリジナルヴァージョンと比べて


ヴァイブラホンと

ホーンセッションによる


クールなアレンジになっている。



ナオミの夢/ヘドバとダビデ


日本版は1971年リリースだった

ヘドバとダビデのシングル

「ナオミの夢」

A面のナオミの夢

B面は原曲のヘブライ語だった



1970年世界47カ国の代表が

出場した第一回東京国際歌謡音楽祭

(後の世界歌謡祭)での

グランプリ受賞を受け


急遽レコード会社(RCA)が

帰国直前だった二人を引き止め

日本語の意味も教えずに

歌詞を教え込み、一週間そこそこで

日本語版をレコーディング


B面にイスラエルで歌っていた

ヘブライ語版を入れることを条件に

1971年1月25日リリースされた


71年4月19日

オリコン総合チャート第一位

これは4週にわたって

連続一位となり

67万枚のヒットとなった。


当時オリコンチャートが

始まってまだ三年あまりの時期ながら

第一位を記録した5組目の洋楽アーティストと

なっている。



オレと彼女/ピンキーとキラーズ



1968年9月10日リリースだった

2枚目のシングルのA面

TBS系ドラマ『オレと彼女』主題歌


非常に今陽子(こん ようこ)の声と

コーラスと

サーフっぽいギターが良すぎるのと、

フルートのマッチングが。すごくいい。


いずみたくの秘蔵っ子、

今 陽子は15歳で「甘ったれたいの」でデヴュー


しかし全然売れなかった。

身長166センチ

どうも当時デカイ女のコは売れなかった


そこでいずみたくが一計を案じて

ヒゲズラのオッサンを廻りに

並べれば誤魔化せるんじゃね?


ピッっと背筋の伸びたスタイル、

山高帽にパンタロン、

そしてヒゲオヤジ

最高にカッコいいカード揃えてきたんですね。


というね、何ともこの安易な

作戦が大成功いたしまして


1968年『恋の季節』で

レコード史に残る脅威の240万枚売り上げという


(今陽子自身は「公の数字はそうだが実際は倍以上あった」と言っている)


空前の大ブレイクこれがピンキラだった。

ピンキラ現象ですね


ワイル



涙のハート/エミー・ジャクソン 1965



日本オリジナルの英語曲

作品を

洋楽レーベルから

リリースすることで


あたかも外国人歌手が

海外でレコーディング

したかのように見せるという



「和製ポップス」戦略で



70万枚の大ヒットを

記録した「涙の太陽」で

デヴューしたエミージャクソン

1965年8月リリースの

二枚目のシングル

『夢見るマイ・ボーイ』のB面




シェーク・アンド・ロール/弘田三枝子


日本最高峰の歌手の一人

弘田三枝子の


1967年12月1日リリースだった

7インチ、コンパクト盤

『渚のうわさ』に

収められた

隠された名曲


「パンチのミコチャン」

と呼ばれた

ポップスの女王


さすがパンチの

効いたナンバー





Koibito Jidai/Sylvie Vartan



71年二度目の来日公演の際、

レコーディングされた日本語の

オリジナル・ナンバー


典型的歌謡ポップスだが


五月の草原を

吹き抜ける風のような

爽やかな

仕上がり


流暢な日本語は


日本びいきの

シルヴィならでは。


レコードのジャケットにも

親日家

と評されている


フランス語の特徴的な

鼻母音といって

母音のあと鼻から音を抜く

発音が


純粋無垢な少女のイメージと

胸に突き刺さる



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トンネル天国/ザ・ダイナマイツ

恋の終列車/The Dynamites

ドライヴィング・ブルース/井上宗孝とシャープ・ファイブ

恋の片道切符/ザ・タックスマン

スカイ・パイロット/ザ・バーンズ

スペイス・エクスプレス/ザ・サベージ

はるかな旅へ (アバランチ・エクスプレス愛のテーマ)/Godiego



トンネル天国/ザ・ダイナマイツ


カルトGSの最高峰として

評価されている


ザ・ダイナマイツ

瀬川洋(せがわひろし)と

山口富士夫という

二枚看板でデヴューした

玄人向けGS


デヴュー曲「トンネル天国」(1967/11)

日本の60年代

ガレージパンクの

古典とも言える大傑作。


「爆発するエネルギー・リズム・アンド・ブルース・サウンド」という

キャッチコピーでオリコン73位


シングルバージョンに満足できなくて

シングルよりもワイルドなアレンジに

なっているアルバムバージョン

唯一のアルバム『ヤングサウンドR&Bはこれだ!』(1968・4)収録曲



GS=グループサウンズという看板通りの

解釈でなく、GS=ガレージサウンドという新しい視点で

GSが再評価された80年代の

若者たちを奮い立たせた名曲でしょう。これは。


売れ筋の曲調とそれをロック側に

ねじ伏せようとする

バンドとの駆け引きがスリリングな出来。


------------------------------------------------------------------------------


1987年にアメリカでリリースされた日本のGSコンピレーション

『Sixties Japanese Garage - Psych Sampler』

にも収録された名曲。

ちなみに、92年に来日したステアーズというイギリスのガレージ・バンド

は雑誌『宝島』の企画で聴いたこの曲をえらく気に入ってライヴでやりたいから

担当ライターにローマ字で歌詞を教わって帰ったそう。


------------------------------------------------------------------------------


デヴュー当時はプロモーションとして

日劇の荒木一郎ショーにも

連日出演などしておりまして

非常にパワーがあって

まあレコードも

シングル5枚とアルバム一枚出してますが


商業的な成功はなかったんですね、

やっぱりGS衰退の波に勝てなかった。

69年にこれから本格的に

アルバム制作していこう

というところで、

メンバーの音楽性の不一致みたいな

お決まりのパターンでももって解散した。





恋の終列車/The Dynamites



カルトGSの最高峰として

評価されている


ザ・ダイナマイツ

瀬川洋(せがわひろし)と

山口富士夫という

二枚看板でデヴューした

玄人向けGS



1968年4月5日リリースだった

唯一のアルバム

『ヤングサウンドR&Bはこれだ!』収録曲


R&Bはこれだ!なんて

銘打っていながらも

収録されたカヴァー曲は

ビクター側で勝手に選曲した

バンドとしては

全く不本意なものだった

実際のところ非常に

エキサイティングでカッコいい、

GSの最良の部分を抽出した名盤である。


実際、この時代に

アルバムのレコーディングで

これほどメンバー自身で

演奏させてもらえた

GSはあまりないんじゃ

ないだろうか


そんなわけで

お聴きいただいたのは

モンキーズが

1966年にリリースした

デヴュー曲の

『恋の終列車』

1966年に全米で1位を

記録したナンバーの

カヴァー



ドライヴィング・ブルース/井上宗孝とシャープ・ファイブ(1966.12


二枚目のシングル

「追憶」のB面


ロックンロールに別名をつけるとするならば

チャックベリーだとジョンレノンがいってますが

当時としては異例の

チャック・ベリー・スタイルの

ロックンロール


メンバー全員で

次々に泥臭いボーカルを

まわしているが


クールな演奏との

ギャップが

後を引く


1964年5月に解散した

大御所のロカビリーバンド

”ウエスタン・キャラバン”

にいた

井上宗孝、秋山功、古谷紀(おさむ)

の三人に他メンバー二人を加え

シャープホークスに合体したのが

始まりで当初は

”シャープホークスとそのメンバー”

と名のっていた。

その後、

メンバーに二人加わって前田旭


65年3月にはブルー・ファイヤー

にいた天才ギタリスト

三根(みね)信宏

も加わって、

65年6月にフジテレビで

始まる「勝ち抜きエレキ合戦」に

レギュラー出演することが

決定したのをきっかけに

シャープ・ホークス

からバンドを切り離し

ここに

”井上宗孝とシャープ・ファイブ”

が誕生する。


「勝ち抜きエレキ合戦」は

エレキブームを加熱させ

超人気となり、この番組で

毎週模範演奏を披露する

シャープ・ファイブは

当時、ギターキッズの

憧れの的。

エレキ時代の象徴的存在だった。


日本を代表する

エレキ・インスト・バンドとして

65年から66年にかけて

キングからアルバムも

続々リリースしたが


GS時代にさしかかると

のシングルでは

歌ものもやっていた。




恋の片道切符/ザ・タックスマン


1968年3月20日リリースだった

デヴュー・シングル

『恋よ・恋よ・恋よ』のB面で

言わずと知れた往年のニール・セダカの

ヒット・ナンバーを唸るファズで

ビート・アレンジ、英語のまま

カヴァーしてます


京都の五人組

1966年12月に東山学園高等学校の

級友だった上月潤と吉見聖が

中心となって結成したグループ


大ファンであった

ビートルズの曲にちなんで

タックスマンと名付けた


67年から

GS登竜門「ナンバ一番」

に出演。大変な人気を得るようになる


(大阪道頓堀の

橋のたもとにあった

六階建てのレジャービル

大阪音楽の発信基地。いまツタヤになってる

タイガースやオックスもここ出身になります)


夏木マリが熱心なファンだったことでも知られる

ザ・タックスマン、


ただ、これと言って特徴のない

セールスポイントを見つけるのにこまるような

バンドだったため

その後のレコードの売れ行きは地味だった


アルバム作成の話も立ち消え


69年の終わりには

新宿「ラ・セーヌ」の

ステージを最後に解散してます


他の多くのGSがそうであるように

人気が高くても

セールスポイントの

絞り込めなかったGSは

短命だったんですよね。


--------------------------------------------

上月潤は後に

フラワー・トラヴェリン・バンドに

参加する。







スカイ・パイロット/ザ・バーンズ



「バーンズ」という名前のGSは

当時全国にいくつもあったが

これは東京の中川三郎ディスコテーク

に専属出演していたバンド。


68年中川三郎ディスコテーク専属となり

わずか半年足らずで

数多い専属バンドの中でも

ナンバーワンの存在に

なったという

19歳を頭に

平均年齢18歳という

若者たちで

構成されたザ・バーンズ



本作は69年2月に

発売された

ディスコ用の

企画ものLPで

彼らの唯一のLP

「R&B・イン・東京」

に収録されている曲


このLPの存在は

サイケデリックから

ニューロックに移行する

微妙な時期で

バーンズの演奏も

それを反映した

ミッシングリンク的

資料価値を持っている

と思います。




アニマルズの

『スカイ・パイロット』は

エコー・マシンを駆使して

トリップ感を出す事につとめ


いずれも

サイケデリック的解釈

による素晴らしい

アレンジが聴けたかと

おもいます。



この「R&B・イン・東京」

というLPは本邦初の

ノンストップ・ダンシング・レコード

というのが売り物で

キャッチフレーズにも

「これぞディスコテックの決定版」

とあって


曲ごとに

いちいち、ダンス名が書いてある

んですが、この

『スカイ・パイロット』は「スカ」

とあって、


んー、僕の知ってる

スカと何となく違うな~


って感じです。


どうせわからねえだろ

くらいの気持ちで

サイケアレンジしたんじゃ

ないかと勘ぐっております。




スペイス・エクスプレス/ザ・サベージ



65年10月、フジテレビの

勝ち抜きエレキ番組で

『勝ち抜きエレキ合戦』に

出場し、

四週連続チャンピオンとなり、


さらに日テレの

『世界に飛び出せニュー・エレキ・サウンド』

にも出場


66年にグランド・チャンピオン

に輝いてプロとなり


66年8月デヴュー曲

「いつまでもいつまでも」

1966年という時代を反映した

牧歌的なフォーク・バラード

だがアマチュアっぽさが

新鮮で大ヒット。


一躍スターの座に

ついたグループ。


66年12月に出た

ファーストLP『この手のひらに愛を/ザ・サベージ・アルバムNo.1』

に収録されている。

「スペイス・エクスプレス」は

B面の6曲目、ギターの渡辺昌宏作曲

スプートニクスを彷彿させる

スリリングな

スペース・インスト・ロック



さて、リクエスト


先月 ゴールデンカップスをこの番組でかけた後

ミッキー吉野の加入という話を受けてだと思います


ゴダイゴってルルイエの選曲範囲内ですか


というメッセージいただきました

 カルコザさん


好きなのはビューティフルネームと999だけれども

D,侯爵チョイスに委ねたい気がします


というリクエストで


ゴダイゴの結成は1975年で

僕の考えている


日本のポップス・シーン

ロック・シーンが

大きく成長した

未来的変化をみせた

年であると

思っていて

日本の音楽史乃

すごく大事な年



この年、

ザ・ピーナッツが解散して

一つの時代が幕を閉じ

そして


細野晴臣の「トロピカル・ダンディー」

荒井由美の「ルージュの伝言」

シュガー・ベイブの「ダウン・タウン」

ダウンタウンブギウギバンドの「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」

と言った名曲が生まれて来た

シンガーソングライター時代の幕開け


こういった現代のポップシーンにも

大きな影響を及ぼすものは

1975年に登場するのであります。


そしてゴダイゴは

1970年代後半から80年代の

日本のプログレッシブ・バンドの先駆けと

なってゆく


まあそんなわけで


カルコザさん

のリクエストにお応えして

D,侯爵が選ぶ

ゴダイゴのナンバーは


西表島旅行に思いを馳せて


□はるかな旅へ (アバランチ・エクスプレス愛のテーマ)/Godiego


1979年6月1日リリースだった

ゴダイゴ10枚目のシングル

「はるかな旅」

ゴダイゴ人気絶頂期に

リリースされるも

リリース当初 約13万枚をセールス

オリコンチャート15位

セールスは

あまり振るわなかった


アバランチ・エクスプレス愛のテーマと

銘打ってあるが

これは1979年20フォックス配信の

スパイ・アクション映画

『アバランチ・エクスプレス』の

イメージソングとして

リリースされた


にもかかわらず

スパイのイメージに合わなかった

ためか実際には使用されなかった



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■D,侯爵の『RADIO R'lyeh』第参百壱四拾参夜■
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こんやもラジオルルイエ
今宵の永遠に付き合う皆様、どうぞよろしく…


□ 今夜紹介する楽曲 □



ファンキー・ブロードウェイ/ボルテージ

レッツ・ゴー・ピーコック/ザ・ピーコックス

おまえに夢中さ/ザ・カーナビーツ

アガナの乙女/ポニーズ

ピーコック・ベイビー/大原麗子

愛しのリナ/ザ・タックスマン

汐鳴りの幻想/ザ・ボルテイジ




ファンキー・ブロードウェイ/ザ・ボルテージ



「いまの日本のグループサウンズは

歌謡曲とロックンロールの

結びついた独特なもの」


と言っていたのは

ボルテイジの事務所、

富士音楽企画の社長

木村信夫氏である。

彼がもっと外国にも

対抗できるような本格的な

R&Bバンドを作ろうとして

見つけてきたのが

ボルテイジというわけだが

GSによるR&Bカヴァーの

理想型を見ることの

できる

ボルテイジ唯一のアルバム

『R&Bビッグヒット』

に収録されている

このウィルソンピケットのカヴァー

からも

実力の片鱗を伺うことができる





レッツ・ゴー・ピーコックザ・ピーコックス



海外でも類を見ない

クジャクの鳴き声を

コーラスに取り入れた

怪作


果たして孔雀は

とぅるるるうっと

鳴くのか知りませんが


クジャクは美しいのは

オスだけだ


ということで

紳士服も派手でなきゃいかん

みたいな感じのムーブメントが

あり

そのピーコック革命を

コンセプトに

できたグループ


元々は

第一回ライトミュージックコンテスト

に出場したバンドの中から

もっとも優秀なプレイヤーを

選出して67年10月に結成した

ラヴというバンドが母体で

実力派ぞろいだったが


二年くらいで消えた


天井桟敷の

「書を捨てよ街に出よう」

の音楽を担当した事もあるくらいで

演奏はめちゃくちゃカッコいい




おまえに夢中さ/ザ・カーナビーツ


67年9月にリリースされた

2枚目のシングル

「恋をしようよジェニー」のB面


後にジャックスもカヴァーした傑作ですが


原曲はなぜか

カナダのマイナーバンド

ザ・グレイト・スコッツが

65年にリリースした

『Give Me Lovin'』のカヴァーで


カーナビーツの名付け親であり、

ミュージック・ライフ編集長だった

星加ルミ子のすすめによって


和訳を担当した臼井がエネルギッシュに歌っている



グレイト・スコッツは

ニュー・スコットランドを意味する

ノバスコシア出身である事が

バンド名の由来で

それに合わせてスカートのような

スコティッシュ・キルトを

ユニフォームにしている

(そういうパフォーマンスがカナダでもあったことに驚くが)

ザ・クーガーズみたいな

連中だったが

奇抜なファッションも虚しく

売れる事はなかった。

そんなカナダでも無名のバンドの

この曲をカヴァーしていることは

海外のガレージマニアを

驚かせているようです。


どうもそのあたりは


ミュージック・ライフ編集長だった

星加ルミ子のすすめによるもので

彼女がカーナビーツにとって

音楽的アドバイザーとして

大きな存在であったことが

半世紀たった現在になって

やっと気がつかされている

気がします





アガナの乙女/ポニーズ(1968/12


ロックというよりも

カレッジ・フォーク的な活動を

していた爽やか系GS


新宿のフォーク喫茶

”フォーク・ヴィレッジ”の

社長が


マグマックス・ファイヴ

バインズなど

アチコチのバンドから


メンバーを集めて

1967年10月に作ったグループ


半年以上の

練習をへて

68年8月25日

コロムビアから

「ブルー・エンジェル」でデヴュー


ーーーーーーーーーーーーーーーー

当時、ヤマハホールで開いた

発売記念コンサートには

1500人のファンを動員

優しい、

童謡調のこの曲はオリコンの

65位までいった

ーーーーーーーーーーーーーーーー


68年10月のモンキーズ

日本公演では

フローラル、

ブルー・インパルス

と共に前座に

抜選されるという

栄誉にも浴した


アガナの乙女


1968/12

二枚目『雨ふる街角』のB面


シタールを入れた完成度の高い

ラガーポップに仕上がっており

和製ソフトロックの名作を

数多く手がけている編曲家

東海林 (しょうじおさむ)修によるもの


だったが

当時ほとんど評価されなかった。




もっぱら歌のお兄さん的な

親しみやすさで売っていたグループで

存在感はほとんどなかった

ポニーズ




ピーコック・ベイビー/大原麗子


キノコホテルのカヴァーで

知っている若者も多いかもしれません


1964年中頃に「イパネマの娘」

の大流行が日本にも到達すると

数えきれないほど日本産

60年代ブラジル・サウンドが

聴けるようになってくる


1968年にビクターより

リリースされた大原麗子の

素晴らしいボサノヴァ・アレンジ曲

「ピーコックベイビー」


まず、大女優 大原麗子を

歌手として認識している

ひとのほうが少ないんじゃ

ないかということです


2009年

惜しまれつつこの世を去った

その生涯でたった

シングル三枚

アルバム一枚しかリリースしていない


60年代ではこの

シングル「ピーコックベイビー」

一枚しかリリースしてません。


この曲も

よくある

「女優がそそのかされて試しに歌ってみた」

シリーズです。


しかし、ヤル気があるのかないのか

判らない脱力感の漂う

かわいらしい声と

小気味よいリズム

のベストマッチングで

とんでもなく

サイケデリックな

ナンバーに仕上がっている

作曲は小林亜星、ヤッパリ。

なんでしょうね、

朱里エイコの「イエ・イエ」といい、

この時期の

小林亜星先生のキレっぷりときたら

和製クインシージョンズ



愛しのリナ/ザ・タックスマン(1968.10


京都の五人組

1966年12月に東山学園高等学校の

級友だった上月潤と吉見聖が

中心となって結成したグループ


大ファンであった

ビートルズの曲にちなんで

タックスマンと名付けた


67年から

GS登竜門「ナンバ一番」

に出演。大変な人気を得るようになる


(大阪道頓堀の

橋のたもとにあった

六階建てのレジャービル

大阪音楽の発信基地。いまツタヤになってる

タイガースやオックスもここ出身になります)


夏木マリが熱心なファンだったことでも知られる

ザ・タックスマン、


三枚目のシングル「ヨットと少年」のB面


A面に勝るとも劣らない名曲で

本来、ガレージ・マニアは

ブラスが入ることを

忌み嫌うんですが

この曲だけは許せる

と、GS研究の第一人者

黒沢進先生もおっしゃってます。



ただ、これと言って特徴のない

セールスポイントを見つけるのにこまるような

バンドだったため

その後のレコードの売れ行きは地味だった


アルバム作成の話も立ち消え


96年の終わりには

新宿「ラ・セーヌ」の

ステージを最後に解散してます


他の多くのGSがそうであるように

人気が高くても

セールスポイントの

絞り込めなかったGSは

短命だったんですよね。


--------------------------------------------

上月潤は後に

フラワー・トラヴェリン・バンドに

参加する。


ではフラワー・トラヴェリン・バンドの

前身であるフラワーズ





汐鳴りの幻想/ザ・ボルテイジ



1969年4月リリースだった

三枚目のシングルのA面

「汐鳴りの幻想」


本格的R&Bバンド

ボルテイジという

洋楽的努力も

水泡に帰すような

民謡風R&Bともいえる

異色作で


R&Bもサイケも

へったくれも無い


という姿勢が

ラジカル



コブシの効いた

ヴォーカルは

思いがけず

迫力がある




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